札幌100マイル

観光文化情報ステーションstaff日記

札幌市内のイベント&アート&スポーツ&観光情報などをご案内している観光文化情報ステーションのスタッフたちの日記です。不定期気ままな更新です。

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札幌を掘る DIVE★DOCUMENT~琴似屯田兵村~

札幌市役所ロビーで開催中の「DIVE★DOCUMENT~琴似屯田兵村~」に行ってまいりました。
北海道新聞などでご覧になられた方も多いのでは。

このイベントは、屯田兵制度、最初の兵村である「琴似屯田兵村」の兵屋の20年ぶりとなる柾屋根葺替え保存修理に伴った記念事業を展示したものです。

その一部をご紹介
彫刻2
4m×4mの迫力ある彫刻です。(夕方だったので写真暗くてごめんなさい(^_^;)
彫刻家であり、この事業の実行委員長でもある唐牛幸史氏の作品。
琴似小学校の生徒さんらとの共同制作です。
一面に「20年後の自分」に向けた絵手紙が散りばめられています。一つひとつ全て読みたい作品です。


箱
参加したのは琴似小学校4年生。ちょうど10歳。
これらは、保管して20年後にみんなで箱を開けるのだそう。
20年後と言うのはちょうど次回の”柾屋根葺替え保存修理”の頃なんですね。
琴似小のみんなは30歳。
次の50歳、その次の70歳までもこの手紙を描いた子どもたちは
"葺替え"のたび色々な思いを寄せて行くだろうなぁ。何て思ったりして。

これがその子どもたち。札幌の映像作家横谷恵二氏の作品です。

何とこれはみんなで輪になっているところをパノラマ撮影したもの何だそうです。
会場のプロジェクターでは屯田兵屋360度のパノラマ映像を見ることもできます。

タイトル小
偶然らしいのですが、
ちょうどこの写真を撮影した琴似小のグランドあたり。
今回のイベントのメインとなっている開拓史当時の写真とほぼ同じ場所で撮られたものとのこと。

ちょうど会場でお話を伺った、札幌市文化財課の田山先生によると写真に写っている方々は
「開拓使の覚悟の表情をしている」と。
そう言われてよくよくお顔を拝見すると、本当に。感じるものがあります。
この時代でこれほどのクオリティでの「写真」と言うものは本当に貴重なものとのこと。
是非生で「覚悟の表情」をご覧いただきたい。

その田山先生の作品はこちら
板書1板書2
板書3板書4

元、小学校の校長先生だった田山先生。
お得意の黒板への「板書」でわかりやすく、ユーモラスに琴似屯田兵村などについて説明してくれています。

会場では、作家さん直々にお話を聞ける可能性も高し!です。
伺った日には、沢山の作家さんがいらしてここではご紹介しきれない程沢山の興味深いお話を伺うことができました。
会場に行かれる際にはこの方々のお顔を覚えて是非、話かけてみてくださいね。
作家
左から
□パノラマ映像の 横谷 恵二さん
□実行委員長 彫刻家 唐牛 幸史さん
□板書の達人 田山 修三先生
□短歌を展示 歌人の 山田 航さん

山田さんの短歌は、お持ち帰り用のプリントも用意されていて、帰ってからじっくり読み返すことが出来ます。

その他会場では、クレイアニメ上映会やコンサート・ワークショップとイベントが盛りだくさんです。
しかも、市役所での開催と言うのに土日もやっています。もちろん入場無料。
4月8日まで開催しています。詳しくは、観光文化情報ステーションのホームページにてご案内しておりますので是非ご確認のうえお出かけください。

プロモーション映像はコチラ→
会場内でもかかっていた、このイベントの為に作られた素敵なテーマ曲も聴くことができます。

★気持ちの良い声~。と聴いていると。
何と、さっぽろアートステージ2010のファイナリスト、きっこりーずのカポウさんではありませんか!

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