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花菖蒲(ハナショウブ)満開です。
Posted by 観光文化情報ステーション on 2010年7月13日(火) 14:11
紫色の癒し効果をもとめて、八紘学園花菖蒲園に行ってきました。
現在、花菖蒲、ユリ、ラベンダーが見ごろです。画像は11日(日)に訪れたときの様子。
園内はまだまだたくさんのつぼみがありますので、これから次々見事な花を咲かせるでしょう。
この日、午前中は曇天でしたけれど、紫色の花は雨や曇り空、和服に傘が似合いませんか。
時に、昔からよく、ハナショウブ、アヤメ、カキツバタの見分けが難しいと言われますね。
もちろんわたしは全く分かりませんが、良い機会なので調べましたら、なるほど目から鱗です。
まず、花菖蒲(ハナショウブ)と菖蒲(アヤメ)は漢字で表すと同じということにビックリ(カキツバタは“杜若”と書きます)いずれもアヤメ科に属し、さてさてその見分け方。
花びらの基に、花菖蒲は黄色、アヤメは網目、カキツバタは白または淡い黄色の模様が入るのだそうです。ふむふむ、確かに八紘学園花菖蒲園の花には、黄色いすじのような模様が入っています。
また、花菖蒲というのは江戸時代中ごろから、花菖蒲の原種であるノハナショウブの変わり咲きを交配して次々改良された、世界に誇れる伝統園芸植物だといいます。
知らなかった~今日一日でかなり花菖蒲ツウになりご満悦。
こちらは、
個人的に気に入った品種
“小桜姫”。
花びらの基に黄色いスジ、
ありますよね!
ひとつひとつの名前にも
大変趣があって…
石狩川、羊ケ丘、
清少納言、葵祭、
水前寺、水巴(すいは)、
西行桜…などなど
他にも源氏物語の登場
人物や平安時代の有名
な歌人の名前が出てきた
りして、花を観賞しながら
古典の世界に思いを馳せ
るのも楽しいことです。
古き良き日本の風景に
溶け込む、誠に日本的で
優美な花だと思います。
こちらは、どこかで蓮の花が咲いたのでしょうか。
大切に水場に生けてありました。
蓮の花と言えば、お釈迦様。なぜかお香の匂い
まで漂っています。
厳かな気分になりしばし合掌。
さらに贅沢にも、ラベンダーとユリのお花畑まで。
白や黄色のチョウチョと蜂がたくさんいて、それは
それは楽しげな光景。
大きなアゲハ蝶も優雅に飛んでいました。
植物が発する美しい自然色に、目も心も浄化され、スッキリと雑念を払った気分です。
このたくさんの植物を育て管理している生徒さんたち。その努力が実を結び大輪の花を咲かせているのだと思うと、『わたしも頑張らねば』 そんな襟を正す気持ちになるひとときでありました。
★今年の八紘学園花菖蒲園開園期間は7月25日(日)まで。公式HP→■
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