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オランウータン飼育日記&円山四季だより

オランウータン飼育日記&円山四季だより

2011年11月 の投稿一覧

動物の為に。









 こんな写真を見せても何が何だか判らないよね。

 

 弟路郎ファミリーの為に植栽をしました。 ちょうど植物が休眠に入るこの時期か早

春が一番いいのです。 採集から始めたのでけっこう大変でしたよ。


 15回に分けて32種277点を植える事ができました。 大部分が空き地から採集し

ました。 タランボ、カツラ、マタタビ、ツルウメモドキ、ミズキ…。


 この内何本が生き残れるかな。 まあ、彼らの為に植えるのだから、引っこ抜こうが

折ろうが食べようが、僕は毎年植えるだけさ。 リンゴやハスカップの種を撒いて育て

ているけど、これを植える頃にはきっと担当代えになっているんだろうな。











 来年はもっと植物でいっぱいになっているだろうな。

 楽しみです。











 今年は、このアサツキとクサスグリ、アスパラの苗を植えておしまいです。 あとは

来春、種撒きか。

飼育環境で変わる。

 

 工事の都合でレンボー親子を真ん中の展示場で一日生活して貰うことになりまし

た。(弟路郎の部屋です。)


 





 最初は屋上に作業員さんたちがいるのが見えるので、警戒してハヤトはレンボーか

ら離れなかったけど、慣れるに従い段々と動き回るようになりました。 でもね、ここ

は弟路郎用のお部屋なので、ハヤトには不満足です。好きな所に移動したくても移

動手段はレンボーの背中です。











 これじゃあね・・・。


 




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 ハヤトがいるので事故の原因になりそうな物は撤去したから尚更面白くない。 ハ

ヤトが喜びそうな物は、いつも危険がつきまとうからね。 








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 ハヤトが気になるのはこれだけ? たぶん初めて触るんじゃないかな。(仕切り戸

の取っ手)






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 その点、自分のお部屋は自由にどこでも移動できます。






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 食べ物を探すのも楽しみの一つです。





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 ターザンごっこして遊べるしね。





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 ハンモックの上で一休みです。




 生活環境で生活が、かなり変わっちゃうな~。

 

 忙しくてあまり観察できなかったけど、運動量は十分の一ぐらいに減ったかな。活

気がないね。 でも、環境が今より良くなるなら仕方がないよね。

 
 場所が変わっただけでストレスってかなり多くなるんだね。  

 刺激になるかな。 

円山動物園のクヌギ林。

 

 今日は朝からたくさんのミヤマカケスがクヌギ林で朝食をいただいていました。 毎

日見かけますが、今日はいつもより多くて7羽いました。 そして、カケスの群れに混

じってエゾリスもね。












 みんなクヌギの実を食べに来ているのです。 ドングリは少ししか生らなかったけ

ど、クヌギはそこそこ生ったからね。 



 しかし、今年はドングリの生りが異常なほど悪かったわ。 ドングリばかりじゃなく

て、コクワ、マタタビ、山葡萄も園内にはぜんぜん生りませんでした。 毎年たくさん

生る栃の実なんて、今年は一個も生らなかったよ。







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 こんな所にいるんだよ。
 













 ここばかりじゃなくて園内いたる所で見かけるよ。 食べ物が一番多くあるクヌギ林

の方が多くいるけどね。


 体の大きさが中型で、羽の色がハデハデ、泣き声はギャーギャーうるさく鳴くんだ

よ。 だから木に止まっていても直ぐ判るんだよ。

 


 昔、山奥で山葡萄の棚(ベッドみたくなっていた。)で昼寝をしていたら、ニャ~ニ

ャ~? 猫の声がするので辺りを見回したら、泣き声の正体が判りました。それはカ

ケスだったのです。 野性のカケスって動物の鳴き声の真似をするのかな。それとも

僕の耳が悪い?

