札幌100マイル

RSS 爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

by zoohonda

zoohonda
プロフィール

本田 直也

◆ 1976年 札幌生まれ
◆ 1996年より円山動物園勤務
◆ 担当は爬虫類館と猛禽類のフリーフライト
◆ NPO法人日本放鷹協会認定 諏訪流鷹匠。

春から夏は爬虫類を求め、北海道、沖縄のフィールドワークへ、
秋から冬は愛鷹、愛犬と共に鷹狩りへと素敵な日々を送っている。

鷹やら犬やら爬虫類やらと山の方で暮らしている。


投稿したブログ数:395件

出産。

またまたご無沙汰でございます。
妄想にふけっているうちに、いつのまにやら夏は過ぎ去り秋が来ておりました。
芸術の秋、読書の秋、そして秋竹城。
文化を育む季節の到来ですね。

秋は読書に没頭したいと思っておりますよ。
実はこう見えて僕は読書家でしてね、知的財産貯蓄の為には投資を惜しみません。
金がない時は借金してでも本を買う、そんな若き日の勝海舟のように粋な暮らしをしているんですよ。
もちろん今宵も名著「月刊ムー」を片手にポテルカ食いながら、質の高い知的スキルを養うつもりです。
日々普心中、そして日々素寒貧なこの生活が大好きでございます。

そんな中、爬虫類館では新たなクリーチャーが誕生しましてね。


これ、アルマジロトカゲのベイビーです。
この種は胎生種で、子供を直接出産するんですね。
妊娠してるのはわかってたんだけど、一体いつ産むの?って感じだったんですよ。
そしたら先日突然一匹増えてるを確認したんです。
なんとも不思議な光景でしたね、久しぶりに胸がネヤネヤしちゃいましたよ。

しかしこんなイガグリみたいな仔を産むんですからね、さぞ痛かったでしょうね。
ラマーズ法を駆使しても決して解決できない苦しみだったでしょう。
ほんとお察しします。



寝る時は家族一緒。
このトカゲは集団で生活しておりますので、親とも常時同居管理です。
極稀に子供が食われてしまうこともあるようですが、通常はありえません。
トラブルもなく順調に成長しておりますよ。


ほんとだったら繁殖成功!って声高らかにお知らせしたいところなんです。
でもね、今回の繁殖はちと怪しい・・・
アルマジロトカゲが円山にやって来てから2年くらい経過しております。
今回の結果は計画的ではないし、実は交尾すら確認してないんですね。
この種の妊娠期間は半年程度って言われているんだけど、いろいろ情報を集めていたら環境や状況によっては2年くらいお腹にいることもあるらしいんですよ。
持ち込み腹、つまりすでに妊娠している状態で円山に来た可能性もあるわけなんですね。
僕としては、なんとなく持ち込み腹の可能性が高いような気がしてならないわけなんですよ。
まあ現段階では証明はできないもんで、来年も繁殖したら声高らかに発表させていただきます。
そんなこんなで今回はここだけでそっと報告させていただきますね。

では皆様ステキなサンデーをお過ごしください。

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