『三浦綾子』タグの付いた投稿
塩狩峠 歌碑の森
Posted by 観光文化情報ステーション on 2010年11月22日(月) 12:27
週末は所用で旭川方面へ。
塩狩峠に差し掛かったとき、
空は高く青く澄みわたって
いました。国道からほんの
少し入っただけなのに、
静寂に包まれたその場所に
なぜか強く惹かれ、思わず
立ち寄りました。
←塩狩峠記念館
三浦綾子さんの生家を移築
した記念館が、この先の丘に
静かに佇んでいます。
白樺を背景に、そこだけ時が止まっているかのような家です。
あたりの森には、綾子・光世夫妻の歌碑が点在しており、ひとつひとつ読みながら、
柔らかく堆積した落ち葉を踏みしめていると、敬虔な気持ちになります。
記念館からはJR塩狩駅のホームと線路を眺めることができ、画像におさめることは
控えましたが、線路脇には旧国鉄職員、長野政雄氏の慰霊碑があります。
この事故から小説『塩狩峠』は誕生するのでした。
かつて作家三浦綾子の眼差しは、どのように塩狩駅を捉えたのでしょうか。
小説の舞台にいる。実は初めての経験。
今日のこの風景は、確実に記憶に刻まれました。
こんなことなら文庫を携えてくるんだった…と後悔
このシチュエーション、物語の世界にどっぷり浸る
度合いがすごく深い!
札幌でもやってみよう…と調べましたら、
北大の中央ローンは『氷点』に登場している!!
札幌芸術の森にある有島武郎旧邸はどうかしら。
まずは、観光文化情報ステーションすぐ真上、
大通公園の石川啄木歌碑前のベンチで、歌を読んで
みようかな…
皆さま、そんな読書の浸り方はいかがでしょう。
“札幌まちめぐりパス”を体験! Ⅱ
Posted by 観光文化情報ステーション on 2009年7月29日(水) 15:47
渡辺淳一文学館を出て歩くは中島公園。
相変わらず雨は降り続いていますが
そこは夏の雨。
気持ちを切り替えてしまえば涼やかなものです。
札幌コンサートホール Kitara前に差し掛かると・・・
正面入り口の前には安田侃さんの彫刻があります。
(安田侃さん:札幌駅の西口にある皆さまお馴染みの
白い彫刻(「妙夢」)も有名です。)
歩いていくと・・・
あれれ???
形が変わった!!!
そんな発見があると、自然と公園内のアートにも目が留まります。
そして・・・
ちょうどラベンダーの季節。
しっとりと濡れたベンチもまた素敵です。
そして ほどなく北海道立文学館到着です。
私たちが行った7月8日は、
企画展 語り、継ぐ。―アイヌ口承文芸の世界が開催されていました。(7月20日終了)
※まちめぐりパスに付いてくるクーポンでは、常設展のみが入場可能です。
企画展の観覧には別途料金が必要です。
この日は、常設展のみを観覧。
それでも、じゅうぶんに見応えがあります!!
北海道にゆかりのある作家を中心に明治・大正・昭和・平成・・・の
文学の移り変わりと北海道の関わりについてが
膨大な資料とともに紹介されています。
教科書にも出てくるあの有名な作家達の直筆原稿もズラリ。
◎常設展示室の中では、現在
最後の手紙 1923年の有島武郎と波多野秋子として
有島武郎、波多野秋子の往復書簡を含む二人の死の前後の資料を公開しています。
直筆の資料というのは、ぐっと訴えてくる重みがありますね。
足が疲れてきたら
開放的なロビーで公園の緑と空を眺めながら
休むことができます。
(※喫茶は有料)
ここのロビーでは、
コンサートなども開催されます。
北海道立文学館では8月1日から
特別企画展 没後10年…三浦綾子/いのちへの愛が開催され
期間中、関連事業として
○講演会「三浦綾子とその時代」(8月1日)
○三浦綾子の世界~朗読とチェンバロの調べに乗せて(9月4・5日)
○映画で読む三浦綾子の文学(9月20日)
なども開催されます。
文学は好きじゃないから・・・という方でも
思いのほか、時間が経つのを忘れてしまうかもしれません。
***
さて、朝から立ちっぱなしでじーっと活字を追っていた私達は
昼食タイムとなりました・・・。
次回へつづく・・・
☆札幌まちめぐりパスを使って札幌を楽しもう!観光文化情報ステーション☆