表情。

 
 彼女は表現豊かです。 伝えたいことを身振り手振りで知らせます。 時には声に

出して伝えることもあります。


 

 写真を撮る時だって色々な表情をしてくれます。


 ちょっとやり過ぎな写真だけど見てください。





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 う~ん綺麗だよ。

 カメラ目線だね。






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 だんだん崩れていくよ。






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 レンボーが見たら怒るかもね。







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 写真載せ過ぎかな。

 飽きた?



 じゃあ最後に

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 瞳が澄んでいるよ。

 すごく綺麗だよ。



 やっぱりやり過ぎだね。

学習させてますよ。

 

レンボーはハヤトに滅多に食べ物を与えたりはしません。 ハヤトが美味しい物を

食べていると取り上げて自分が食べてしまう事もよくあります。 でもね、よく観察して

いると判るんですが、特にハヤトが初めて食べるような物は、レンボーの口の中の物

をハヤト自ら取らせて食べさせているんです。 たぶん学習させているのでしょうね。

 厳しい野性での生活を考えると甘やかしはいけません。 


 レンボーの愛情だね。



 ハヤトもどうしても取られたくない物は、取られないように離れたり、レンボーが来

れない所で食べてます。


 
 






 昨日、寄附されたヤーコンです。

 3等分にして与えました。








 皮が薄くても皮を剥いて食べます。

 ハヤトも食べてみたいんだろうね。











 こんな状態なのにあげないんだよ。

 でもね、レンボーの口の中に入ってるヤーコンをハヤトは口の端から取って食べて

いるんだよ。 いや、レンボーは取らせて食べさせていると思うよ。 親の食べている

物を食べて学習させるんだ。 実際、この後ハヤトは取って食べていました。








 でもその後がね・・・。

 レンボーに貰えばいいのに僕に強請るんだ。

 僕に強請れば絶対にくれるからね。








あの大きな指で小さな物を摘まむ仕草が大好きです。

 弟路郎もヤーコンの皮を剥いて食べるのです。

オランウータンの顔が白いのは子どものサイン。

 
 顔が白いのは子どものサイン。



 ハヤト1歳五ヶ月。




 弟路郎6歳6ヶ月。










 子どもは目のまわりの皮膚が白いのに、大人は真っ黒です。

 あの皮膚の色はいつ、どうやって変わるのかな。


 
 母親から独り立ちする7歳ごろに急速に黒く変わるようです。








 弟路郎3年前の11歳8ヶ月。

 瞼が少し白っぽい。









 現在の弟路郎です。

 顔全部、真っ黒。



 


 レンボーもうすぐ12歳。










 レンボー現在13歳になったばかりです。

 目の周りはまだ白っぽいね。

 
 子どもっぽい顔しているからね。




 

 オランウータンの子どもの顔の白い部分は、子どもであることをアピールする、サイ

ンだったのです。   

 
 ちなみに、チンパンジーの子どものお尻の毛の一部が白いのは、子どもであるサイ

ンです。




 


 腹が減ったわ。 最近、毎日のように屋外放飼場に植栽しているからかな。 かなり

エネルギーを消費しているよ。  今夜は豚汁でも作りましょうか。

オランウータンの味覚。



 熱帯鳥類館に植えてある、間引いたバナナの木を貰いました。 農薬は使ってない

のでこのまま与える事が出来ます。

 いや~久し振りだよ。 

 興奮しながらすごく美味しそうに食べるんだ。 

 皮を剥いたりして苦労して食べる喜びもあるんじゃないかな。








 さっそく味見をしているレンボーです。


 苦いはず。











 こうして皮を剥いてこの中にある芯を食べるのです。











 芯は見た感じ真っ白でミルクを固めたように見えます。 

 いつもシャリシャリ食べるんです。








 もちろん葉っぱも食べますよ。 

 弟路郎は葉っぱの方が喜んでいるかな。


 残念ながら弟路郎の迫力ある食べ方は、暗くてよく写りませんでした。 皮の剥き

方がすごく迫力あるんだけどな。








 レンボーの食べた後の残骸です。







 


