札幌100マイル

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爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

by zoohonda

zoohonda
プロフィール

本田 直也

◆ 1976年 札幌生まれ
◆ 1996年より円山動物園勤務
◆ 担当は爬虫類館と猛禽類のフリーフライト
◆ NPO法人日本放鷹協会認定 諏訪流鷹匠。

春から夏は爬虫類を求め、北海道、沖縄のフィールドワークへ、
秋から冬は愛鷹、愛犬と共に鷹狩りへと素敵な日々を送っている。

鷹やら犬やら爬虫類やらと山の方で暮らしている。


投稿したブログ数:395件

洞爺湖サミットに向けて提案。ドイツ連載4

今年は洞爺湖サミット。
環境サミットってこともあってメディアも様々な情報を発信しておりますね。
だからね、僕もこれに便乗して「キャンペーン」を提案したいと思ってるわけですよ。
名付けて「今何℃だ?運動」。

これは世界中の人々が皮膚感覚を研ぎ澄まし、テンプマンになってもらうことを目的とした草の根運動です。
まず国民一人一人にイカしたデザインの「温度計ストラップ」を配布し、携帯に付けてもらうんですよ。
これで皆さん温度というものを確実に意識していく。
よく配布されてるペラペラ温度計じゃダメっすよ。あれじゃあすぐにゴミ箱行きですから。
誰もがシビれるデザイン、絶対にかっちょよくないとダメですね。

このキャンペーンのスローガンは「今何℃だ?」。
とにかく遭う人ごとに「今何℃だ?」って互いにクイズを出し合うんですよ、挨拶代わりにね。
「今なーんどだっ?」って少しおどけて言ってみせるのがより効果的です。

このクイズによって人々は楽しみながら温度や環境について関心を持っていくわけです。
みんな結構テンション上がると思うし、ムキになると思うんですよね。
温度当て対決に負けたくないもんだから、常に温度計をチェックする習慣が付く。
皮膚に全神経を集中させて、情報を得ようと必死になっていくんです。

もう常に頭の中は温度のことでいっぱいですよ。
これによってイヤでも皮膚感覚がどんどん研ぎ澄まされていくんですね。
そして気付いたころには「テンプマン誕生」ってわけです。

そしてね、年に一回「今何℃だ?全国大会」を開催するんです。
全国からテンプ猛者達を集め、温度当て対決を実施。たぶんかなりの激戦が期待できますよ。
たぶん0.2℃の差で勝負が決まるでしょうね。
そして優勝者には「テンプマンジャケット」と「白いギター」をプレゼント。

これらの活動は同時に世界にも発信していかなくてはなりません。
世界各国にテンプマン大使を置き、積極的なキャンペーンを行うわけですよ。
そうだなー日本大使は西田敏行、米国ならジョニーデップ、英国ならサイモン・ペグって具合にね。
そして4年に一度、「今何℃だ?世界祭典」の開催。
優勝者にはテンプマンジャケット、白いギターの他に「テンプマンマスク」をプレゼント。
ミル・マスカラスばりのね。
このマスクを被っていれば、社会的に様々な特典が与えられ人々から尊敬の念を集めることができるのです。
でも決して素顔を明かしていけません。



20080418-00.jpg

「今なーんどだっ?」


「爬虫類と猛禽類のDeepな世界」は7割妄想、2割幻想、1割作り話でお送りしております。
でも僕はみんなが言うほど嘘つきではありません、ホラを吹くだけです。
ダンケダンケ。

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