札幌100マイル

爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

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『プライベート』カテゴリーの投稿一覧

おやすみハニー。

こんばんわ、本田☆直也です。
我が家のハニー達(爬虫類)がとうとう冬眠に入りましてね。
もう明日から世話などほとんどありません。

現在爬虫類部屋の温度は10℃前後。
我が家では亜熱帯産種も寝かせてしまいます。
これから4ヶ月間しばしのお別れです。

まあ今の家は爬虫類部屋があるからほんといいですよ。
実家暮らしの時は自室兼飼育部屋でしたからね。
家で動物を飼育する際は人の居住空間とは隔離するべきですよ。
人の住空間ってのは恐ろしく不自然ですからね。
暖房や照明も付いたり消えたりするでしょ?
これだと動物の体内リズムが崩れてしまって安定した飼育管理が難しくなるんです。
だから実家暮らしの時は僕が動物に合わす必要があったんですね。

冬は過酷でしたよ、冬眠させなきゃいけないから暖房ができないわけですよ。
古い家なもんだからほんと冷えてね、真冬の室温は3℃くらい。
常にコートを着込んで生活全てが布団の中で営まれてましたよ。
布団の中は常にお菓子クズでザラザラでしたね。
あと部屋中のダニたちが寒いもんだから一斉に僕の布団に集まるわけですよ。
冬なのに虫刺されみたいになっていつもかゆかった。
今となっては素敵な愛のメモリーです。

http://sapporo.100miles.jp/zoo_honda/article/68
以前紹介したヘビたちの卵
どうなったかと言いますと・・・・


ちゃんと産まれてますよ。元気です。
ヨナグニシュウダ(Elaphe carinata yonaguniensis)は産まれた直後から悪人面です。
3匹が無事に孵化。


サキシマスジオ(Orthriophis taeniura schmackeri)は孵化率悪かったな。
たくさん産んだのに半分もの卵がダメになってしまいました。
来年は環境の要改善ですね。



ヒラセガメ(Pyxidea mouhotii mouhotii)の孵化
現在はこの個体も一回り大きくなってます。
スペングラーヤマガメ(Geoemyda spengleri )の仔ガメ達もやっと安定しましたね。
飼育下産まれの個体であっても相変わらず厄介な種です。

今シーズン、プライベートでの爬虫類生活はとりあえず終了でございます。

みんな来春までグッバイ。
ザ・グッバイ野村義男。

ナチュラルガーデニング2。

四季折々に様々な表情を見せてくれる庭、それがナチュラルガーデニング。
手を加えることなく育まれてきた我が家の庭は、まさにナチュラル。
http://sapporo.100miles.jp/zoo_honda/article/53
そう、伝説のナチュラルガーデニングがここにあるのです。

パブリックな空間で来客や通行人の目を楽しませてきた我が家のシンボルフラワー「フキ」



冬が近づき自己主張をやめた模様、力無い最後の姿からは当時の威厳さは感じられない。
正直わずらわしい。





今では極めて普通の「草」に主役の座を奪われている。






ここで唯一の実のなる植物、僕はこれを「フルーツ」と呼んでいる。
リスや小鳥、カラスさえも決して寄り付かない。





奥の鷹小屋へと続く道には巨大な草。冬なのに青々している。
僕はこれを「ラフレシア」と呼んでいる。
表面はザラザラ、歩くたびにズボンの裾が引っかかり、とてもわずらわしい。




先日の出張当日の朝のこと。
遅刻しそうで慌てて準備してたら犬のウンコを踏んでしまい、頭にきて地面に叩きつけたスニーカー。
それからずっと放置プレー。
こんなアクセントもナチュラルガーデンには良く似合う。





幻想的な風景で強い存在感を示していた「フキ畑」も今はこんな感じ。


コロポックルはもういない みんな仲間だ 仲良しなんだ。

スギナやフキやタンポポやセイダカアワダチソウとも来春までしばしのお別れです。
季節が移っていくごとに様々な表情を見せてくれたナチュラルガーデニング。
それは時にはやさしく、時には厳しく、そして季節を問わず常にわずらわしい。


出陣。

紅葉がとってもきれいですね。
前田耕陽、キーボード担当って感じです。
円山の紅葉もとてもきれいなのでぜひいらしてくださいね。

僕の場合紅葉狩りというよりも鷹狩りでしてね。
愛鷹を連れ、いよいよ昨日、今日と鷹狩りへと行ってまいりました。
休日がかぶっている我がフライトチーム鈴木真実と子供ZOO清水道明をお供に三人で出陣です。

鷹狩りってのは調教した鷹を山野に放ち野生の獲物を捕らえるという伝統的な狩猟法です。
日本にこの技術が伝わったのは約1600年前、ものすごい歴史と伝統があるわけです。

僕が学んでいる諏訪流放鷹術(ほうようじゅつ)は初代は織田信長、その後徳川家直参、宮内省にと仕えてきた由緒ある流派なんですよ。
だから僕もこの歴史と伝統を途切れさせないよう努力しているわけです。
歴史の中に自分を見出しながらね。
伝統っていうものは一度途切れてしまうと二度と復活できませんから。

鷹狩りで捕らえる獲物と言えば、カモ、キジ、ウサギなんかが挙げられます。
鷹は簡単に獲物を捕らえると思っている方が多いようですが、とんでもないです。
鷹ってのは実は遅い動物なんですよ。カモやキジのほうが全然早いんですね。
鷹より遅い獲物なんて非常に少ない。

しかもカモやキジは逃避の天才。
逃げることで種を存続してきたんですから、その逃避術は天才的なんですよ。
だから鷹で獲物を捕らえるってことは非常に難しいことなんですね。

