札幌100マイル

爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

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イグアナショック。

皆さんは「イグアナショック」という言葉を知ってますでしょうか?






もし知らなくても全然大丈夫、気にしないでください。
なぜなら僕が2分前に作った言葉なんですから。ええ。

イグアナショックとはこういう状態の事なんです。
サイイグアナの展示場、もぬけの殻です。


ではイグアナ達はどこにいるかというと
こんな感じ。


一日中死角にこもりっきりで姿を見せません。
もちろん餌もまったく食べてません。


ほんと思春期の中学生のように食事の時間になっても茶の間にすら降りてこない。
そんな状態がしばらく続いているんですね。

原因は明白なんです。
先日、健康診断やら体長測定やらで捕獲していじくりまわしたからなんです。

サイイグアナはドイツのフランクフルト動物園との共同繁殖計画によって2ペアが来園。
大切な計画ですから関係機関に報告義務もあるし経過記録も重要ですからね。

捕獲されたサイイグアナ、健康状態良好、順調に成長しております。


サイイグアナは捕獲されると空気を吸ってパンパンに膨らむんですよ。
これは危険な場面になると岩の隙間に入りこんで、体を膨らませて引っ張り出されないようにしてるんですね。
岩場に生息するトカゲにはこういう粋な習性を持った種がけっこういます。

左がメス、右がオス。
内またに「そけい孔」というのがあるんですけど、これが大きいのがオス。



まあこういった一連の事情がありまして、イグアナ達もご機嫌斜めなわけなんです。
爬虫類、両生類ってのは実にこういう事が多いんですよ。
イグアナショックの他にもヘビショック、カメショック、カエルショック、多々見られます。
だから病気で治療が必要な場合も要注意なんです。
治療時のショックで余計に悪くなるなんてこともあるんですから。
本末転倒、獣医さん泣かせの動物なんですよ。

では皆様、あと2,3日もすれば多少は気分もゆるんで来ると思いますのでそれまでご了承ください。






ヨウスコウワニ、彩の国へ。

先日2009年生まれのヨウスコウワニ2頭を埼玉県こども動物自然公園へ搬出しました。








これで円山動物園で管理している仔ワニは4頭となりました。
最初は17匹いましたからね、ここから仔ワニ達が更なる希望を背負って全国へと旅立って行ったのです。

新天地でワニっ仔の担当となる飼育員の和久井さん、埼玉からお迎えにきてくれました。


和久井さんは爬虫類は大好きなんだけど、カエルが苦手。特にヒキガエル。
なんかね、カエルの話をすると急にノリが悪くなるなーとは思ってたんですよ。
「あれ?ひょっとしてカエル苦手?」
「ええ」
あは。

ヨウスコウワニは国際希少野生動物です、全個体がマイクロチップによって管理されています。
リーダーを当て搬出する個体を確認。


オッケー、ザッツアリゲーター。


一応僕のマイクロチップもチェック。
知らない間に埋められてたら大変ですからね。


とりあえず大丈夫そうです。

そしていよいよお別れです。


実に感動的です。
今回も多くの方達に見送られ彩の国へと旅立っていきました。
前回の様子→http://sapporo.100miles.jp/zoo_honda/article/202 


それでは埼玉の皆様、こども動物自然公園まで是非会いに行ってくださいね。








御礼。

先日の地下歩行でのトークショー。
来てくれた皆様、そして通りすがりで寄ってくれた皆様に、感謝いたします。

やっぱこういう場所でやるからには「通りすがりの方々」に足を止めて聞いてもらいたいなって思っておりましたよ。
普段は動物園、ましてや爬虫類・両生類なんかには全く興味のない方々にトークを聞いてもらって「お、なるほどじゃあ今度爬虫類館に行ってみるか」って思ってもらえたら本望でございますね。



斎藤准教授の専門である建築環境という分野が、人間の住だけではなく、より繊細な爬虫類・両生類の住をデザインする上でも非常に有効であるって事が理解していただけたと思います。
今後ともお互いの発展のために強固な関係を維持していきたいですね。

そして僕は久しぶりに里へ下りた為、一撃で風邪をひいてしまいました。
改めて自分の免疫システムの未熟さに苛立ちを感じております。
やっぱ街はおっかねーな。
イワコデジマイワコデジマ。

は虫類・両生類館ガチャガチャ。

現在話題の「円山動物園は虫類・両生類ガチャガチャ」
実際に館内で暮らす素敵なクリーチャー達の缶バッジが入っております。
さっそくやってみましたよ。
http://sapporo.100miles.jp/zoo_zakki/article/480


とにかく僕はなんてったって「キン消し」世代ですからね。
ほんとガチャガチャが大好きで、ガチャガチャによってこれまで何度も身を滅ぼしてきているんです。
アトランティスが欲しいがために全財産を注ぎ込んだり、結果スカルボーズとザ・シークを大量にストックしたり、曲がったキン消しを熱湯でふやかして直してる時に火傷したりと、とにかく筋金入なんです。
わかる方だけ気持ち察してください。

いやーでもこのキャッチコピーに驚かされましたよ。


ほんと購買意欲そそられます。
一回300円なり、とりあえず吉田飼育員にお金を借りてやってみました。
ほんとは財布に330円入ってたんだけど、ジュースが飲みたかったので嘘をついてしまいました。


この出てくる瞬間、ほんとドキドキするんですよね。


キン消しだったらこの段階でもう判断できちゃうんですよ。
「あ、くそ、またスカルボーズだ」ってね。

ではさっそく開けてみます。


お、アメリカドクトカゲとヨウスコウワニ。


んーなんでしょう。。。んーまあなんというか。。。
ま、例えるとステカセキングとカレークックって感じでしょうか。
つまりまあまあかなってことです。

全部で24種類。
一番人気はソバージュネコメガエル。
皆様これが欲しいがために何度もガチャってましたよ。


でもやばいですね、持病の収集癖が再発しそうです。
こりゃ下手したらありますよ、小4以来のガチャガチャ破産。
25年前の悪夢が頭をよぎります。

とりあえず作業着Tシャツに装着してみました。


実にしっくりきますね、仕事もはかどりそうです。

礼服、喪服にもいけますよ。


急な冠婚葬祭にも対応可でございます。

そしてロンジャンにもよく似合う。


ちょっとハードにいきたいあなたにオススメです。

TPOに合わせいろいろな使い方ができる「は虫類・両生類バッジ」。
みんなで大人買いして大人げない一面をさらけ出してみませんか?
では皆様、ガチャガチャ前で会いましょう。

シダ満開。

園内の桜もきれいですが、北海道ゾーンのシダ類も一気に伸びてまいりまして,
今が見ごろでございます。

ニホンカナヘビとニホントカゲ



エゾサンショウウオ



ニホンアマガエルとエゾアカガエル




これら北海道産ゾーンのビバリウムを飾る野草類は、近所で採集してくるんですよ。



いやー実に楽しいですよ、野草ハンティング。
山菜採りに夢中になってしまう人の気持ちがわかりますね。



コタニワタリ。
ザッツ、マイフェイバリットシダです。



他にもこんなのやら



こんなのまで
20110514-08.jpg


夢中でいろいろ採りまして、そして最後は「草かぶれ」。
20110514-10.jpg

しかもこのかぶれ方、非常にレアな「北海道型」です、利尻、礼文など離島まで再現されてます。
これは一体なんの呪いなんでしょうか。
きっとコロポックルの仕業だな。

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