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ジビエな夜に乾杯、千石先生トークショー前夜。
Posted by zoohonda on 2007年6月16日(土) 22:37
みなさまお待ちかね。
いよいよ千石先生トークショーが明日開催されます。
天候にも恵まれそうなので、午後3時から野外ステージにて行う予定でおります。
市民の皆様、先生への質問はまとまりましたか?
せっかくのチャンスですからどんどん質問してくださいね。
そんなこんなで昨夜は最終打ち合わせと食事会のため先生のご友人宅を訪問いたしました。
晩餐会は鷹匠の伝統料理「鴨スキ」と千石先生の手料理で決定。
カモの肉をスライスして、それを鉄板で焼き、大根おろしと生醤油だけで食べます。
昔から鷹匠達はこのような手法でカモを食べてきました。
まじでうまいです。
今回用意したカモ、ぱぱっと捌いてこんな感じ。
これは僕が今年の2月に岐阜県で鷹狩りをした際に得た獲物です。
最後の1羽だったもんで、自分で食べちゃうのはもったいないなーって思ってたんですね。
ちょうど良かったですよ。
千石先生はかなり料理好き。しかも上手です。
今回はアスパラとほうれん草のおしたし、トマトスープにポテトサラダ、そしてデザートはゼリーね。
かなりヘルシーメニュー。
いやーうまかったですよ、三人前あったんですがほとんど僕一人で食っちゃいましからね。
すごく食が進んだもんでおかわりしようと台所へ行ったら「おかわりはないぞっ」って。
「えー、うそーん」仕方なくフランスパンを持ってきて齧ってました。
食後は天空の城ラピュタを観ながらしばし談笑。
世界の国々のこと、動物のこと、宮崎 駿氏のこと、話は尽きません。
ほんと楽しい晩餐会でございました。
では皆様、明日のご来園お待ちしております。
札幌市円山動物園 特別企画
千石正一先生 トークショー
~いのちはみんなつながっている~
<プログラム>
日 時:平成19年6月17日(日)午後3時~4時
会 場:札幌市円山動物園(中央区宮ケ丘3)
熱帯鳥類館横 野外ステージ(雨天時:動物科学館ホール)
※ 観客席は屋外芝生のため、帽子やレジャーシートをご用意ください。
料 金:無 料(ただし、動物園への入園料は別途必要です。)
第一部 15:00~15:30 千石正一トークショー
第二部 15:30~16:00 千石さんと飼育員によるどうぶつ質問タイム
<プロフィール>
(財)自然環境研究センター研究主幹。動物の世界を研究・紹介することに尽力し、自然環境保全の大切さを訴える。図鑑、学術論文などの幅広い執筆活動のかたわらテレビなどにも出演。著書に「いのちはみんなつながっている-西表生態学」(朝日新聞社)、「こっちみんなよ!」(集英社)「最後のゾウガメを探しに」(丸善)、「世界のネコの世界」(海竜社)など。
(引用「千石正一 いのちはみんなつながっている」http://d.hatena.ne.jp/cafesensen/)
緊急開催!千石正一先生トークショー
Posted by zoohonda on 2007年6月14日(木) 02:14
実は、千石先生が来札されております。
先日もゆっくりと園内を見学されていきました。
まあ昨年も来られていますので、今回はポイントを絞って重点的に見学。
野生のアオダイショウを撮影する千石先生。
蝦夷のアオダイショウにしばし感動。
トラと語らう千石先生。
実は一番好きな動物はイエネコ。
いやーいつも会うと思うんですが、ほんと一言一句聞き逃せません。勉強になりますよ。
千石先生は爬虫類のイメージが強いですが全ての種において造詣が深いです。
なんせ日本で最も多くの野生動物を、生息地で直接観察されている方ですからね。
またそれに留まることなく、世界中の文化、芸術、音楽、食などにも精通しておられます。
僕は、こんだけ多分野において幅広い知識を持っている人は他に知りません。
まさに乾いた砂が水を吸うようにその全てを吸収したい限りでございます。
3月に開催された「スネークアート展」に参加される予定でしたが、体調不良で残念ながら欠席。
楽しみにしていた市民の方も多かったことと思います。
千石先生もそのことを大変気にしていたのですよ。
そして園内見学中に
千石先生 「おい本田、今週の土日は俺あいてるぞ。なんかやるか?」
本田 「え?まじっすか?ちょっと園長と打ち合わせしてきます!」
そして急遽「千石先生トークショー」の開催が決定!
