札幌100マイル

爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

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2012年06月 の投稿一覧

トッケイ。

美しいトッケイヤモリ



トッケイヤモリはポピュラーな種ではありますが「でかい」「凶暴」「派手」「丈夫」と多くの魅力を兼ね揃えたヤモリでございまして、展示を目的とした場合どんな希少なヤモリよりも何倍ものメッセージを発信してくれる存在なんです。
ある意味動物園にとっては欠かすことのできない種と言ったら少々過言かもしれません。

そんなトッケイヤモリ達が勝手に卵を産んでおります。


わかりますか?2粒の卵。


トッケイはある一定の条件を満たした環境下で管理すればとどんどん産卵し、どんどん増えていくんですね。
知らない間に孵化し、脱走した赤ちゃんヤモリを部屋で見かけたなんて話も6年に1度くらいのペースで耳にします。

こんな感じで卵を隠してしまっている事もありますが、是非観察してみてくださいね。


まさに生命の繋がりを目の当たりにできると思います。
でも無精卵かもしれません。

同居しているモエギハコガメ。


モエギハコガメとトッケイがお届けするこのシュールな雰囲気。
皆様もご堪能ください。

講演会のお知らせ。

7月1日(日)、札幌エルプラザにて講演会を行います。

野生動物リハビリテーター主催の講習・講演会。
僕の出番は2日目の午後からです。
講演会は参加無料ですが、協会非会員の方は予約が必要です。
お暇な方は是非お越しくださいね。

詳細はこちら。
http://www.wra-hokkaido.org/information/seminar.html
<リハビリ講演会>
2012年7月1日(日)12:30-15:30
札幌市環境プラザ2階・環境研究室
講師:本田 直也氏 札幌市円山動物園飼育員・諏訪流鷹匠
演題:寒冷地における飼育動物の暮らしと環境
受講料無料:会員以外の方は予約が必要です。


バランス2。

今朝のインドセタカガメ。



またお会いしましょう。

ミドリニシキヘビ。

美しきミドリニシキヘビ。







このヘビ、完全なる夜行性で日中は絶対に動きません。


この木に巻き付く独特なスタイル。
つまりこれは寝ている状態ってわけです。

寝ているだけでこんなにも美しく妖艶なんです。
ただ寝ているだけなのに、こんなにも人々を魅了してやまない動物が他に存在するでしょうか。

僕だって休日の昼間はずっと寝ています、そしてたいてい胸の上にはネコが乗っています。
でもその寝姿は決して人々を魅了できるもんではありません。
想像してみてください。
貧相で将来餅とか喉につまらせそうな男の上に猫が乗っているんです。
もうこれは昼寝というか、猫の怨念か何かで気を失っている人にしか見えません。
つまり何を言いたいかというと、このヘビの寝姿の美しさは物凄く異例だということなんです。

では皆様、この美しい寝姿はいつ来ても必ず見ることができます。
いや、この姿しか見れないと言った方が正しいでしょう。
ご来園お待ちしております。


アースデイ。

アースデイが始まりました。
6月2日、3日、爬虫類・両生類館では「究極のエコ動物・爬虫類・両生類の世界」と題してパネル&生体展示行っております。



パネル展示の様子。
「究極のエコ動物・爬虫類、両生類の世界」となっておりますが、なぜか両生類には一切触れておりません。


大人気、触られたり乗られたりとケチョンケチョンの剥製たち。


そして11時30分と14時30分の2回、皆様の前にヘビ達が登場します。




ヘビを真剣に見ている子供達。


僕の手にいるのはカラスヘビの唐十郎。
動物園産まれの12歳です。


老齢個体で、たまに自分の尻尾を食べて苦しんでいることもありますが、まだまだ元気です。
ネズミを捕まえるのも上手だし、生きたカエルもガンガン飲みます。
とても僕には真似できません。


おまけにこの美貌と性格の良さ。
ほんと、彼ったら僕に無い物全てを持っていますよ。

では明日の最終日、皆様のご来園を唐十郎と共にお待ちしております。

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