札幌100マイル

爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

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『日記』カテゴリーの投稿一覧

日本経済に影響を与える男。

とりあえずスネークアートも無事に終了し、しばしの穏やかなる日々を過ごしております。
やっと普通の男の子に戻れた感じですね(もうすぐ32歳)。

いやあ、それより最近うれしいことがありましてね。
突然友人からメールが届いたんですよ。

とりあえず皆さん、Googleで「日本経済を斬る」と検索してみてください。


そう、僕のブログが一位なんです。
http://sapporo.100miles.jp/zoo_honda/article/57

数々の経済関係のサイトを抑え、飼育員の僕が堂々の一位ですよ。
ね?ありえないでしょ?

いやね、最近なんかおかしいなって思ってたんですよ。
メディアでも「ハゲタカファンド」の情報が流れてないでしょ?
僕のせいだったんですね。
もう震撼させちゃってますよ、日本経済を。
まあこれで少しは経済が活発になれば本望でございます。

まあそんなこともあってね、最近ちょっとドキドキしてるんですよ。
経済番組とかにコメンテーターで呼ばれたらどうしようってね。
まあシュミレーションは軽くしてるんですけどね。

「サブプライムローンとアナコンダ」
「円高時におけるアオダイショウの繁殖周期」とかね。
まあ、普通とは全く異なる視点でバッサリいきたいなって。
んで最後はもちろん「一羽でもコンドル(混んどる)」で締めたいと思っています。
20080415-01.JPG


あら、もう朝だ。
寝ないと。






ツチノコ生映像。

いやー今日はすごいニュースが全国を駆け巡りましたね。
どこの局もトップ報道ですよ。
「ツチノコ」の生映像。









奈良県の山中で撮影されたという未確認動物ね。
札幌UMA協会準会員の僕としては筆を取らずにいられませんでしてね。
本日もここにやってまいった次第でございます。

ええ、たしかにそうですよ。
皆さん仰せの通りあれはツチノコではなく、たぶんヒルの仲間ですよ。
僕もそう思いました。
たぶんこの件はこれで終結すると思われます。

でもね、ほんとにそれでいいのかって話ですよ。
ほんとにこれで終わらせてしまっていいのかってことですよ。

だってね、ヒルとツチノコは絶対に間違えないでしょう、普通。
ヘビならまだしもあれをツチノコって言うにはかなりの勇気が必要なんです。
僕はその勇気に感服しましたね。

やっぱね、正しいツチノコ情報を発信していかなくてはなりませんね。
そうしないとまた同じ事件が起きてしまうんですよ。
そのたびに僕はまたこうして筆を取ることになってしまう。
ほんと大変ですよ。

でもねこれも使命だと思ってます。
僕はツチノコ、いや、ここではあえて「バチヘビ」と呼ばせていただきます。
バチヘビには大切なことをたくさん学びましたからね。
男として生きるために大事なことをたくさん教えてもらったんですよ。
だから放ってはおけないんですね。

あれ、なんか疲れてるな。
なんだか今夜はとても眠いや、おやすみパトラッシュ。








調印式。

「ワイルドマウス展」が27日に終了いたしました。
たくさんのご来園ありがとうございました。

謎多き野ネズミ達からのメッセージ。
興味深く受け取っていただけたかと思います。
トウキョウトガリネズミも体調を崩すことなく、健康な状態でお返しすることができました。
ちょっとだけ太らせたけど。

そしてこれを機に円山動物園と霧多布湿原トラストがパートナー協定を結ぶこととなりました。
http://www.city.sapporo.jp/zoo/topics/topics2-72.html
調印式の様子です。


霧多布湿原トラスト理事長の三膳時子様と円山動物園園長、金澤信治による調印です。



固い握手。
今後、動物園として様々な役割を担う上で非常に意味のある協定でございます。

これにより今後は霧多布湿原トラストと様々な共同事業が開始されます。
大きな柱はやはりトウキョウトガリネズミの調査研究、そして飼育下繁殖でしょう。
彼らの謎を解き明かすためにも非常に重要な計画です。
飼育下繁殖は是非成功させたいですね。
彼らはこの北海道という寒冷地で進化適応してきた存在。
冬場の飼育管理に重要なヒントが隠されているかもしれませんね。

