「THE 飼育」。
Posted by zoohonda on 2010年8月3日(火) 02:40
あまりの放置プレーにより、瀕死状態のこのブログ。
入院説、異動説、死亡説と知人の間では流れていたようですが、再びこのブログに息吹を与えるべく戻ってまいりました。
なんだか久しぶりに登校して、仲間に受け入れてもらえるかちょっと不安な中学生の気分です。
皆様なにとぞよろしくお願い致します。
皆様お元気だったでしょうか?
僕もそれなりに元気です。
町内会費を集めに行ったり、広報さっぽろや選挙のチラシなどを配布したりと日々活躍しております。
もちろん動物園でもバリバリやっておりますよ。
なんたって新爬虫類・両生類館の建設が開始されましたからね。
40年に一度あるかないかの大事業です。
そりゃ僕も休日返上でハッスルしますよ。
ほんと毎日気分は超YPです。(過去ログ参照)
今僕が動物園で主に取り組んでいるのは、もちろん「飼育」です。
いや飼育という表現では足りません、ここではあえて「THE 飼育」と言わせていただきます。
なんとなく「ものすごく飼育」みたいな感じの意味だと理解していただけるとありがたいです。
今ですね、新爬虫類・両生類館に向けて、国内外からたくさんの生物達が集まってきているんですよ。
そんなこともあって現在の管理個体数は200を越えております。
現在のバックヤードはこんな感じ。
もうね、どこになにがいるのかわからないって感じですね。
でもね、どこになにがいるかはちゃんとわかってます。
閉鎖された昆虫館も爬虫類、両生類たちのバックヤードとなってるんですよ。
うちの風呂よりでかいケージが所狭しと並んでおりますね。
要求する条件が異なる種を一箇所で管理するってのは非常に難儀でございまして。
特に昆虫館ね、ここは全面ガラス張りの施設です。
ほんとこういう環境ってのは最も飼育に向いていないって気がしますね。
とにかくね、日射の影響をモロに受けてしまうんですよ。
陽が照れば高温になりすぎ、陰れば温度が足りなくなる。
もう毎日太陽との戦いでしてね。
ほんと今まで生きてきて、太陽に対して憎悪を憶えたのは初めてですよ。
爬虫類・両生類ってのはシビアな温度環境を要求します。
気まぐれな太陽さんと雲さんの動きで、一日中温度を監視し管理しなくちゃならないわけです。
まあそのおかげで僕の体内サーモスタットは非常に研ぎ澄まされましたよ。
たぶん何千万もする設備機器よりも、僕が動き回った方が良い環境を作れますね。
まあそんなこんなで気分は超YPなんですか、日々ピリピリしちゃうんです。
しばらくそんな日が続くと思いますが、新爬虫類・両生類館の完成は来春です。
どうか皆様期待してくださいね!
素晴らしい施設にするため職員一丸でがんばりますよ!
必ず市民の皆様に誇りに思ってもらえる施設になります!
僕もにんにく卵黄の過剰摂取でがんばっていきます!
なんか変なテンションになってきたのでもう寝ます!
それでは皆さんおやすみなさい!