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小樽カメラ散歩 その2 ~伊藤整の文学碑~
Posted by yukihana on 2011年11月4日(金) 09:54
忍路から小樽市街へと車を走らせる途中~
「あ、伊藤整の文学碑を一度見ておきたかったの」と花子さん。
イトウセイ??
小樽ゆかりの文学者さまの名前を知らぬ私。
小林多喜二の後輩で、小樽商科大学を出ているのよ。
チャタレイ夫人の恋人で裁判沙汰になって・・・
説明してくださる花子さんを尊敬の眼差しで見つめました。
ゴロタの丘というところを上がって出会った文学碑。
何故、ゴロタ??
帰宅して伊藤整を調べると~
「雪明りの路」とは、彼の処女作(詩集)の名前だったのですね・・・
それにしても、この年からでも学ぶことはいっぱいあり~
一夜漬けで大学の単位をとってた私は、教わっても次から次へと
抜けちゃう人なのですが~ それでも改めて知ると面白いなぁ。
私は浪の音を守唄にして眠る~最初の一文が印象的です。
この日、ここからの眺める海は、凪いでいて、空と海は青く、そして
一本の銀杏の木が金色に輝いていて、とても美しかったです。
自分だけじゃ、きっと、この先ずっと上がってこなかった坂を
あがって、知らない世界を見せてくれた花子さんに感謝です。