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爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

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『総排泄孔』タグの付いた投稿

お得な情報

全国2千万人、雌雄判別ファンの皆様こんばんは。
今宵はお得な情報第一弾として、「ヘビの雌雄判別法」についてお知らせします。

まあ慣れた人ならちょっと見れば、すぐに雌雄の違いは区別できるのですが
今回は確実に見分ける方法を紹介したいと思っております。

今回お送りする情報は皆さんご存知、2大雌雄判別法の一つ「プロービング」です。
プロービングをするには当然この道具が必要ですね。
はいこれ


「セックスプローブ」です。
細いのから太いのまで5本、赤ちゃんから大蛇まで幅広いニーズに合わせ取り揃えております。

ではさっそく使ってみましょう。
本日雌雄判定を受けるのはこのお方


極悪面のヨナグニシュウダ♂(じゃあしなくて良いじゃん)
日本最西端の島与那国島に生息する貴重なヘビです。
今回繁殖計画を実行するにあたり雌雄判別を行ないました。

シュウダってのは「臭蛇」って書きます。
興奮させるとものすごく強烈な臭い汁を出す蛇なんです。
手についたら大変、洗っても簡単には落ちませんよ。
性格はいたって極悪。
顔を見てください、ヘビ業界においてもこんな悪人面はそうそういません。

んで巨大です。2m近くあります。
しかもでかいくせに動きが早い。
捕まえると頭を振り乱し、強烈な臭い汁を撒き散らしながら、あたり構わず噛み付いてきます。
ほんと最悪です。
でも僕はこのヘビが死ぬほど好きなんですね。


まずヘビを捕まえて尾の部分を引っ張り出し、「総排泄孔」をこちらに向けます。
あっその前に総排泄孔について説明しますね。

「ヘビの肛門はどこにあるんですか?」ってよくお客さんに聞かれます。
ヘビには穴が一つしかありません。
糞も尿も産卵も交尾も全てその穴で行ないます。
一つの穴がすべての役割を果たす、だから「総排泄孔」なのです。

んでプローブをこの総排泄孔に差し込むんですね。


まあ、どっからどう見ても♂なんですけど一応実施いたしました。
プローブが差さっている場所が「総排泄孔」ね。
ここからウロコの形状が変わっているのわかります?
画像上側が尾、んで下側が腹。
つまりヘビはここから腹と尾が区別されるんですよ。



脇の方から尾の方へゆっくりと差し込みます。
腹側に差したらダメですよ、腸が破けます。

ゆっくりゆっくりクルクル回したりしながら止まるまで差し込んでいきます。
んで止まったら抜いてくださいね。


ここまで入りました。
間違いなく♂です。
♂の場合、総排泄孔の中に生殖器が入ってます。
その分スペースが広いんですね、だからプローブが深く入るんです。
♀の場合は生殖器がありませんからスペースが狭い。
だからプローブは少ししか入りません。

んで♂の場合、生殖器があるから総排泄孔の下側が太いんです。
♀はそれがないので総排泄孔から下が急に細くなるんですねー。
これが外見からの雌雄の見分け方です。

次回は2大雌雄判別法の2つ目、「ポッピング」についてご紹介いたします。

では知って得する情報でした。
急な出張の際などに是非お役立てください。

注) ちなみに今こうしてブログを書いてる時も手がものすごく臭いです。
   吐き気がします。
   シュウダを扱う際は必ず手袋をはめましょう。

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