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■ここいく木曜日■6月スペシャル「アイヌ文化と植物」
Posted by cocoiku on 2014年6月26日(木) 20:22
今日は月に一度のスペシャル。
「アイヌ文化と植物」がテーマです。
白老のアイヌ民族博物館の方や研修生が来てくださいました。
講師は安田千夏さんです。
まずは自己紹介、簡単なゲームでコミニュケーション。
今日はスペシャルなのでおやつは自分たちでつくります。
アイヌの方々が食していたものを少し子どもたちに食べやすくしたおやつです。
「ドングリ団子の山ぶどうソースがけ」
ドリンクは「ホオの実茶」です。
安田さんがつくってきてくれたドングリ団子の生地を成形します。
真ん中をへこますのがポイント。
できたお団子はお湯の中に、浮かんできたら火が通った合図です。
山ぶどうのソースも「ホオの実茶」もいい匂い!
みんな揃って「いただきます!」
「味はどう?」の問いかけに無言の子どもたち・・・
表現がしづらかったかな?でもおかわりの声も飛び出しました!
お腹を満たしたら外に集合!
「植物のアイヌ語を学ぼう!」
葉っぱを観察しながらアイヌ語を学びます。
桜=カリンパニ、オオイタドリ=クッタラなどなど、
10種類ほど教えていただきました。
覚えるのが難しい・・・
教えてもらったアイヌ語を復唱しながら森歩きです。
集めた葉っぱで「アイヌ語葉っぱカルタ」
アイヌ語で言われた葉っぱの名前を素早く取る遊びです。
記憶力がものを言いますが、
「さわったらわかる」「形で覚えている」など子どもたちの覚え方もさまざま。
子どもが終わったら研修生の大人本気対決!
子どもが安田さんと読み札を相談して決めています。
大人の対決が終わったら
子ども対大人対決!ハンデ戦です。
結果は子どもたちの勝利!
次は「アイヌ語早口言葉」
ヒバリの鳴き声をもとにしたものを一息で何回繰り返し言えるか?
一昨年体験していた子どもは4回言えることができました。
前回教えてもらったときも学校で密かにやっていたんだって。
最後は「ウポポ(唄)」です。
今日はオオウバユリの唄。
ヤマシギがなくとデンプンがたまっているからオオウバユリを掘りなさいという内容の唄です。
実際にオオウバユリのデンプンを見せてもらってから唄を教わります。
見本を聞かせてもらいながら子どもたちもだんだんと上手になってきます。
声も大きくなってきました。
ちょっと難しい輪唱にもチャレンジ!
楽しい時間はあっという間!
まだまだ遊びたいけど帰る時間。
集めた葉っぱはアイヌ語でまた芽が出ますようにとお願いをして森に返します。
遠い所わざわざ来ていただいたみなさんにキチンとお礼をして帰る時間となりました。
札幌の都市部の子どもたちはアイヌ文化に触れることが少ないです。
学校で習うかもしれませんが、実際に肌で体験してほしい。
大きくなって正しい知識などもしっかり学んで欲しいと思いますが、
まずは楽しくアイヌ文化に数多く触れる機会をつくることがここいくの役目だと思っています。
今回協力いただいた安田さん、アイヌ民族博物館のみなさん、
iwor研修生のみなさん、本当にどうもありがとうございました!
カツオこと高野克也