札幌100マイル

爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

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『ウドモドキやトリカブト』タグの付いた投稿

沢のぼり

先日、犬のルーツの散歩がてら、何となく延々と沢を登ってまいりました。
ひたすら延々とね。










近所にはけっこうキレイな沢が残っていていろんな生き物もいるんですよ。
今回はニホンザリガニでも見つけてやろうって意気込みで、石をめくりながらの沢登り。
ここの沢は3本に別れているんですね。
んで今回は砂防ダムが設置されている沢を選択。
ダムを5箇所超えると未開の森が広がっているのです。


ここは以前紹介したエゾサンショウウオ産卵場ね。
http://sapporo.100miles.jp/zoo_honda/article/31


かなり増えてますよね。
卵の状態は去年ほど悪くないです。
順調に育っている模様。


エゾアカガエルはこんな感じ


すでにオタマです。



ここは初めての風景でしたね。
なかなか素敵。
サンショウウオの卵だらけでした。


ルーツもご満悦です。

20070618-08.JPG

さらに未開の森を進みます。
ルーツは急斜面もガンガン登っていきます。頼もしい犬だわ。

しばらく進むと何やら上の方から鼻唄が聞こえてきたんです。
「ん?ジャングルの奥地で新人類発見か?」っと思いきや、そこに居たのは山菜採りのおじさん。
ほんと普通のおじさんです。青いアノラックを着たね。

でも絶対人が居ないはずの場所で人に出合うとほんとびっくりするんですよ。
ここはクマも出ますからね。
崖から転げ落ちるかと思いましたよ、まじで。

でもなかなか気さくな方でして、小一時間ばかり森について議論してきました。
今年は不作との事で嘆いておりましたね。
僕は山菜には詳しくないけど、この食料難を乗り切るため勉強したいと思ってるんです。
今のにわか知識で山菜取りしても、間違ってウドモドキやトリカブトを採るのが関の山ですからね。


そういえば、以前西表島のジャングル探索中にいきなり人と出合ったことがあるんです。
かなり森の奥深く、しかも深夜にですよ?絶対人なんて居ちゃダメなシュチュエーションなんですって。

暗闇からガサガサって音が聞こえるんですよ。最初は「ん?あーイノシシかなんかだべ」って。
でもそこから現れたのは人でした。
「うおっ、人じゃん。」

いやー驚きましたね。
何が驚いたってその人、友達の岩尾君(獣医師)だったんです。
北のスネークハンター、日本最果ての島で予期せぬ再会ですよ。
いやー死ぬほど驚きました、泌尿器科で母親とばったり遭遇した時くらい驚きましたよ。

話しが少しそれましたが、その日は結局ザリガニは発見できませんでしたね。
そのままおじさんと仲良く下山しました。
そしてまたの再会を祈りつつ握手を交わしお別れ。

ふと気が付くと「ん?ルーツがいない」





20070618-09.JPG

毎度毎度の放置プレー。
ダムの間から顔を出しております。
降りられなくなったようです。
ほんと、めんどくさい犬でございます。

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