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これがなけりゃ始まらない。
Posted by zooyoshida on 2013年3月22日(金) 16:07
両性・爬虫類館の地下には、ネズミ養殖場の他にコオロギ養殖場があります。
これがなければ円山の両性・爬虫類は存族することが出来ません。
生まれたばかりのコオロギから親のコオロギまで、毎日たくさん必要なのです。
シャーレの中に消毒した砂を入れて産卵させます。
凄いでしょう。
砂が見えないぐらいのコオロギの数。
これくらいじゃないと数を賄うことができません。
一年中毎日、産卵させます。と言う事は毎日孵化させてます。
これっ、全部産ませたんだよ。
本来、砂の中に産卵するんだけど、砂の中には卵がびっしりと詰まって、もう産卵す
る事ができません。だから砂の上に産卵しちゃうのです。
この白いのが孵化直後の幼虫です。
卵パックにふっ付いている幼虫です。
凄く小さいでしょう。
孵化8日目です。
孵化17日目です。
孵化23日目です。
孵化28日めです。
かなり大きくなっているでしょう。
孵化32日目です。
孵化43日目です。
孵化48日目です。
この頃になると、もう産卵しているからね。
適正温度が判ればもっと早く成長させることが出来ると思うけど、そんな余裕はありません。
オランウータンのことでせいいっぱいです。
ヤドクガエルの子供たちには、孵化したばかりの幼虫が餌として必要なのです。それもたくさ
んね。 ヤドクガエルの親たちには、孵化しばかりのやつから、孵化数日の幼虫を与えなけれ
ば死んでしまいます。 大昔から小さな昆虫ばかりを食べて生きてきた彼らには、飼育下で大
いやつを食べるからって、与えているとやはり死んでしまいます。体がついていかないんだろう
ね。
ワニの子供からヤモリ、トカゲ、サンショウウオ、カメ等の大人から子供まで、毎日、大小様々
な大きさのコオロギが、彼らが生きていく為には必要なのです。
明日の休み明けは忙しくなるよ。
全部、餌になる彼等なんだけど、なんか飼っている内に可愛くなって、彼らが居心地が良い生
活をするには、どうすれば良いのか考えちゃうんだわ。もっとも、それが上手くいくコツなんだけど
ね。 その分、忙しくなるけどね。
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