札幌100マイル

RSS 爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

by zoohonda

zoohonda
プロフィール

本田 直也

◆ 1976年 札幌生まれ
◆ 1996年より円山動物園勤務
◆ 担当は爬虫類館と猛禽類のフリーフライト
◆ NPO法人日本放鷹協会認定 諏訪流鷹匠。

春から夏は爬虫類を求め、北海道、沖縄のフィールドワークへ、
秋から冬は愛鷹、愛犬と共に鷹狩りへと素敵な日々を送っている。

鷹やら犬やら爬虫類やらと山の方で暮らしている。


投稿したブログ数:395件

わくわく(湧く湧く)蟲ランド最前線。

いよいよ開催間近となってきました。
夏休み特別企画「わくわく(湧く湧く)蟲ランド」
http://www.city.sapporo.jp/zoo/topics/topics2-752.html

このイベントは「人間を含め哺乳類ばかりが主役顔して生きているけど、実際生態系を支えている動物の約85%はクモやムカデ、昆虫、ゴキブリといった蟲たちなんだぞ!」をスローガンに企画されました。

内容は45種を超える蟲たちの展示、節足動物や寄生虫の専門家を招いて毎週行われる講演、研究機関による最新の学術的知見のポスター展示、そして飼育員によるふれあいやスポットガイドとなっています。

それらを通して「生態系において重要な役割を担っているにも関わらず、嫌われがちで社会的にも日の目を浴びない蟲たちの魅力を伝える」ことがイベントの目的なのです。

現在たくさんの蟲たちが爬虫類両生類館のバックヤードにて控えております。
まあどこの動物園でもこういった仕事はたいてい爬虫類担当者の仕事と相場が決まっておりまして、僕も親身になってお世話させてもらっている次第です。

また今回の蟲たちは一般市民の方々が、このイベントのために提供してくださった個体も多く含まれております。
本当にありがとうございます。

では少しだけ、この蟲最前線の様子をお伝えしますね。

「閲覧注意」、美しい蟲達にとても失礼なのでこんな表現は使いたくはないのですが、様々な事情により今回はやむを得ず使います・・・
ここから先、苦手な方は「閲覧注意」です。



今回の主役のひとり、オオミスジコウガイビル(以下KGB)
20130728-08.jpg


「黒い殺し屋」という異名を持っていますが、意外と小さくて弱そうなヒヨケムシの仲間。



漆塗されたように美しい巨大クワガタ。



園内の森でひっそりと暮らしていた巨大クリーチャー。
でもこれ噂の外来種と思われます。北海道にも上陸してたんですね。
現在調査中。



メタリックに輝く世界一美しいとされるタランチュラ。



世界三大奇蟲(誰が言ったか知らないが)、3種とも控えております。



ヤスデリング。



毛ガニかと思ったら巨大タランチュラ。



ドキドキしますね。
開催までもうすぐです。
皆様、楽しみに待っていてくださいね。
ではまだまだ準備がありますので、今夜この辺で、おしマイケル。

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