 これは弟路郎の食べた残骸です。



 剥いた皮は食べないんだわ。




 彼らは甘い食べ物が大好きです。 まあ、普通に考えてもこれは判ります。 でも

ね、もの凄く「えぐい味」、下がしびれるようなどうしようもない味でも喜んで食べる事

があるんだよね。 ちなみにバナナの葉はすごくえぐいね。 人間はどんなに頑張っ

ても食べれない、いや、舐めれないよ。 まず過ぎる。

 

 確かチンパンジーで実験していたな。 オランウータンとは違うかも知れないけど参

考に読んでみようと思います。

フィーダーの浮き玉。

 

 

 浮き玉を設置してから最初の内は遊んだりしていたけど、現在はさっぱり遊ばない

よ。 


 浮き玉の中には食べ物が入っている事は知っているから、中に入っている物を

取ろうと思えば取れるはずなんだけどね。


 やっぱりハヤトにはまだ無理なのかな。

 そこまでして苦労して取る必要がないのかも。 

 あの体勢から取るのは技術が高度すぎるか。












 そんなに苦労しなくても目の前に取りやすい物があるからね。








 

 さて、どうしましょうか。

 

 このままぶら下げててもねぇ~。




 いい方法を考えよう。



 何かいいアイデアがでるかも知れない。



 観察だね。

ちょっとした違いだけど。

 
 一日30品目、「毎日食事に変化をつけよう」を目標にやっています。 人間と同じ、

美味しい物でも毎日じゃ飽きちゃうよ。知能の高い動物だし、それくらいやってあげな

いとね。 






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 1日の日にお客様から食べ物の寄附がありました。 ありがたいことです。 本当に

感謝します。 翌日与えました。


 
 
 梨は秋限定、その時期しか与える事が出来ません。 ブランデーという品種です。 

 小さいけど甘くジューシーに見えます。 香りがまた良いんだな。





 この梨は小さいので一口でパクッ。








 


 そんな勿体無いことはしません。 

 味わってゆっくり食べます。

 同じ美味しい梨でも、前日与えた梨とは種類が違います。


 こんな変化も良いんじゃない。






 
 





 レンボーは道具を使って食べてます。








 パンだって同じです。 この前お客さんから頂いたパンは焼きたてのふんわりした

軟らかいパンでした。 目の色を変えて食べていました。 よっぽど美味かったんだろ

うね。 

 今回寄附されたパンは、フランスパンみたいに硬いパンだけど、これまた美味しそう

に食べているんだよね。 同じパンでも味わいが違います。 今回のパンは噛み応え

があり香りも良し。  

 
 彼らも気に入っているようです。






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 ハヤトもいつもとは違います。

 少々硬いので 食べるのに少々苦戦しています。

 




 
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 でもね、ハヤトが喜んでいるのが判るんだ。 

 美味しいもの食べている時はいい顔しているからね。



 

昔みたいに一日一回給餌だと、お腹がすいて山盛りになってる餌をガツガツ食ちゃ

う。 今は一日3回給餌で食べるのにも時間をかけてじっくり食べるようになりました。

だから、このように味わって食べるのでしょう。 探しながら、時には知恵を使って食

べる。   野生のオランウータンの生活に少しは近づいたかな。

「円山動物園の森」・ミヤマカケス

 
 今、動物園の森ではミヤマカケスを見る事ができます。( この一週間、園内の

いたる所で確認されています。)  僕なんか毎日見ているよ。









 円山川で水浴びをして、木の上で羽づくろいをしています。 

 10分ぐらいしていたかな。

 








 写真写りが悪いけど、本当はもっとハデハデの色合いで、体も中型ぐらいの大きさ

だからすごく目立つんだ。 声も大きな声でギャーギャーと鳴きます。 だからどこに

居るのか、すぐ判るんだ。 大きなクヌギの実も食べていたな。




 全然関係ないけど






 この前ブログに載せたナメコがこんなに大きくなりました。

 殆んどが開いちゃっているよ。


 

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