札幌100マイル

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爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

by zoohonda

zoohonda
プロフィール

本田 直也

◆ 1976年 札幌生まれ
◆ 1996年より円山動物園勤務
◆ 担当は爬虫類館と猛禽類のフリーフライト
◆ NPO法人日本放鷹協会認定 諏訪流鷹匠。

春から夏は爬虫類を求め、北海道、沖縄のフィールドワークへ、
秋から冬は愛鷹、愛犬と共に鷹狩りへと素敵な日々を送っている。

鷹やら犬やら爬虫類やらと山の方で暮らしている。


投稿したブログ数:395件

己喰い。

桜も舞い散り、いよいよ初夏に突入って感じですね。
そんな中、我が家のフキは美しくガンガン伸びてきております。


ルーツも「両手にフキ」ですごくごきげんそうです。
フキノトウなんてすでに1mを楽に越えてますからね。
いよいよフキ見の季節が到来でございますよ。

ではとりあえずこの画像を見てください。


ヘビを食うヘビです。
まあ世の中にはヘビを餌としているヘビもたくさんいるんですよ。
代表的なのは、キングコブラ。こいつの主食はヘビです。
身近な種でも、シマヘビとかシロマダラなんてのもヘビを食べます。
ヘビがヘビを食っているとよく「共食い」なんて言われることがあるんですけど、そうではないんですね。
コブラがアオダイショウを食べても種類は違うんで共食いとはいえません。

20090512-02.JPG

んでこのヘビはシマヘビ。
たしかにヘビを食うヘビなんですが・・

20090512-03.JPG

ん?でもなんか変ですね。


20090512-04.JPG

己を喰らってます。

非常に稀な現象なんですが、このシマヘビは年に数回こういう奇怪な行為をやってしまうんですね。
見つけ次第すぐに引き抜いてやるんですが、このまま放っておいたらどうなってしまうのでしょうか?

理由はいろいろ考えられるんですよ。
まずこの個体は非常に老齢(15歳くらい)で目も見えてません。
なおかつ、非常に食欲旺盛で大食漢なんですね。
目が見えないもんだから、顔に触れてくるものはとりあえずなんでも噛み付いて食べようとするんですよ。

その辺から推測しますと、
「何かの拍子に顔に尾が触れました。そしたらなんかうまそうなんでそのまま食べちゃいました。」
そんな感じだと思いますね。

20090512-05.JPG

なんかね、すごくやるせないですよ。
お前は一体、給料何か月分の何リングなのよ。

ではごきげんな一日を。

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