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天内岳堂遺作書展@法邑ギャラリー
Posted by 観光文化情報ステーション on 2011年4月3日(日) 14:08
春の雪が舞ったこの週末、東区本町の法邑ギャラリーさんへ。
『天内岳堂(あまないがくどう) 遺作書展』を鑑賞してきました。
天内先生は残念ながら昨年1月にお亡くなりになり、今回は遺作展となりました。
先生は、長きにわたり衆参議員の名札書きをされていたそうです。
一生を書に捧げた天内岳堂先生の
作品は 墨の漆黒と濃淡によって、
強靭さと柔らかさと優雅さが表され
大変表情豊かな書に思えました。
また、本展は
『工房さとだて』オーナー
里舘涼子さんによる丁寧な解説が
つきます。
里舘さんは額縁のデザインなどを手がけておられ、今回 作品のレイアウトから全ておひとりで
なさったそうです。それでは、里舘さんが傑作とオススメしてくださった作品の一部をどうぞ。
このニ作品はぜひ実物をご覧いただきたい。まるで生きているかのような書なのです。
私は
身近に
あったかい
抱擁を感じる
私は地下に
ふつふつとふくらむ
若芽の
生気を思う
※日下禅山という方の詩だそうです
『書』の良さを言葉で表現するのは難しいけれど
なんかいいよね…と
言うなれば、自分の国の『文字』を見て感銘を受ける。
日本人ならではの芸術鑑賞かもしれません。
冒頭(写真)の天内先生のにこやかな表情と、
素晴らしい書にココロ満たされた後は・・・
←<オマケ>
ギャラリーのお隣、茶廊法邑でランチをいただき
オナカも満たされ、元気モリモリなのでした。
★『天内岳堂 遺作書展』は4月7日(木)まで。
入場は無料。ギャラリー鑑賞のみでお入りになれます※4月5日(火)は休廊です
“明日”が楽しみになる原画展
Posted by 観光文化情報ステーション on 2011年1月24日(月) 12:27
週末は、ふと思いたち茶廊法邑さんのギャラリーへ。
『“明日”への絵本 原画展』を見てきました。
作者の狸小路きみこさん、
本名は[法邑美智子さん]
そう、この大人っぽいゆとり空間
茶廊法邑のオーナーさんです。
本展は、
“明日”への絵本
『敏男おじさんのひとりごと』
第二巻の原画を展示したもの。
文は狸小路(法邑)さん、
字は吉田宗里さん、
絵は植田莫さん。
文芸とアート ぷらす
本当にあったお話
主人公は、狸小路さんの
ご主人敏男さんとその家族
展示は、時系列に
目の不自由な敏男さんと
奥さんとの出会いから今日まで
とかく重たく暗くなりがちな
テーマなのに、
明るくやさしくて、
どこかユーモラスで、
そして、とても強い。
↓原画は和紙に描かれています。やわらかい輪郭とにじみ加減がホワッとしていて、
『温度』を感じるし、たい焼きが本当に美味しそう!(笑)
↓字を書かれた吉田宗里さんは、篆刻作家でもあります。
味のある書体、そして篆刻にも一目ぼれしてしまいました。
↓最後に、ギャラリー中央に巻物のようにしつらえられた『あとがき』を読みます。
法邑美智子さんの直筆により、事実が淡々と綴られています。
溢れそうになる涙を堪えます。
そこには、前を向いて明日を見て生きようとする、法邑さんの圧倒的な強さが。
この日、なんと、幸運なことに、法邑美智子さんに
お目にかかり直接お話を伺うことができました。
『だって本当のことだからすぐ書けちゃったわよ!』
と、ユーモアたっぷり。
江戸っ子気質のような、実に闊達な美智子さん
だからこそ、敏男さんをたくさん笑顔にできるの
だと思いました。
さてさて、法邑ギャラリー次回展示は
←コチラ 「めでたい」もの集まれ展
どんな展示になるかは、開いてみてのお楽しみ、的な展覧会だそうですヨ。
そして皆さま、ごめんなさい。『敏男おじさんのひとりごと』原画展、昨日で会期
終了だったのです。でも、法邑ギャラリーで絵本を展示していますので、気になる
方は、ご覧になってみてください。できたら、ご夫婦で見ていただくと・・・
【info】法邑美智子さんブログはこちら→■
カテゴリー: アート|タグ: めでたいもの集まれ展, 吉田宗里, 品々法邑, 敏男おじさんのひとりごと, 明日への絵本, 植田莫, 法邑ギャラリー, 法邑美智子, 狸小路きみこ, 篆刻, 茶廊法邑
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