カエルンコーリング。
Posted by zoohonda on 2012年2月28日(火) 18:23
今、閉園後のは虫類・両生類館ではカエル達の鳴き声が響き渡っているんですよ。
なぜかというと原因はこれ、加湿器。
ここ3ヶ月間は低湿度で管理してまして、カエルの鳴き声も産卵もぴたっと止まっていたんですよ。
でもこれのおかげでラボ内の湿度は一気に上昇。
室内ですらこの湿度ですからね。
ケージ内は100%近いです。
そうまさにカエルにとっての恋の季節、雨季が到来したんですね。
美声ナンバーワンはこのキオビヤドクガエル。
高音で伸びのあるビブラート、まさに「のこいのこ」のような澄んだ声を響かせます。
こちらのモウドクフキヤガエルはウンともスんとも言いませんね。
そもそもオスなのかメスなのかもわからない。
このまま鳴かないならオスはいないって事になります。
アイゾメヤドクガエルはあまりにも声が小さくて聞き取れません。
ほんともっと腹から声を出してほしいものです。
そしてマダラヤドクガエル。
子沢山で繁殖結果は良好なのですが、こちらも声は聞き取れません。
たまには男らしくシャウトしてほしいものですね。
最も活発に鳴いているのが、まだ生後一年程度のミツヅノコノハガエルの子供達。
でもね、やっぱりまだまだ子供。
親個体のような、パワフルソウルフルボイスは出ないんです。
何とも微妙な、声変わりが始まってしまった少年合唱団員みたいな、そんな感じの声なんですね。
そして少しだけニホンアマガエルの声と似ているんですよ。
交互に鳴かれるとたまに迷うことがあります。
迷うと言っても上條恒彦と子門真人くらいの違いなんですけどね。
よく聞くと子門真人の方が若干ライトで粘りがあるかな、みたいな。
興味ない人には同じなんだけど、ファンだったらすぐに違いがわかるみたいなね。
ええ、そんな感じなんです。
では風邪をこじらせたので今夜はこの辺で。