あと北海道って鷹狩りするには良い環境に思えますが、実はそうじゃないんですよ。
雪が降れば川は凍りカモはいなくなるでしょ。
凍らない川は街中か、川幅100mもあるような大河だけ。
当然そのような場所は狩りには向いていないんですよね。

あとキジやウサギは札幌周辺ではほとんど見かけません。
エゾライチョウなんてもってのほかです。
だから北海道での鷹狩りは雪が降るまでの「カモ狩り」がメインになるんですよ。




必ず立ち寄る狩場。
獲物はほとんどいませんが、川の藪の中に2,3羽のカモが入っていることがあるんです。
隠れているカモってのは人が脅かしても絶対に出てきません。
飛び立てば危険ってことを知っていますからね。
こうなったらこちらも手も足も出ません。
だから猟犬が必要になるわけなんですよ。
数少ないチャンスを確実に物にするためにね。

郊外のカモは特に警戒心が強いんで、100m先でも逃げてしまいますよ。
いかに獲物に近づき、いかに獲物をうまく出せるかが重要になるんです。

まあ、今回は真実、道明の勢子(獲物追い出し役、普段はうちの犬)がいましたから助かりましたね。
うまく獲物を出してくれて、見事カモゲットでございます。
愛鷹「柊」も良く仕上がってて、素晴らしい追いをしてましたよ。

20071026-02.JPG

諏訪流基本技のひとつ「丸上げ」、鷹にはカモの心臓だけ食べさせます。
鷹は捕った獲物をその場ですぐに食べはじめるんですよ。
だからすぐにその場に向かわないとほとんど食べられちゃうんですよ。

「丸上げ」の後は、獲物と鷹を一緒に持ち上げ、気分を害さないようにうまく獲物だけを取り上げます。
これが「据え上げ」。
一見地味ですが、こういった技が実はもっとも難しいんですよ。
鷹が嫌がるような扱いをすれば人の接近を嫌がるようになり、獲物を持って逃げてしまいますからね。



柊を手に据えご満悦のお二人。
近々我が家でカモパーティーだな。

んで本日も狩りへ。
今回は知人のマスコミの方が同行。
その方も勢子として良い働きをしてくれましてね。
再びカモゲットです。

いやー最高の休日を過ごさせてもらいましたよ。
ありがとう!


20071026-04.JPG

今回は出る幕なしのルーツ。
「留守番かよ」って感じで不満気。
帰宅したら部屋の中でウンコしてました。

真打登場

昨日ね、携帯を替えたんですよ。
この国際社会を乗り切るために海外でも使えちゃう機種にしましてね。
ほんと新しい携帯はいいですよねー意味もなくいじくってしまう。

いやーでも参りましたよ、自宅が圏外ね。
まあ山暮らしだからちょっとだけ予想はしてたんですけどね。
やっぱ山をなめたらいけませんよ。

「世界で使えて自宅で圏外」
そんなお決まりのセリフを鼻唄まじりで連呼しながら、現実逃避しております。
消え行くアンテナを見つめ部屋中ウロウロしながらね。




んでもって我が家の新鷹、名前はKKJr。
ゆっくり時間をかけて懐けてます。

でもね、ウカウカしてられんのですよ。
もう、北海道は猟が解禁になってるんです。
もう鷹狩りやっても良い期間に入ってるんですよ。

例年ならもう狩り三昧ですよ。
でも今シーズンはまだ一度も行ってない・・・
KKJrはまだ時間かかりそうだし・・・

ってことでね、ここで真打登場ですよ。



柊(ひいらぎ)ね。
軽くソフトモヒカン。
彼ならちょっと仕込めばすぐに仕上がるってことで訓練開始です。
オオタカの二羽同時訓練はちときついですが、まあうまいことやっていこうと思っています。
また寝れない日々が続きそうです。
来週には鷹狩りに行きたいとこですね。

20071016-02.JPG

「お前はまだまだだな。」
先輩面のルーツさん。

スイッチ切り替えの季節です。

みなさんこんばんわ。
9月に入り、僕の頭の中のスイッチは爬虫類から鷹へと切り替わりつつあります。

この時期になると爬虫類に対しての興味が驚くほど失せてくるんです。
あくまでもプライベートな話ね。
まあ興味が失せてきたって言っても普通の人の2億倍くらいはありますけどね。

んで先日我が家のオオタカ(Accipiter gentilis buteoides)柊♂の足革の交換をいたしました。
交換というか古いのが切れてしまって、急遽付け替えることになったんですよ。



まず捕まえて保定。
鳥を専用具で包み、暴れないようにします。
これをしっかりやらないと鳥も怪我しちゃうし、人間も危険です。
鋭い爪で掴まれたら流血しちゃいますからね。



まずアンクレットを足に巻きます。
今回は急な作業だったもんで洋式の足革、いつもは和式なんだけどね。
ついでに爪も伸びてたので先っぽだけカット。



んでもってハトメを装着。




専用具で締め上げます。
ギューってね。




見事装着。
まあ失敗しようのない作業なんですけどね。
もう片方の足にも付けます。



んでもってハトメにジェスを通します。




最後に大緒を通して完成。




こんな感じ。
ご機嫌斜めでございます。




狩りのパートナーでもあるルーツとの久しぶりの再開。
うれし恥ずかしで変な顔。

でもね、今シーズンは柊は調教しません、お休みさせます。
他の鷹を仕込む予定でおりましてね。
その辺はまた近々お知らせしますね。

「菓子パンは
    潰して食べると
          おいしいよ」(俳句風に)

潰してペッタンコにすることでうまみ成分が出てきます。
ちょっとしたグルメ情報です。
では。

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