札幌100マイル

観光文化情報ステーションstaff日記

札幌市内のイベント&アート&スポーツ&観光情報などをご案内している観光文化情報ステーションのスタッフたちの日記です。不定期気ままな更新です。

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ボタニカルアート???

先日、ステーションへ展覧会のポストカードをお持込いただいた主催者様。その内容は“ボタニカルアート展”となっています。
すでにイベント内容のご登録(掲載申込)をされていたので、この言葉、私も目にしてはいたのですが、勉強不足ですみません・・・。

「ボタニカルアートってどんな分野の絵なのですか?」と思い切って聞いてみました。

その方のお話によると、花びらや葉・茎の細部に至るまで細かい描写をする植物学的にも正しく詳しい絵・・・そう。イメージしやすいのは植物図鑑の絵!とのことでした。

なるほどと思いさらにお話を伺うと、その方も、依頼があって 限られた季節にしか咲かない植物を描きに山奥へ行かれたこともあるとか。
ひとつの作品を仕上げるのに何十時間も費やすことは珍しくないそうで、時には、毎年その開花の時期だけ描くことが出来るので、完成まで何年がかりにもなることがあるそうです。
花びらの1枚1枚、葉脈の一線一線にその柔らかさと美しさを感じ取ることができるのョとおっしゃっていたのがとても印象的でした。

また、今回は展覧会ということで、作品を飾る額、さらにはその額に納めたことを想定しての描き方・・・と絵に込められた情熱を伺うことができました。


やはり主催者様のお話を直接聞くことが出来るのも
ステーションの良いところ!
またひとつ、
未知の分野への好奇心をそそられるひと時でした。



←そうしてステーションへは様々な情報が寄せられます!


☆札幌市内の展覧会情報も観光文化情報ステーションへ☆

雪まつりの触れ合い

昨日、友人と某温泉へお出かけしたのですが・・・
その出口で「雪まつりの国際雪像コンクール」フィンランドチームのメンバーに出会いました。
 大通11丁目会場で行なわれた『第36回 国際雪像コンクール』。6日の夜に見に行った際に、お揃いのブルーのジャンバーと、かわいらしい帽子が印象的だったのですぐにそのメンバーと分かり、思わず言葉も通じないのに話しかけてしまいました!!

じつは、ステーションスタッフには英語が得意なスタッフも多く、私たちステーションでは英語を話すお客様にもご案内が出来る体制になっています。

けれど事務局におります私は英語は話せず。当然、フィンランド語など聞いたこともないほどです。それでもなんとか、身ぶり手ぶりで「雪まつりに来てましたよね!あのかわいい帽子ですよね!」ということは通じたと思うのですが お互い中途半端な会話にもどかしい空気が流れ・・・。

その後、駐車場で車がとなりだったので、再チャレンジ。6日の夜に撮影したデジカメの写真を見せたところ、こちらの意を解ってくれたようで、他のメンバーも呼んで皆で写真を見て喜んでくれました。



←6日の夜 
雪像制作中の風景です。

なんとか単語をつなげて結果を聞いてみると、4位で残念だったと教えてくれました。

本当は、せっかくの出会いなので色々聞きたいことはあったのですが、言葉の壁は高くこれが精一杯のコミュニケーション・・・。
雪像作りは楽しめましたか?美味しいものは食べられましたか?札幌を好きになってくれましたか・・・?と、心の中では気になりながらも聞くことは出来ず、楽しい旅を願っての別れとなりました。

それでも、雪まつりを通して触れ合えた束の間の出会いにちょっと嬉しい気持ちで心までぽかぽかの休日でした。

*****

大通11丁目会場では、世界各地の国・地域・都市によるチームが制作した国際色豊かな雪像が並んでいます。
また、食の国際交流コーナーもあり他の会場では味わえないお国自慢の料理が勢揃いしています。


☆雪まつり情報、札幌のオススメ情報は観光文化情報ステーションで☆

驚きます☆札幌の夜景

もいわ山のロープウェイに乗って、夜景を見に行きました。
30年以上も札幌に住んでいながら、もいわ山に登るのは初めて。
お目当てはこの時期登場するアイステラスです。



この日はふもとまで車で行きました
(無料駐車場あり)。

車を降りてすぐにロープウェイの駅があり、大人往復1,100円、20分間隔で運行しています。

       満員でした→


ロープウェイに乗り込むと、乗車時間は5分。
日本各地のロープウェイに比べると短いな・・・と思いきや、
なんのなんの!
みるみる眼下に広がる夜景は文字通り宝石箱をひっくり返したよう!!
                   車内もキラキラ☆→


 

これだけでも十分感動ですが、じつはロープウェイを降りてもまだ山頂ではありません。そこからは雪上車の「もーりす号」に乗り換えて山頂へと向かいます。


    これはバスタイプ。
    タイヤがベルトになっています→

この雪上車というものには初めて乗りましたが、真っ白な雪の上をぐいぐいと進んでいくのでワクワクします。乗り合わせた観光客の方もとても感激していました。
☆日中は大型そりに乗って引っ張られていくそりタイプも運行しています。

10分ほどで山頂へと到着ですが、この展望台にまた感激!!なんと360度のパノラマなのです。


私、日本各地の夜景を見てはおりますが、360度の展望台は初めてです!しかも、本当に札幌は明るい!
この日は気温が低かったこともあり、一層キラキラしていました。
雪と夜景のこんなに見事なコントラストが見られるのは、札幌だけではないでしょうか・・・。
本当に夢のような美しさにうっとり~