でも本当に良い干支展だったと思います。
協力していただいた方達にこの場を借りて感謝いたします。
ありがとうございました。



こちらの握手には、意義も意味も全く存在しておりません。





ぶひぶひ。

ザリガニフォーラム。

こんばんわ。
環境省主催による「洞爺湖ザリガニフォーラム」に参加してまいりました。



今年サミットが開催されるこの洞爺の地に、ザリガニ界のG8が終結。
たくさんの報道陣も集まり、盛大に開催されました。

会議の主たる議題は「外来生物ウチダザリガニの現状と対策」
このウチダザリガニ、もともとは北米原産です。


1930年に食用として北海道に持ち込まれ、その後各地に広がってしまったんですね。

まあ何が厄介かって、このウチザリさん。
適応能力も高く、繁殖力も旺盛、また在来種であるニホンザリガニも食ってしまうってことで大変なんです。
直接的、または間接的に生態系に及ぼす影響が大きいと判断されています。

地元の方の話によると以前は洞爺湖にもニホンザリガニが多く生息していたそうです。
しかし近年はほんと一匹も見つからない。
あれだけいたニホンザリガニが一匹もいないってことに強い危機感を持ったそうです。
まあ、ウチダザリガニだけの影響ではないかもしれませんが、一要因としては十分考えられますね。
彼らにとってニホンザリガニは最高の食料ですから。

この会議では道内各地で行われているウチダザリガニの調査や捕獲状況などが発表されました。
結果、全道的に爆発的に増加しており、すでに完全駆除は不可能なようです。
然別湖においても在来のニホンザリガニが姿を消したそうです。

酪農学園大学の吉田准教授によると、最も外来生物対策が進んでいる国はニュージーランド。
たしかにキーウィやムカシトカゲといったメガトン級の希少種が生息してますからね。
そのデーターによると、外来生物は定着してある期間までは一定数を維持、十年程度で爆発的に増加していくそうです。
この時期になるともう駆除は不可能なようで、早めに対処する必要があるんですね。

でも残念ながら北海道では時すでに遅し。
今後は伝播しないよう、しっかりとした情報発信と対策が必要なんですね。

円山動物園でもニホンザリガニの保全計画が実施されます。
今回のフォーラムではこの計画について発表してきたんですよ。
彼らの保全にあたり、同時にこの外来種についてもしっかりとしたメッセージを発信していかなくてはなりませんね。

まあでもこのウチダザリガニ、持ち込んだのは人間です。彼らに罪はないんですよ。
でもやはり最も大切なのはもともとの生態系。
この生態系を保全していくには駆除していかなくてはならないんですね。
目の前の状況を冷静に捉え客観的に判断していかなくてはなりません。
様々な利用方法も考えられていますが、最善な策はまだ見つかっていないのが現状です。

また国内に伝播しているたくさんの外来生物達。
彼らに対しての調査研究がもっと必要であることが説明されてました。
まあたしかに、例えば全国に帰化している「ミドリガメ」や「アメリカザリガニ」。
では実際彼らが生態系にどのような影響を与えているのかは推測の域を出ていません。
彼らにもっと関心を持ち、科学のメスを入れていくことで最良の対策案が生まれるかもしれませんね。


当日朝、捕獲されたウチダさん。


冬でも平気で抱卵中。

サンデーセミナー。

いまさらながらあけましておめでとうございます。

現在サンデーセミナーが開催されております。
http://www.city.sapporo.jp/zoo/gyouji/sunday_seminar.html

13日はいよいよ皆さんお待ちかね「北海道のネズミたち」でございます。
講師は今回干支展でも協力いただいている霧多布湿原センター館長の河原さんでございます。

河原さんは国内でトガリネズミに精通している数少ない一人です。
大変貴重なお話がたくさん聞けると思います。
ぜひ市民の皆様、お越しくださいませ。

僕は残念ながら出張と重なってしまい参加できないんです。
ほんと無念です。皆さんがうらやましいです。
僕がこの日参加するのはこれ。
http://www.toyako-vc.jp/event/2008113.html
ザリガニフォーラム。

円山動物園では現在様々な計画が同時に進行しております。
その軸のひとつでもある「ニホンザリガニ保護増殖計画」について発表してまいります。
でも発表時間は3分・・・赤いきつねも作れません。

では皆様13日は家族そろってトガエリネズミDayを満喫してくださいね。



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