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爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

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『あき竹城』タグの付いた投稿

ドキュメンタリー。

いやー冬到来ですね。
冬はやっぱりさみーなー(あき竹城)





実はドキュメンタリー番組が製作されているんです。
NHK 「北海道ひと物語」
http://www.nhk.or.jp/sapporo/pg_guide.html
そう、僕の人生を描いた番組が作られているんです。
まあ時期が時期なもんで爬虫類色は薄く鷹匠としての活動が主なんですが。
んで昨日全ての撮影が終了したんですよ。
長かった・・・打ち合わせ期間も含めなんだかんだで一ヶ月くらいかかりましたからね。

僕はドキュメンタリー番組にはかなりうるさい方でしてね。
毎日ナショジオ、ディスカバリー、ヒストリー、アニマルプラネットなんかを観ながら暮らしてますから。
でも今まで数々の野生動物を題材としたドキュメンタリーを観てきたけど、心に残る物ってほんと少ない。
人間側の捻じ曲がった主観的視点の中だけで野生動物を映し出しちゃっているわけですよ。
そこには野生動物を理解する際に最も重要な客観的視点が欠如してしまっているわけです。

野生動物ってそのまんまの姿だけで感動できる存在なんです。
わざわざ「お涙ちょうだいストーリー」という不自然な囲いを作り、そこに強引に野生動物を入れちゃう必要はないわけです。
名画「モナリザ」のおでこに「こうした方が良いんじゃない?」って感じで「肉」って書き込んでしまうくらいありえないことだと思うんですよね。
そのまんまで十分感動できるし素敵なんです。

まあテレビ的にはそれでおもしろいのかもしれないですけどね。
でもそんなんで野生動物達の捻じ曲げられた姿が世間に広がるのはつらいものですよ。
テレビの持つ影響力ってものすごいものですからね。
誰に対しても刷り込み可能なわけですよ。

だから今回も最初は「鷹と人間の友情物語」みたいなものを作りたいのかなって思ったんですね。
そもそも鷹と人間には友情も信頼関係もないわけですから無理なんですよ。
人間のものさしなんかで単純に測ることのできない関係なんです。

でも違いましたね。
今回、発案企画したディレクターの大海さん。
自然番組専門に作っている方でしてね、でもこの方はすごかったですよ、ほんと。
僕よりも全然年下なんだけど、強烈に熱心でしつこくておもしろい人。
まあ僕もこの方の熱心さに惚れ込んでしまいましたよ。

最初は彼もなかなか僕の動物観が理解できなかったようなんですね。
でもそのまま番組を作ってしまったらそれは全部「うそ」になってしまうわけです。
だから自分自身が納得できるまでとことん突っ込んでくるんです。
二時間、三時間の話し合いは当たり前でしたからね。

前夜朝方まで仕事してても朝薄暗いうちに家にやってきて鷹の訓練に同行。
そして職場では爬虫類の世話を一緒にやって、再度打ち合わせ。
休日は一緒に鷹狩りへ出かけ、自ら勢子(獲物の追い出し)をやってくれる。
とにかく理解しようと必死なんですね。
ほんとこんな方に番組を作ってもらえるんならこちらも気合が入りますって。
とりあえずどんな感じで映し出されているのか楽しみですよ。

ま、僕が希望するようなストーリーはこんな感じかな。
越後のちりめん問屋になりすました僕が諸国漫遊しながら鷹狩りをするみたいな。
印籠を出すタイミングも難しいよなーここでどれだけの人に鳥肌を立たせられるかですよ。
んでラストはなぜか断崖絶壁ね。
ここで襲い掛かってくる犯人を間一髪で逮捕、見事事件解決ですよ。
そしてエンディングテーマはもちろん「聖母たちのララバイ」。
岩崎宏美の美声に乗せてエンディングロール。
ほんとゾクゾクしてきますよね。

ええ、僕はドキュメンタリーにはうるさい方なんです。

マイナス思考。

いやーいつのまにか秋ですね。
あき竹城ですよ。

実は先日ね、古い友人が久しぶりに訪ねてきたんですよ。
その彼はもう自他共に認める悲観的な人でしてね。
自分でもそのマイナス思考っぷりを売りにしてるような人なんですよ。
仕事や恋愛、いろいろ悩みを打ち明けるんだけどハッピーエンドはありえない、結末は常に最悪なんですね。

とりあえずダメなのがね、彼ったら部屋の中なのにサングラスを取らないんですよ。
しかも顔が半分隠れるくらいのでかいタイプね。
「お前はトムキャットか」って。
まずそのトムを取れ、話はそれからだって。
まあそんな、されどロッケンローな雰囲気で時は過ぎていきましてね。

そして案の定小一時間くらい延々と悲観的な彼の悩みを聞かされまして。
そしていつものように「どう思う?」って聞いてくるんですよ。
だからね、「とりあえず何があっても世界の終わりじゃないから」って一蹴しておきました。
そして「少林サッカー」と「カンフーハッスル」の2枚組みDVDを貸してあげましたよ。
とりあえず黙ってこれを観ろってね。
これで彼も救われるでしょう。

何がダメってマイナス思考が一番ダメだと思うんですよ、僕は。
悩んだって結果は同じだし、もし結果がダメでも世界の終わりじゃないんですから。

だったらその過程くらいは前向きに楽しくやった方が絶対良いでしょ?(吉田飼育員くらい)。
あまり悲観的なことやリスクばかりを口に出すのは良くないですよ。
言霊ってのもあるしね。

僕なんてね、かなり早い時期に人生開き直ったところがあるもんでね。
それからってもの、いつもかなりのプラス思考ですよ。
徹底的にマイナスを排除しますから。

僕はマイナスドライバーすら持ってませんからね。
おかげでいつもネジ山が変になってますよ。
マイナスイオンもダメ、プラスイオンでいつも体がダルダルね。
検査はいつも陽性だし。
まあウソですけどね。

でも生粋のマイナス思考の人はこれくらい徹底したほうがいいかもしれませんよ。

では今宵はどうでもいい話でお茶を濁しておきます。
皆様ごきげんよう。




我が家の新しい仲間。
今月、スコットランドのブリーダーさんのご好意で譲っていただきました。

人ではなく親に育てられた鷹、当然ものすごい神経質。
僕が所属している流派のイベントの日まで仕上げないといけないため毎朝、毎夕、訓練に勤しんでおります。
正直胃が痛い・・・

ダメかもな・・・時間ないしな・・・忙しいしな・・・今回はうまくいかないかも・・・お腹いたい・・・
マイナス思考はいけません。

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