2014年01月 の投稿一覧
北海道爬虫両生類研究大会のお知らせ。
Posted by zoohonda on 2014年1月20日(月) 20:25
1月25日(土)円山動物園動物科学館ホールにて北海道爬虫両生類研究会の大会が開催されます。
http://www.city.sapporo.jp/zoo/topics/hatyuuryouseikennkyuukai.html
総会の時間帯以外は一般の方も参加できます。
北海道に生息する身近な爬虫両生類たちの事を深く学べるチャンスです。
ぜひご近所ご親戚お誘い合わせの上ご来園ください。
会員による研究報告はもちろん、日本の爬虫類界の重鎮であられる東海大学の竹中先生の講演もあります。
こんなチャンス、人生で2、3回あるかないかです。
お見逃しないようご注意ください。
あとホストということもあって僭越ながら僕も円山動物園における北海道産爬虫両生類の飼育についてお話させていただきます。
大丈夫、決して怖くも怪しくもない有意義な大会です。
皆様安心してご参加ください。
朝一番の風景。
Posted by zoohonda on 2014年1月14日(火) 19:19
朝一番、葉についた雫を舐めているパンサーカメレオン。
ほんと何て美しいんでしょうか。
この光景だけでポエム4、5本は書けますよ。
こちらはシャワー直後のコバルトヤドクガエル。
ほんとコバルトヤドクガエルを出しておけば「とりあえず世の中何とかなる」って感じです。
そのくらいの域に達していると思うんですね。
そしてアオホソオオトカゲ。
意外と面長ですね。
オオトカゲ科面長属ですね。
は虫類両生類館は朝一番が最も幻想的です。
アオホソオオトカゲ産卵。
Posted by zoohonda on 2014年1月8日(水) 17:33
うちのアオホソオオトカゲ夫妻がですね、またやってくれましたよ。
12月31日の大晦日、無事に5個産卵してくれました。
一時オスが体調崩しちゃったこともあり、もう繁殖は無理かなーと思っていたんですよね。
でも必死のケアで見事に復活。
求愛行動も盛んになり、情熱的な交尾も存分に披露してくれました。
こちらは産卵間近のメス。
このはち切れんばかりのお腹、産卵数の多さを予想させます。
そして12月31日、いつもの場所で無事に産卵。
5卵のうち有精卵は3卵。
うまくいけば半年後には3匹の青いドラゴンが誕生しますね。
再びあの美しい仔に会えるなんて・・・いやーうれしいっ。
仲良し夫婦。
ほんとこのペアからは様々なことを学んでおります。
日々感謝です。
冬眠展示始まりました。
Posted by zoohonda on 2014年1月5日(日) 20:05
いよいよ始まりました。
ササラ電車に次ぐ札幌冬の風物詩「爬虫類両生類館の冬眠展示」。
ただでさえ動かない爬虫類両生類たちを「より動かない状態」へ導くという斬新且つ地味な展示も今回で3シーズン目となりました。
この「全く行動させない展示」はこれまでマスコミに取り上げられることも一切なく、担当者の想いとは裏腹に世に浸透していく気配は微塵も感じられません。
しかし「冬眠」は寒冷地で暮らす爬虫類両生類たちが獲得した重要な習性であり、また概年リズムの確立や繁殖誘起に欠かせない条件です。
爬虫類両生類を人為的に管理する上では必要不可欠な技術ですし、またその有様をそのまま展示するということは動物園にしかできない非常に意義深い事だと考えております。
現在北海道ゾーンで暮らす全種が冬眠中です。
外気を利用し展示場内の実温度は3℃〜10℃くらいで維持されています。
画像で見ると明るく感じますが、実際はかなり薄暗いです。
トカゲやカナヘビたちはどこかに潜り込み気配は感じられません。
アオダイショウはいつもの場所でじっとしております。
こちらは夏の活動期のアオダイショウの画像です。
やはりいつもの場所でじっとしています。
では皆様、この時期しか体験できない画期的な冬眠展示、そして夏と比較してもそれほど違いを感じない爬虫類両生類たちの様子を観に来てくださいね。
アデュ。
賀正。
Posted by zoohonda on 2014年1月2日(木) 22:02
皆様、明けましておめでとうございます。
本年も円山動物園を何卒よろしくお願い申し上げます。
世間にとっては楽しくめでたい正月ではありますが、動物園ではこの時期恒例のとっても憂鬱な作業「サイイグアナの体測」が行われます。
とにかくこの捕獲保定という作業は、動物にとっても人間にとっても大きなストレスでしてね。
でもサイイグアナの場合は国に報告義務があるので仕方がないんですよ。
捕獲は夜に行います、寝込みを襲うのが両者にとって一番安全なのです。
とにかくこのイグアナ、パワーが半端じゃないんですよ。
全長ではより大型になるグリーンイグアナでも、この種に比べれば子猫みたいなもんです。
首をヒョイって感じですよ。
でもこの種はそうはいかないんですね。
さすがイグアナ界の王様です。
奴さん、保定中も隙あらば噛み付こうとしてくるんで油断はできません。
その瞬発的なパワーは他の爬虫類では経験できません。
顔つきもほんとサイイグアナらしくなってきました。
ほんと良い顔です。
つい頬ずりしたくなってしまうんですが、そんなことをしたら頬の肉を半分くらい持っていかれて歯茎が露出する事態になるので我慢してます。
立派に育っているサイイグアナたち。
早く繁殖成功の朗報を皆様にお伝えしたいですね。
では。