札幌100マイル

観光文化情報ステーションstaff日記

札幌市内のイベント&アート&スポーツ&観光情報などをご案内している観光文化情報ステーションのスタッフたちの日記です。不定期気ままな更新です。

2008年12月11日 の投稿一覧

クリスマスアート展


週末、我が家から比較的近い距離にある芸術の森へ。開催中のクリスマスアート展を観に行ってきました。

市内・近郊のアーティストさん達の作品が展示されているのですが、
やはり、クリスマスはいいですね~♪

サンタや、雪や雪だるま、トナカイの絵も、クリスマスらしい配色を見ているだけでも幸せな気持ちになります。

そして、こんなにたくさんの作家さんたちがいるのだな~と、そこにもまた感動です。
工芸、陶芸、絵画、キャンドル、ガラス、etc 色々な作品が並んでいます。


ひとつひとつ、作品に込めた思いと個性が伝わってきます。
加えて、クリスマスアートだからでしょうか・・・自己主張よりも、どの作品にも、大切な人や他の皆の幸せなクリスマスを願っているような、そんな温かさを感じた気がします。
作品によっては販売もしていますので、我が家にもクリスマスコーナーを作りたくなりました。

クリスマスアート展は、芸術の森・工芸館で25日まで開催中。入場無料です。
※お車の方は駐車場料金がかかりますが、1回500円の駐車料金が6回分で1,000円というお得な回数券も販売していました(期限なし)。

☆クリスマスイベント情報も観光文化情報ステーションで☆

昔ながらのしめ縄

20081210-07.jpg
街はクリスマス一色ですが、そろそろ始めておかねばならないのがお正月の準備。
最近では、おせちはなし!あるいはデパートで高級おせち♪
しめ縄も一応飾るけれど・・・今風のおシャレなリース型で・・・そんなご家庭も増えているのではないでしょうか。
(ちなみに、我が家は大掃除もなし!に近いですが・・・)

ただ、この時期
ステーションには「しめ縄作り講座」なる情報がいくつか入って来ます。そう言えば、昔おばぁちゃんの家では冬になると近所の人総出で街で売るしめ縄を作っていたっけ。





そこで、行って来ました!しめ縄作りに。
今回行ったのは、『北海道開拓の村』 
ここは施設全体が開拓期の村になっていて、行くだけで楽しい施設です。


今回の先生は、わら細工研究家の 紺谷 憲夫 先生
市内区民センターなどでもひっぱりだこの先生だそうです。

さっそく講座が始まると、まずは「わら」の準備。
下のほうにくっついている余分な葉(=わらしべ)を手ですぐって除きます。


わらの穂先をねじって持つと、全体に広がって作業が楽になります。


乾燥していると、わらにしなやかさがなくなり扱いにくくなるので霧吹きで湿らせながら木槌で打ってやわらかくします。

その後、奇数(神聖なものなので、数は奇数で作るとのこと)の本数のわらを取り、付け根を仮結びした後、撚って(よって)は綯う(なう)の繰り返しです。






この作業、手と足を使うのですが、足の裏が・・・つりそうでした(苦笑)。
先生のように見事な速さで鮮やかに美しく・・・とは行きませんでしたが、一応、なんとか形になりました。

この日は、全部で4種類のしめ縄を作りましたが、コツを掴めば、縄の綯い方は基本的に同じです。
それぞれの飾りをどこに飾り、どういう意味があるのか、また、たま締め(一般的に玄関に飾る大きな飾りです)に飾るお飾り(おかめ・扇・しで・鯛・松竹梅・※裏白)の意味などをひとつひとつ教えてもらえるのも、体験講座のいいところ。作業しながら先生が色々と教えてくださいました。
本当にひとつひとつ、その意味(=込められた願い)があるのです。
※ちなみに、「裏白」とは植物のしだのことですが、次々と新芽が出てくるので、「幸せが耐えない」ということで縁起物になった説があるとか。
(鯛は、ご存じ「めでたい」ですね)

こうしてたっぷりとしめ縄作りを堪能することが出来たのですが、やはり日本人はすごい!!と、思いました。
お米を作り、そのわらからは、草履や蓑やお正月の飾りを作る。しめ縄だって、ねじも輪ゴムも紐も使わずに、「撚って綯う」ことできちんと形になるのです。

日本人の知恵と、手先の器用さ。季節とともに生きる風習。大切にしたいなと思いました。

こうして、昔ながらのしめ縄が完成いたしました!
その完成したしめ縄は、クリスマスが終わったら、ぜひ観光文化情報ステーションでご覧下さい☆

☆季節の体験講座情報も観光文化情報ステーションで☆


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