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海と鮭と歴史と夕日…石狩大満喫ツアー(その3)
Posted by yukihana on 2011年9月14日(水) 13:02
季刊誌 KAI× 石狩市とのコラボ企画
石狩の魅力発見!北海道を探しに行こうツアーの続きです。
マウニの丘を出て、バスに乗り込み、5分くらいで、はい到着。
ここからは石狩本町地区の歴史めぐりの時間です。
まずは弁天歴史公園にて、石狩観光ボランティアさんが登場。
最初に弁天社から案内していただきます。
約300年の歴史を持つ石狩弁天社は、松前藩から石狩に派遣された
家臣の願い出によって創建されました。
今回のツアーで初めて勉強しましたが、神様って一柱、二柱・・・って
柱で数えるんですね。この石狩弁天社のなかには七柱もの神様が
祀られています。
主神は名前のとおり弁天様、合殿にお稲荷様、大黒天様、そして
石狩独特の神様である妙鮫法亀様=通称鮫様などが祀られています。
石狩市の観光案内ポスターになる神様・・・鮫様伝とは、
鮭漁業の妨げとなった鮫を神様として祀ることで大漁になったという伝説で
いくつかの由来があるそうです。
社殿内には北前船関係者、商人、役人から奉納された絵馬額、鰐口などが
残されています。普段、神社で見る絵馬とは違うスケールの大きさに驚き・・・
美術館にある絵画に見えます・・・江戸時代の年号が刻まれた奉納品が
多く残されていることに、歴史と繁栄を感じます。
鰐口(わにぐち・参詣者が打ち鳴らす音響道具)は直径47センチと大型で
道内で最大級だそうです。1814年に寄進された鰐口を花子さんと二人で
ゴーンと鳴らさせていただきました。
約300年の歴史に包まれたあとは、弁天歴史公園へ。こちらのなかにある
旧石狩医院の和室を再生
した楽山居。絞り丸太を
使った床の間や付け書院が
あり、持ち送り板、欄間など
意匠を尽くした純和風の
造りです。こちらの和風庭園を
案内していただきました。
石狩湾を想定して造られているそうです。手水鉢の下から聞こえる
水琴窟の音色を楽しんだり、趣きある世界にうっとり・・・
また公園内には、
様々な先人による俳句が刻まれた石碑が。一つ一つ探しながら
歩くのも面白いかもしれません。
観光ガイドさんにご挨拶をして、弁天歴史公園をあとにして
ぶらぶらと歴史通りを歩きます。
最初にこの通りと出会った時に何故、真っ直ぐじゃないんだろう?と
不思議に思いました。この石狩川のように曲がりくねった通りは
街路樹を避けて造ったためにこのような形になっているんですって。
でも、てくてく歩くと、運上屋風造りの弁天歴史公園管理塔にはじまり
芝居小屋風造りの集会場弁天会館、そして石狩ならではの番屋風
造りの番屋の湯、番屋の宿などの建物に会えたりと、面白い!
次なるスポットは・・・旧長野商店。越後出身の長野徳太郎が創業した
商店で明治から大正時代の石狩町を代表する商家だったそうです。
うわぁ、私好みな雰囲気に心が躍ります。一つひとつの小物が素敵。
この座布団に座って「いらっしゃいませ」と言う気分って、どんな感じかしら?
(と、皆様が隣の石蔵にいるときに、一人こっそり座らせていただいた私です)
隣の石蔵では、長野商店にまつわる資料や、石狩のジオラマなどを
見ることができます。
さて、その次に訪れたのは隣設する
いしかり砂丘の風資料館。
こちらでは江戸時代どころか、更に歴史をさかのぼることになるのですが・・・
その話は次回に。