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オランウータン飼育日記&円山四季だより

オランウータン飼育日記&円山四季だより

2013年10月11日 の投稿一覧

園内の様子。

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 上から神社山、大倉山、円山となっています。

 生憎の天気できれいに撮れていませんが、急激に紅葉が進んでいます。










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 奥に見えるのは、あれは琴似の街だね。

 眺めが良くなったよ。










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 山帽子も熟してます。










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アズキナシの実も色づいてます。

この実は冬に鳥たちが喜んで食べるんだわ。

 今時分に食べないのは何か理由があるのかな。

 霜に当たる事で毒成分が変化するとかね。

 それとも冬用に残しているとか・・・。









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 マユミも綺麗だよ。



 実が色づいてきたわ。










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 だんだん色が濃くなってきてるわ。

 赤系がまだ少ないね。








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 ハルニレも葉っぱが赤と黄色に変化しています。








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 銀杏の実も黄色く色づいてきました。

 早くから実を付けているんだけど、誰も見向きもしないと言うより気づかない。

 これから葉が黄色く変わる頃、やっと気づいてくれるんだ。

 目立つから?食べれるからかな。








 寒暖の激しい日々。

 来週末にはかなり綺麗になっているんじゃないかな~。

 一日経つ毎に紅葉が進んでいます。

 もう少しで園内も黄色く変化した葉っぱから匂いたつ、カツラの甘ったるい香り、綿菓子の

匂いで充満することでしょう。


 これからオランウータンの餌の確保が大変です。

 緑の葉っぱがなくなってくるからね。



巣(ベッド)

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 巣を作るのにこのような物も使います。

 材料によって色々と変わります。

 野生とはぜんぜん違うけど目的は同じです。


 夜に寝るためです。









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 台の上の消防ホースとか麻袋も集めてきます。










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 毎日こんな感じの巣を作ります。

 野生のオランウータンは、毎日新しい巣を日没前後15分ぐらいで作り上げてしまうと言われ

ています。 

 勿論、樹上にだよ。

 真ん中の部分は軟らかい葉を使ってね。

 レンボーは布を敷いているけどね。













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 これは作りかけの巣です。











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 レンボーはこんな感じで座ります。

 そして、ここでハヤトと眠ります。


 野生のオランウータンは毎日違う場所に作りますが、飼育下じゃそんな事は無理です。

 狭いからね。

 一番作りたい所に作るから殆ど毎日同じところに作っちゃう。

 だから、せめて毎日作らすために巣財を全部、台の所に置いちゃいます。











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 これも巣だよ。










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 最近、ハヤトもよく作るようになって来ました。

 レンボーが毎日作る巣をハヤトは見て学習します。

 けっして手伝うことはありません。


 野生のオランウータンの場合、自分で巣を作れるようになると大体、次の弟か妹といった赤

ちゃんが生まれ、子供はお母さんから離れてひとりで森の中で生活しなければなりません。

ちょうど7~8歳ぐらいでしょうか。自分の体の大きさに合わせた巣を作ります。



 ハヤトの場合、狭い部屋で生活しているから、きっと暇すぎて早くに作るようになったのでしょ

うね。

 屋内飼育場はハヤトにとって地球です。

 できるだけ少しでも居心地よくしてあげなければいけません。








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 ちなみにこの写真はインドネシアの動物園内で僕が写したオランウータンの巣(ベッド)です。

ちょっと古いから葉っぱが枯れています。

 
 こんな環境で生活させたいな。

 弟路郎もレンボーもハヤトもきっと喜ぶだろうな。

 

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