そしてもうひとつ感激したことが!
それは、スタッフの皆さんの親切で感じの良い応対です。とても楽しいひと時でした。

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アイステラス越しに眺める夜景も最高です。

記念撮影もしてくれて、無料のポストカードをもらいました→
(大きいサイズの写真は有料)

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スタンドカフェや
もーりすグッズコーナー
もあります       →

市内近郊に住んでいながら、もいわ山からの夜景を見たことがない方、けっこういらっしゃるのではないでしょうか・・・?
冬の今こそ!行ってみてはいかがでしょうか。

乗車券には年間パスポート(大人1,500円)もあります。
「こんなに綺麗な夜景なら、気軽に来たいね~」と、次回は年間パスポート購入を決めたのでした(山頂にはお洒落なレストランもあります)。

☆もいわ山・アイステラスの情報も観光文化情報ステーションで☆

美術館へ行くなら!


週末、道立近代美術館へ行ってきました。
観に行ったのは開催中の
『A☆MUSE☆LAND TOMORROW 2008 ANIMAL FANTASY イヌイト・アート&動物たち』です(1/25まで)。


←開催チラシの作品がかわいらしかったので、じつは、久しぶりに美術館へと向かったのです。


この日は、イヌイト(カナダなどの北極圏で生活を営んでいる人々)のくらしや文化を紹介した映像を観ながら、学芸員のお話を聞くことができる関連事業も開催されていました。
私などは芸術心がないもので・・・ひとりで展示作品を見ていても単純な感想しか出て来ないのですが、こうして解説を聞きながら観てみると、なるほど奥深い味わいを感じることができます。

また、今回の展示は、動物のオブジェやイラスト、絵本などが展示されていて、お子さん向けにわかりやすい解説やワークショップも行なっているなど、家族で楽しめる内容になっていて、気軽に楽しむことができました。

美術館や資料館では、企画展の開催中にその関連事業が開催されることが少なくありません。学芸員による作品の解説だったり、そのテーマに基づいた講演であったり、絵画展の場合だとその時代の音楽の演奏会だったり・・・。
美術館や資料館…と考えると、ちょっと身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな方はぜひ、関連事業が開催されている日に足を運んでみてください。
きっと、想像以上に気軽に楽しめますョ。


← 関連の食文化を味わうこともできます


☆各種展覧会情報・関連事業の情報は観光文化情報ステーションで☆

昔ながらのしめ縄

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街はクリスマス一色ですが、そろそろ始めておかねばならないのがお正月の準備。
最近では、おせちはなし!あるいはデパートで高級おせち♪
しめ縄も一応飾るけれど・・・今風のおシャレなリース型で・・・そんなご家庭も増えているのではないでしょうか。
(ちなみに、我が家は大掃除もなし!に近いですが・・・)

ただ、この時期
ステーションには「しめ縄作り講座」なる情報がいくつか入って来ます。そう言えば、昔おばぁちゃんの家では冬になると近所の人総出で街で売るしめ縄を作っていたっけ。





そこで、行って来ました!しめ縄作りに。
今回行ったのは、『北海道開拓の村』 
ここは施設全体が開拓期の村になっていて、行くだけで楽しい施設です。


今回の先生は、わら細工研究家の 紺谷 憲夫 先生
市内区民センターなどでもひっぱりだこの先生だそうです。

さっそく講座が始まると、まずは「わら」の準備。
下のほうにくっついている余分な葉(=わらしべ)を手ですぐって除きます。


わらの穂先をねじって持つと、全体に広がって作業が楽になります。


乾燥していると、わらにしなやかさがなくなり扱いにくくなるので霧吹きで湿らせながら木槌で打ってやわらかくします。

その後、奇数(神聖なものなので、数は奇数で作るとのこと)の本数のわらを取り、付け根を仮結びした後、撚って(よって)は綯う(なう)の繰り返しです。






この作業、手と足を使うのですが、足の裏が・・・つりそうでした(苦笑)。
先生のように見事な速さで鮮やかに美しく・・・とは行きませんでしたが、一応、なんとか形になりました。

この日は、全部で4種類のしめ縄を作りましたが、コツを掴めば、縄の綯い方は基本的に同じです。
それぞれの飾りをどこに飾り、どういう意味があるのか、また、たま締め(一般的に玄関に飾る大きな飾りです)に飾るお飾り(おかめ・扇・しで・鯛・松竹梅・※裏白)の意味などをひとつひとつ教えてもらえるのも、体験講座のいいところ。作業しながら先生が色々と教えてくださいました。
本当にひとつひとつ、その意味(=込められた願い)があるのです。
※ちなみに、「裏白」とは植物のしだのことですが、次々と新芽が出てくるので、「幸せが耐えない」ということで縁起物になった説があるとか。
(鯛は、ご存じ「めでたい」ですね)

こうしてたっぷりとしめ縄作りを堪能することが出来たのですが、やはり日本人はすごい!!と、思いました。
お米を作り、そのわらからは、草履や蓑やお正月の飾りを作る。しめ縄だって、ねじも輪ゴムも紐も使わずに、「撚って綯う」ことできちんと形になるのです。

日本人の知恵と、手先の器用さ。季節とともに生きる風習。大切にしたいなと思いました。

こうして、昔ながらのしめ縄が完成いたしました!
その完成したしめ縄は、クリスマスが終わったら、ぜひ観光文化情報ステーションでご覧下さい☆

☆季節の体験講座情報も観光文化情報ステーションで☆


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