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出陣。
Posted by zoohonda on 2007年10月25日(木) 23:27
紅葉がとってもきれいですね。
前田耕陽、キーボード担当って感じです。
円山の紅葉もとてもきれいなのでぜひいらしてくださいね。
僕の場合紅葉狩りというよりも鷹狩りでしてね。
愛鷹を連れ、いよいよ昨日、今日と鷹狩りへと行ってまいりました。
休日がかぶっている我がフライトチーム鈴木真実と子供ZOO清水道明をお供に三人で出陣です。
鷹狩りってのは調教した鷹を山野に放ち野生の獲物を捕らえるという伝統的な狩猟法です。
日本にこの技術が伝わったのは約1600年前、ものすごい歴史と伝統があるわけです。
僕が学んでいる諏訪流放鷹術(ほうようじゅつ)は初代は織田信長、その後徳川家直参、宮内省にと仕えてきた由緒ある流派なんですよ。
だから僕もこの歴史と伝統を途切れさせないよう努力しているわけです。
歴史の中に自分を見出しながらね。
伝統っていうものは一度途切れてしまうと二度と復活できませんから。
鷹狩りで捕らえる獲物と言えば、カモ、キジ、ウサギなんかが挙げられます。
鷹は簡単に獲物を捕らえると思っている方が多いようですが、とんでもないです。
鷹ってのは実は遅い動物なんですよ。カモやキジのほうが全然早いんですね。
鷹より遅い獲物なんて非常に少ない。
しかもカモやキジは逃避の天才。
逃げることで種を存続してきたんですから、その逃避術は天才的なんですよ。
だから鷹で獲物を捕らえるってことは非常に難しいことなんですね。
あと北海道って鷹狩りするには良い環境に思えますが、実はそうじゃないんですよ。
雪が降れば川は凍りカモはいなくなるでしょ。
凍らない川は街中か、川幅100mもあるような大河だけ。
当然そのような場所は狩りには向いていないんですよね。
あとキジやウサギは札幌周辺ではほとんど見かけません。
エゾライチョウなんてもってのほかです。
だから北海道での鷹狩りは雪が降るまでの「カモ狩り」がメインになるんですよ。
必ず立ち寄る狩場。
獲物はほとんどいませんが、川の藪の中に2,3羽のカモが入っていることがあるんです。
隠れているカモってのは人が脅かしても絶対に出てきません。
飛び立てば危険ってことを知っていますからね。
こうなったらこちらも手も足も出ません。
だから猟犬が必要になるわけなんですよ。
数少ないチャンスを確実に物にするためにね。
郊外のカモは特に警戒心が強いんで、100m先でも逃げてしまいますよ。
いかに獲物に近づき、いかに獲物をうまく出せるかが重要になるんです。
まあ、今回は真実、道明の勢子(獲物追い出し役、普段はうちの犬)がいましたから助かりましたね。
うまく獲物を出してくれて、見事カモゲットでございます。
愛鷹「柊」も良く仕上がってて、素晴らしい追いをしてましたよ。
諏訪流基本技のひとつ「丸上げ」、鷹にはカモの心臓だけ食べさせます。
鷹は捕った獲物をその場ですぐに食べはじめるんですよ。
だからすぐにその場に向かわないとほとんど食べられちゃうんですよ。
「丸上げ」の後は、獲物と鷹を一緒に持ち上げ、気分を害さないようにうまく獲物だけを取り上げます。
これが「据え上げ」。
一見地味ですが、こういった技が実はもっとも難しいんですよ。
鷹が嫌がるような扱いをすれば人の接近を嫌がるようになり、獲物を持って逃げてしまいますからね。
柊を手に据えご満悦のお二人。
近々我が家でカモパーティーだな。
んで本日も狩りへ。
今回は知人のマスコミの方が同行。
その方も勢子として良い働きをしてくれましてね。
再びカモゲットです。
いやー最高の休日を過ごさせてもらいましたよ。
ありがとう!
今回は出る幕なしのルーツ。
「留守番かよ」って感じで不満気。
帰宅したら部屋の中でウンコしてました。
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