札幌100マイル

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爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

by zoohonda

zoohonda
プロフィール

本田 直也

◆ 1976年 札幌生まれ
◆ 1996年より円山動物園勤務
◆ 担当は爬虫類館と猛禽類のフリーフライト
◆ NPO法人日本放鷹協会認定 諏訪流鷹匠。

春から夏は爬虫類を求め、北海道、沖縄のフィールドワークへ、
秋から冬は愛鷹、愛犬と共に鷹狩りへと素敵な日々を送っている。

鷹やら犬やら爬虫類やらと山の方で暮らしている。


投稿したブログ数:395件

日本人と魚介類。

最近食生活がめちゃくちゃになってましてね。
特に休日が醜いです。
ほんと嫌悪感でいっぱいになりますよ。

これじゃあいかんって感じで今夜は自炊しました。
タラコスパゲッティ(ゲッティという表現に本場ラテンブラッドを感じる)ね。















いやーこれがほんとマズくてね。
なんだかね、とりあえず味がしないんですよ。
おいしいはずのタラコスパゲティが「ちょっと生臭いだけの麺類」になってしまってるんですね。
限りなく無味に近い薄味で、非常にライトな感覚なんですわな。
とっても個性的な味でしたね。

あとこの組み合わせね、タラコスパゲティにスパゲティサラダ(お惣菜)って。
まあたまたま冷蔵庫にあっただけなんだけどタイミングが悪かったですよ。
イタリア人もこんな食い方しませんからね。

麺も固かった。
僕はせっかちな体質だからあんまり長い事茹でてられないんですよ。
カップラーメンも1分半が限界ですからね。
だから麺類はいつもパリパリのスナック感覚。

あとね、なんか臭いんです。
結構きつめの腐敗臭がするんですよ。
鼻を近づけてクンクンしてみると臭いの発生源は海苔。
「ん?なんで海苔が臭いんだろ?」
すぐに僕はピンときましたね、原因は海苔を切ったハサミね。

このハサミはウズラの解体用なんです。鷹の餌のね。
いつもなら軽く洗ってから使うんだけどなんか今日はそのまま使ってしまったんですよ。
んでハサミを確認してみるとやっぱウズラの肉片がこびり付いてましてね。
軽く内臓の一部とかも付いちゃってるんですよ。

「あらー」
まあちょっとげんなりしてしまいましたけど仕方ないのでそのまま気にせず食いました。
ほんと台無しです、台無しナイトですよ。
タラコって高いんです、ちょっと気合入れて買ってきたのに・・・

でも日本人ってほんと魚介類が好きですよね。
世界でもトップクラスの消費量です。
まあ海に囲まれた島国ですから当然ですけどね。

そんな食文化を背景に発展したのが水産学ね。
日本の水産学って非常に進んでいて評価も高い。
この学問は食文化を支えるための産業と即繋がりますからね。
国を挙げて気合を入れるのは当然でしょう。

そんな進んだ水産学を背景に発展してきた日本の水族館。
世界的にも日本の水族館ってのは評価が高いんです。
ほんとすばらしい施設が多いです。

では動物園はというと・・・・まだまだ評価は厳しいです。
そもそも野生動物学という学問があまり発展してない、霊長類学くらいなのかな進んでいるのは。
だぶん金にならないからでしょうね。
野生動物を研究しても産業とは結びつきずらいですから、国も気合を入れません。
日本は野生動物学が不在と言っても過言ではないかもしれませんね。
悲しい現実でございます。
そのような土壌で今後日本の動物園がどのように発展していくのか?

タラコスパゲッティからちょっと暗い話になってしまいました。
では皆さんも素敵な食生活を送ってくださいね。

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