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オランウータン飼育日記&円山四季だより

オランウータン飼育日記&円山四季だより

2011年08月26日 の投稿一覧

オランウータンの発情、観察不足だったかな。

 
16日に載せたブログに 「発情?まさかね。」 って書いたけど、本当にまさかだっ

たかも・・・。




 確かこの写真だったかな。 

 ブーブーとレンボーが声を発して少し興奮しているようでした。




 





 
 オランウータンの発情や出産の間隔はボルネオオランウータンで6~7年に1回と

言われています。

 発情の時期を迎えると1ヶ月に1回、2~3日間だけ、受胎可能になり、この時期は

メス自らオスの方に近づいていきますが、普段はオスを避けて生活しています。



 オランウータンは子殺しがありません。

 子殺しの報告は1例もないそうです。 交尾の時も子供が間に入ったりして邪魔を

することがよくあるらしいですが、そんな時でもオスは攻撃的な行動をとることはほと

んどないそうです。 飼育下でも子供に対して攻撃した例はほとんどなく、むしろ飼育

下では大人のオスが積極的に子供の世話をしたり、一緒に遊んだりすることも珍しく

ないそうです。 確かにインドネシアのタマン動物園でも二家族が(成雄はお互い近

づかない)仲良く遊んだり楽しく暮らしていました。 (野生下では大人のオスは、子

供に関わることはほとんどない)

 しかし、母親はオスが子供に近づくことをとても嫌がるそうです。






 レンボーがハヤトを呼んでいます。 早くおいでっ!って、なんか起こっているよう

にみえました。




 弟路郎は鉄棒の間から指を出したりして、そばに来るように誘っているようにみえま

した。 でも、レンボーは危ないから近づくんじゃないよと、ハヤトに教えているように

見えました。 なんか尋常じゃない雰囲気でした。





 今は普段、自由に遊ばせています。 一人で池のそばに行くと遠くにレンボーがい

ても・・・。









 もの凄いスピードで下に降りハヤトをつかまえて背中に乗せます。 弟路郎は池の

近くには居ないのにね。 

 もっとハヤトが小さな時は、レンボーがハヤトの近くに居ても、ハヤトが池の近くに

行くと慌ててつかまえていました。 池の近くには弟路郎はいません。 


 僕はまだハヤトが小さいので、池で溺れたりしないように、池の近くに行ったらいけ

ないよと教えているんじゃないかと思っていました。 でも、最近の観察では、野生の

オランウータンと同じく成オスを避けているように見えます。 


 まだまだ僕の観察が足りないのかな。 観察力か。



 
 
 携帯電話が故障しちゃってさ、直すにしても今使えるお金がないからどうしようか。

 不便だけど我慢するしかないね。 

 まだ寝る時間じゃないけど寝ようかな。明日は今年最後の「夜の動物園」で忙しい

からね。  こんな時は寝るに限る。

毛布の使い方。

 
 野生のオランウータンは雨が降ったりしたら、大きな葉っぱを頭の上にかざしたりし

て雨をしのいだりします。


 
 レンボーは?



 レンボーには毛布を渡しています。 今度、大きな蕗の葉でも渡して見ましょうか。





 一日中小雨の日、普段は庇の下で雨宿りします。 でも今日は丁度いい気温なの

か、庇(ひさし)の外で休息しています。 (ハヤトを呼びに・・・。)











 ハヤトとスキンシップ中です。







 雨が当たらない様に毛布で覆います。

 やっぱり母親だね。ハヤトが雨に濡れない様にしているよ。







 弟路郎の場合、体が大きすぎる?いや、毛布が小さ過ぎるのかな。




 レンボーの場合、天気に関係なく毛布を頭や体にかけています。 日差しが強い時

や雨が降った時もかぶっていますが、毛布をロープに引っ掛けてぶら下がって遊

んだり、毛布で物をくるんだり、毛布を振って意思表示したり、洗濯したりと色々と活

用しています。  

 
 面白い女性だよね。  

 
 一緒に暮らしているハヤトも母親を見て、いつも学習しているので同じような事をす

るようになるのかな。 

 
 もっと驚くような事をするようになったりしてね。

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