札幌100マイル

爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

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『猛禽類のフリーフライト』カテゴリーの投稿一覧

シロフクロウのセーベル

こんばんは。
すいません最近ブログさぼりです。
さぼってる理由は全部で104つあるのでここでは言いません。
皆様はいかがお過ごしでしょうか?

シロフクロウのセーベルが換羽のため今期のトレーニングを終了しました。
また冬までしばしのお別れです。

セーベルは亡きセルゲイの後を継ぎ今年からフリーフライトに登場。
さすがに経験や訓練法の違いもあったため、今期の飛翔はいまいちでしたね。
でも来シーズンは本来持っている素晴らしい飛翔能力をお見せしますので期待してくださいね。


実は世間言われるほどかわいい顔してません。
危険な顔つきをしております。
彼らの魅力はその優雅な体色と飛翔姿でしょうね。
雪景色に栄えて非常に美しいです。


別れを惜しむマミちゃんとセーベル。
なんとも言えないやさしい表情で見つめております。

んでかわりに登場するのはこのお方。


「おひさしぶりっす」
アメリカワシミミズクのバンジョーです。
かれはねー世間では地味な存在なんですが、すんごく良い顔してますよ。
これからトレーニング開始して、近々デビューしますのでよろしくです。

トビのビリー

僕は正直言うと動物にはなんでも「ビリー」って名付けたいと思ってる。
そのくらい「ビリー」って響きが好きなんだな。


例えば・・
ビリーザキット、サイコビリー、スモーキンビリー、ビリーザスパイクス
そしてビリーバンバン。
なんかロックでアウトローでサリンジャーな匂いがするんですな。

だからトビにはすぐに「ビリー」と名付けました。
♂か♀かもわからんヒナのうちにね。
んで結果は♀だったんですけどね。




ビリーは2004年5月2日うまれ。
ある日市内に住む中学生が森で卵を拾ったんです。
そしてその卵を家に持ち帰り暖めてみたら、しばらくしてヒナが孵ったんです。
んで「なんかが生まれた!」って驚いて動物園に持ってきたんですよ。
てゆーかそんなことより孵化までこぎつけた君の技術に驚いたね、僕は。

でもね、ヒナのうちから人間に育てられた鳥って人間に対して「すりこみ」が入ってしまうんです。
んで一度入った「すりこみ」ってのは一生抜けません。

まあ簡単にどういうことになるかって言うと
将来その鳥が成長して繁殖期を迎えても、人間に対してしか求愛行動を示さないんです。
鳥同士での繁殖はできなくなっちゃうんですよ(ちなみに彼女は僕に対して発情する)。

つまり外見は鳥であっても鳥ではない、もう鳥としては生きていけないんですね。
当然、絶対野生に返してもいけないわけで、一生1羽で飼い続けるしかないのです。

まあそんなこともあって僕は決心したんですよ。
「この鳥を史上最強のエデュケーションバードに仕上げる!」ってね。

そして生後10日目から英才教育開始です。
猛禽類ってのは非常に神経質な動物、見慣れぬ物は全て怖い。

例えばヒナが大きくなるまで大切に室内で飼育したとしましょう。
その鳥はどうなると思います?
外が怖い鳥になっちゃうんです。
室内では元気だけど、外に連れ出すと怖がって餌すら食べない。
剥製みたいに固まってしまったり、パニック起こして暴れたりってね。

だから何がなんだかわからないヒナのうちからいろんな場所に連れ出して
そこで良いおもい(餌やり)をさせてやるんです。
そしてその状況を日常化させて動物園という環境に完璧に社会化させてしまうんです。

例えば


通行人や車に社会化
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若い女性に社会化
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ぐるぐるゾウさんにも社会化

まあそんなこんなで成長したころにはなーんにも怖くないどんな環境でも
へっちゃらなスーパーバードになってるわけです。

そして現在は
20070414-04.JPG

園内をグルグルビュンビュンってわけです。

ぶひ。

無縁坂

本日行ってまいりました。
我が猛禽飛行部隊の足利さんのお見舞いへ。

足利さんは足を骨折しており、自宅療養中です。
ミスターネガティブな人なんで励ましにいかないとね。

んーみやげは何がいいかなー。
何が喜ぶかなー。
いろいろ考え、結局手ぶらで行きました。

チャイムを押すと
「いらっしゃーい」
足利さん、車輪付イスに乗って軽快に登場。

いやーこの登場には度肝を抜かれましたね。
壁中を使って助走つけながら、この荒馬を完璧に乗りこなしてるんですから。
お茶を入れる時も、健やかなる時も。
かなり元気で安心した。

