札幌100マイル

RSS 爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

by zoohonda

zoohonda
プロフィール

本田 直也

◆ 1976年 札幌生まれ
◆ 1996年より円山動物園勤務
◆ 担当は爬虫類館と猛禽類のフリーフライト
◆ NPO法人日本放鷹協会認定 諏訪流鷹匠。

春から夏は爬虫類を求め、北海道、沖縄のフィールドワークへ、
秋から冬は愛鷹、愛犬と共に鷹狩りへと素敵な日々を送っている。

鷹やら犬やら爬虫類やらと山の方で暮らしている。


投稿したブログ数:395件

外部講師。

メリークリスマス。
聖なる夜、皆様いかがお過ごしでしょうか?

生粋のクリスチャンでもある僕は、特に教会に行くわけでもなく夜8時に就寝。
そして朝3時に起きて静かな時間を満喫しております。
最近この早寝早起き生活にはまってしまいましてね。
どうせ早起きするなら思いっきり早い方がいい。
今後は起きる時間を徐々に早めていって、夜11時半には起きたいと思ってるんですよ。

僕は極端な事が大好きでしてね、人間も極端な人が好き。
トンボとスカイフィッシュの区別すら付かないくせに、カゲロウ類なら全種知ってるとかね。
あと毎日3食、源氏パイだけで生きてますって人もかなりかっこいいっすよ。
まあこんな極端生活、是非皆さんも実践してみてください。
人生がきっと豊かになりますよ。

そんなこんなで、最近外部講師として酪農学園大学に行ってきたんです。
授業内容は、「北海道産爬虫類の同定」


まあ僕は研究者でも専門家でもないんだけど、誰よりも野生の爬虫類を観察しているという自負はあるわけですよ。
たぶん石狩管内でも3本の指、胆振日高を合わせても5本の指には入ると思うんですね。
北海道にはヘビが5種類、トカゲが3種類しか生息してません。
これらを瞬時に判断するために何が必要なのか?ってことをお話させてもらいました。


爬虫類同定のために必要なものは、そう、もちろん「蛇眼力」です。
http://sapporo.100miles.jp/zoo_honda/article/143
種それぞれの細かい特徴なんて、ここではどうでもいいんです。
蛇眼力を手に入れるためにはどうしたらいいのか?ってことを2時間語ってまいりました。
これは爬虫類に限らず全ての動物に当てはまることですからね。
科学的に動物学を学んでいる学生さん達に、「ガッと心の目で見る」だの「こうジュワっと脳に直接響かせて・・」などと擬音語たっぷりの非科学的な授業。
学生さん達はちょっとポカーんって感じで僕だけが恍惚の表情でございました。

んで最後はテスト、ヘビの体の一部が写っている画像を数秒ずつ25枚見てもらい種を同定してもらうんです。
途中、ひっかけで外国産種も混ざったりしてて、難易度は超A級。
まあこれで爬虫類同定の奥深さを十分理解してもらえたと思います。
良かった良かった。

あー朝刊まだ来ないな。


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