札幌100マイル

観光文化情報ステーションstaff日記

札幌市内のイベント&アート&スポーツ&観光情報などをご案内している観光文化情報ステーションのスタッフたちの日記です。不定期気ままな更新です。

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ロクロを回す!

先週末は、友人と陶芸体験へ。
1kgの粘土を使って陶器作りに挑戦しました。
陶芸と言えば、小学生の頃に体験学習で作った小鉢を思い出します。その思い出が強くて、自分で作っても使えなかったら意味がないもん・・・と、渋々と友人について行ったのでした。

ところが!先生はとても丁寧に教えてくださるし、大人になった私は小学生の頃よりも手先も器用になっていて(?)、ちゃんと形になりました。



ただ、当初の予定ではカレー皿をおそろいで2枚作ろうと思っていたのに・・・。違うパターンのお皿が2枚になってしまいました。



ひとつは煮物を入れて、もうひとつは・・・
こちらもやっぱり煮物かな(^-^;)。
どちらにしても大皿なのでたっぷりと盛れそうです。

続きは先生が薬をかけて焼いてくださるので、届くのを待つのみ。
上薬でどんな色が出るのか、どんな料理が似合うのか、今からとても楽しみです。

観光文化情報ステーションでご案内している芸術の森・クラフト工房江別市セラミックアートセンターでも、陶芸教室が開催されています。
ロクロを使うものだけでなく、色々な手法で作る陶器がありますし、初心者の方でもOK、1日だけの講座もありますので、手作りのお皿作りに挑戦してみませんか?

☆陶芸、その他工芸講座の情報も観光文化情報ステーションで☆

昔ながらのしめ縄

20081210-07.jpg
街はクリスマス一色ですが、そろそろ始めておかねばならないのがお正月の準備。
最近では、おせちはなし!あるいはデパートで高級おせち♪
しめ縄も一応飾るけれど・・・今風のおシャレなリース型で・・・そんなご家庭も増えているのではないでしょうか。
(ちなみに、我が家は大掃除もなし!に近いですが・・・)

ただ、この時期
ステーションには「しめ縄作り講座」なる情報がいくつか入って来ます。そう言えば、昔おばぁちゃんの家では冬になると近所の人総出で街で売るしめ縄を作っていたっけ。





そこで、行って来ました!しめ縄作りに。
今回行ったのは、『北海道開拓の村』 
ここは施設全体が開拓期の村になっていて、行くだけで楽しい施設です。


今回の先生は、わら細工研究家の 紺谷 憲夫 先生
市内区民センターなどでもひっぱりだこの先生だそうです。

さっそく講座が始まると、まずは「わら」の準備。
下のほうにくっついている余分な葉(=わらしべ)を手ですぐって除きます。


わらの穂先をねじって持つと、全体に広がって作業が楽になります。


乾燥していると、わらにしなやかさがなくなり扱いにくくなるので霧吹きで湿らせながら木槌で打ってやわらかくします。

その後、奇数(神聖なものなので、数は奇数で作るとのこと)の本数のわらを取り、付け根を仮結びした後、撚って(よって)は綯う(なう)の繰り返しです。






この作業、手と足を使うのですが、足の裏が・・・つりそうでした(苦笑)。
先生のように見事な速さで鮮やかに美しく・・・とは行きませんでしたが、一応、なんとか形になりました。

この日は、全部で4種類のしめ縄を作りましたが、コツを掴めば、縄の綯い方は基本的に同じです。
それぞれの飾りをどこに飾り、どういう意味があるのか、また、たま締め(一般的に玄関に飾る大きな飾りです)に飾るお飾り(おかめ・扇・しで・鯛・松竹梅・※裏白)の意味などをひとつひとつ教えてもらえるのも、体験講座のいいところ。作業しながら先生が色々と教えてくださいました。
本当にひとつひとつ、その意味(=込められた願い)があるのです。
※ちなみに、「裏白」とは植物のしだのことですが、次々と新芽が出てくるので、「幸せが耐えない」ということで縁起物になった説があるとか。
(鯛は、ご存じ「めでたい」ですね)

こうしてたっぷりとしめ縄作りを堪能することが出来たのですが、やはり日本人はすごい!!と、思いました。
お米を作り、そのわらからは、草履や蓑やお正月の飾りを作る。しめ縄だって、ねじも輪ゴムも紐も使わずに、「撚って綯う」ことできちんと形になるのです。

日本人の知恵と、手先の器用さ。季節とともに生きる風習。大切にしたいなと思いました。

こうして、昔ながらのしめ縄が完成いたしました!
その完成したしめ縄は、クリスマスが終わったら、ぜひ観光文化情報ステーションでご覧下さい☆

☆季節の体験講座情報も観光文化情報ステーションで☆


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