「俺いなくてみんな迷惑してるでしょ?困ってるでしょ?」
「いやそーでもないよ」

こういう場合って本人が気にする程周りはたいして気にしてません。
気兼ねなく出勤してくださいね。


復帰に備え体を鍛える氏。



あっあと早く治るようギブスにメッセージを残してきました。


これは台風も嵐もやがて収まるという格言です。
困難な事もやがて通りすぎる。
やまない雨はないのです。




「運が良いとか悪いとか、
   人は時々口にするけど
     そういうことって確かにあると
            あなたを見ててそう思う」

悲しいお知らせ。

猛禽飛行部隊のメンバー、「昭和型ハンサム」「ムード歌謡の貴公子」こと足利さんが
本日骨折しました。

仕事中ではございません。サッカーの試合中にです。

彼はサッカーがすごく上手です。
石崎くん並に上手です。

でも怪我は誰にでもあること、仕方ありません。
しばらく療養が必要のため、戦線離脱でございます。


僕達も30才を過ぎ、若い気でいても残尿感が出てくる年頃です。
そりゃ脚がもつれる時もあるでしょう。
運動会の親子リレーでなぜお父さん達がすぐに転ぶのか最近理解できるようになりました。
無理は禁物ですね。

猛禽類のフリーフライトは、毎日午後2時から公開しておりますが、
足利さん離脱のため、毎週水曜日は中止となってしまいます。
3名でまわしていくのは不可能なのです。
大変申し訳ございません。
 
とりあえず近々お見舞いに行ってくる予定です。
そしてギブスに卑猥な言葉を書いてやるつもりでおります。
これで勘弁してやってください。

皆様、ご理解とご了承の程、よろしくお願い致します。
足利さん
今となってはこの笑顔がむかつきます。

円山猛禽飛行部隊

毎日午後2時から行なわれている「猛禽類のフリーフライト」
現在は4名体制で始動しております。

今宵はそのメンバーたちの紹介をさせていただきます。


まずは
ジュンイチ ヨシダ
オランウータン担当として知られているが、フリーフライトにおいても重要な役割を担う。
癖が強くコントロールが難しいトビの「ビリー」を努力で克服。
現在は4羽全ての鳥を操ることができる。
我慢強く忍耐の人。以前盲腸が破裂するまで我慢し続けたという伝説をも持つ。
フライドチキンは骨まで食らう。異常なほどタフで強力な消化器管。
体はごつくて力持ちであるが、最近脚だけ細くなってきたのが少し気になる。
しかし本当に良い顔をしている。
まさに100万ペソの笑顔である。


つづきましてこの方
「ミスターネガティブ」こと足利さん
「ミスターネガティブ」こと足利さん。
主にフクロウ類を担当する男前。
口癖は「けど」。
以前、祐川飼育員に「けど、けど言うな!」って怒られた時に
「けど」じゃなくて「Get on」って言ってるんですと平然と言い放っていた。
川崎麻世に激似。
最近は西条秀樹にも似てきた。
昭和の匂いがほのかに香る男前である。


最後はキュートなこのお方
マミちゃん。
マミちゃん。
メンバーの中で最も強靭な精神力の持ち主。
トビのビリーに顔面を蹴られようが、腕を掴まれようが微動だにしない。
動かざる事山の如し。
鳥の扱いが上手く、センスも良い。
鷹が大好き。将来は鷹と暮らしたいと思っている。
でも無口で恥ずかしがり屋。
鷹を呼び戻す際の「ホホッ!」という掛け声を出す時、ちょっとだけ顔を赤らめる。


以上
クールでパッション、陽気でキュートなメンバー達です。

そして僕たち私たちを
健やかなる時も、また病める時も心から愛してくださるようお願い申しあげます。

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