千石先生から札幌市民へのプレゼントです。
ほんとに義理堅いお方です。
感謝感激でございます。
市民の皆様、この機会をお見逃し無く。
多くの方のご来園をお待ちしております。
●概要
札幌市円山動物園 特別企画
千石正一先生 トークショー
~いのちはみんなつながっている~
<プログラム>
日 時:平成19年6月17日(日)午後3時~4時
会 場:札幌市円山動物園(中央区宮ケ丘3)
熱帯鳥類館横 野外ステージ(雨天時:動物科学館ホール)
※ 観客席は屋外芝生のため、帽子やレジャーシートをご用意ください。
料 金:無 料(ただし、動物園への入園料は別途必要です。)
第一部 15:00~15:30 千石正一トークショー
第二部 15:30~16:00 千石さんと飼育員によるどうぶつ質問タイム
<プロフィール>
(財)自然環境研究センター研究主幹。動物の世界を研究・紹介することに尽力し、自然環境保全の大切さを訴える。図鑑、学術論文などの幅広い執筆活動のかたわらテレビなどにも出演。著書に「いのちはみんなつながっている-西表生態学」(朝日新聞社)、「こっちみんなよ!」(集英社)「最後のゾウガメを探しに」(丸善)、「世界のネコの世界」(海竜社)など。
(引用「千石正一 いのちはみんなつながっている」http://d.hatena.ne.jp/cafesensen/)
コモチカナヘビの楽園
Posted by zoohonda on 2007年6月4日(月) 23:04
会議出席のため道北のとある場所へ行ってきました。
道北と言えば・・・
そうですね、我が北海道が誇るコモチカナヘビの生息地です。
コモチカナヘビは日本では北海道の道北の一部にしか生息してない貴重なトカゲです。
この種の特徴はなんと言っても卵胎生であることでしょう。
卵を体内で孵化させちゃって、子供を直接出産するんです。
寒冷な土地に生息しているため、卵の時期のリスクを減らしているんですね。
国内で飼育を行っているのは円山動物園だけで、毎年生息地での調査も行っています。
ここは、道北のとある場所。
コモチカナヘビの生息地です。広大な湿地帯ですね。
気温は11℃、まだまだ肌寒く爬虫類の匂いはまったく感じられません。
この時期(5月下旬)に観察に来たのは初めてでした。
だって、まだかれらは冬眠中ですからね。
小一時間ほど歩きましたが、コモチカナヘビの姿は一匹もありません。
以前別の生息地でも調査したのですが、彼らが本格的に活動を開始するのは6月中旬~下旬にかけて。
んで、観察できるのは9月の下旬くらいまでかな。
つまり1年で活動している時期ってのは3~4ヶ月程度なんです。
だからね、この時期に観察できないことなんて百も承知なんです。
でもね、僕は絶対に活動している個体もいると推測してるんですよ。
この時期でも絶対にいるはずなんです。
だからね、すぐにあきらめず自分を信じて、観察を続けました。
いた。
やっぱいたでしょ?ね?まじでしょ?
