ソロモン諸島の暴れん坊。
Posted by zoohonda on 2012年1月20日(金) 15:36
代番者(僕が休みの時に爬虫類の世話をする人)にはいつも念を押して伝えているんです。
とにかく奴には気をつけろってね。
そいつはこのソロモンオマキトカゲ。
今となっては国内でもほとんど見られなくなった北部産亜種(Corucia zebrata alfredschmidti)。
完全な樹上性で爪は鋭く掴まられただけでも怪我を負います。
でも奴さんの得意技は爪ではなく「噛み付き」攻撃。
掃除の時、餌やりの時など扉を開けた時点からこのフレッド・ブラッシーばりの攻撃が絶え間なく続くのです。
しかも事前に噛み付くぞーという素振りは一切見せないんですよ。
攻撃はいつも「突然に」なのです。
普段の動きからは想像できない俊敏な動きで身をひるがえし、口を開けながら飛びかかってくる。
身構える間もなくいきなりやられるんですからね、ほんとその卑劣さと言ったらタイガー・ジェット・シン並みですよ。
オマキトカゲは草食性ですが、歯は鋭く、顎の力もすごく強い。
バナナ味のゼリーなんかをペロペロ食べる姿に騙されてはいけませんよ。
ほら、扉を開けた途端に繰り広げられるこの理不尽さ。
このオマキー・ジェット・シンにはくれぐれも要注意です。