そう、昨年産まれの幼体です。
幼体は体も小さく代謝も高いため、季節の年変化に敏感です。
多少温度が上がれば活動するはずなんです。
だから親個体よりも活動開始する時期が早いんですよ。
たとえば10月の観察では、まだ気温が高くても親個体の姿は1匹もありません。
すでに冬眠準備に入っているんですね。
日長の変化などで体内リズムの年変化が規則的に働いているんです。
でも幼体はまだたくさん活動しているんですよ。
だいたい親個体よりも前後1ヶ月くらいは長く活動しているみたいですね。
結局この日は合計で5匹の幼体を観察。
非常に満足でした。
ここも7月に入れば、たくさんのコモチカナヘビを観察できます。
でも生息地は局所的で、絶滅に瀕している種類なんですよ。
円山動物園は彼らの調査研究をこれからも続けていくつもりです。
みなさんも一度生息地に足を運んで観察してみてくださいね。
場所は道北のとある場所です。
スネークハンタースターシリーズ①
Posted by zoohonda on 2007年5月10日(木) 00:25
こんばんわ、ガララニョロロです。
世界には伝説のスネークハンター達が存在します。
彼らは寝ても覚めても頭の中はヘビだらけ。
ひたすら自分の哲学、掟に従う「生きるケダモノの世代」なんですよ。
僕はそんな紙一重な彼らを愛し、尊敬しております。
そして皆さんお待ちかね、いよいよ今夜から始まりました。
「蝦夷のスネークハンター」こと本田がお送りする「連載・世界のスネークハンター」。
記念すべき第一回目はこの方
そう、皆さんご存知オーストラリアが生んだスネークバスター「ブルース・ジョージ」
オーストラリアは毒蛇の宝庫で、噛まれたら即死ものの種が人家付近にもたくさん生息しています。
彼の仕事は「人間とヘビのなわばり争いを解決する事」。
猛毒ヘビ「デスアダー」に指を噛まれ生死の境をさまよう経験をしながらも
駆除依頼があれば特別仕様のスネークフック(捕獲道具)を背負いどこにでも駆けつけます。
全身タトゥーでハーレーに跨るその姿は胡散臭さいっぱいですが、彼は常にヘビの味方です。
彼の弱点は最大の特徴でもある、その全身のタトゥー。
毒蛇って捕まえた時に毒牙から毒が飛び散ることがあるんです。
その飛び散った毒が、彫りたてのタトゥーの傷口に入ってしまうんですね。
かかった毒をちょっと焦りながら洗っている姿はとってもニヒル。
てゆーか長袖着ればいいじゃん。
でも捕獲したヘビは絶対に殺しません。
必ず人里離れた場所まで運び、声をかけて放してあげます。
そして報酬は一切受け取りません。
ほんとに好人物なのですよ。
しかし残念なことがあります。
いつもいつも「ヘビを捕まえる際のアクションが地味」なのです。
外見とは違い、尖んがった振る舞いは決していたしません。
また年のせいか、動きも鈍く諦めも早いです。
とにかくヒヤヒヤ、ドキドキ感がないんです。
冷静に安心して見ていられるんですね。
そんなこんなでどうしても物足りなさを感じてしまうのは否めません。
カリスマ度★★☆☆☆
ちなみに僕の場合
まったく無害のシマヘビを捕まえる時なんかも、かなりなオーバーリアクションです。
図々しいったらありゃしない。
Posted by zoohonda on 2007年3月26日(月) 00:06
こんばんは、
昨日、所用により日帰りで東京へ。
朝一の便で出発。
相変わらずこきったない街で僕はちょっと苦手なんだな。
空気が黄色いしね。
すすきのと同じくらい苦手だな。
そのままお茶の水に入り打ち合わせ。
んで終了したのが4時すぎ。
そして僕の人生の師であるゴッドファーザー長坂拓也氏と一緒にいざ上野動物園へ。
新しいクマ舎、「クマたちの丘」を見たかったんですよねー。
到着したのは閉園間際。
とりあえず、斉藤まり子女史へ電話。
まり子さんは上野動物園の敏腕飼育員。
コアリクイの人工保育をなどを成功させ、
その飼育技術の高さは誰もが認めております。
強い信念を持った素敵な女性でございます。
そして、なによりカラオケがすごくうまい。
でもちょっとだけスナック風。
新しいクマ舎にはマレーグマ、ツキノワグマ、ヒグマ、コツメカワウソ
などが展示されているのですが、もう閉園だったためすでに室内に収容済み。
いやー本当だったらこの木にマレーグマが居たはずなんです。
樹上のマレーグマ見たかったなー。
この施設で最も特徴的なのはここ
人工冬眠施設。
ここでクマを人工的に冬眠させて、そのメカニズムを科学的に分析し、解明する。
やっぱ上野はやるね。上野動物園には学問がしっかりと根付いている。
リスやヤマネといった他にも冬眠する哺乳類たちもいましたよ。
その後は笑顔がキュートな井手さんに案内していただいて
バックヤードを見学させていただきました。
ゴッドファーザーもご満悦。
シュールだ・・・・なにげにシュールな顔だ。
まり子様、井手様、忙しい中ありがとうございました。
閉園後に手土産も持たずにやってきた僕達を暖かく迎えてくれて・・