札幌100マイル

~yukihana日記~

マイペースに過ごす日々のなかで、アンテナに引っかかったものを 気ままに紹介します。

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『アイヌ民族博物館』タグの付いた投稿

みんなでつくる東いぶりの旅 ☆ 白老あちこちドライブ ~アイヌ文化篇~

みんなでつくる東いぶりの旅 第4弾はアイヌ文化篇です。
はるか昔、小学生の頃、一度だけ訪れたことのある「しらおいポロコトタン」。
当時の記憶は、木彫りの熊をお土産やさんで買ったことしかなく~

今回、新たな気持ちで再会してきました。


入口を通ると、一番はじめに目に入るのは、高さ16mもの巨大な像。
ポロトコタンのシンボル「コタンコロクル像」です。アイヌ語で「村長」の意味、
アイヌ社会のリーダーは「支配者」ではなく、祭主や調停などにあたる
精神的なリーダーだそうです。

午前中に出会ったポロト湖のほとりにて。

ポロコトタンとは「大きい湖にある集落」という意味のアイヌ語。
集落のなかに、かつてのアイヌの家(チセ)や、アイヌ民族博物館があります。
こちらの案内図をごらんください。

CMのお父さん犬でおなじみの子ども、真っ白なアイヌ犬に会えるよと聞いていましたが、

とっても人懐っこくて、お父さんにそっくりなソラくん。訪れる人を魅了していました。
その向かいには、

山の神である「ヒグマ」が。アイヌ語では「キムンカムイ」というそうです。

この筒のなかにエサのビスケットを入れて落とすと上手にキャッチして食べる~と
いうのにムスメは最初大喜びしていましたが、筒からの鼻息にテンションダウン(笑)
でも入口付近のこちらのコーナーは、4歳児の心をわしづかみでした。
そのほかに、入口受付で「スタンプ&クイズラリー」の紙を渡され、
ポロトコタンのあちこちにかくされた6個のスタンプ&6問のクイズを答えることで
アイヌ語やアイヌ文化に触れることができたようです。

さて、毎時15分からアイヌ古式舞踊(お話と踊り)が、一番手前のチセのなかで
開かれています。
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最初は、昔のアイヌの人々の生活や、風習、行事などを解説者の方から
楽しく分かりやすく説明。アイヌ語、茅葺屋根のチセ、サッチェプ(干し鮭)など、
多彩に紹介してくださいました。その語り口の面白さに惹きつけられました。
ちょうどタイからの団体がおり、神さまを大事にする国の人らしく、通訳の方からの
声を真剣を聞いている姿が印象的でした。

そして、古式舞踊のはじまりです。

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国の重要無形民俗文化財に指定されているアイヌ古式舞踊の中から、アイヌの
楽器ムックリ(口琴)やトンコリ(五弦琴)、イオマンテリムセ(熊の霊送りの踊り)など
数曲を披露してくれます。
ムックリの音の多彩さ、そしてトンコリの響きの優しい音に聴き入りました。
それと同時に、アイヌ民族が、いかに動物や自然を大切にしながら共存していたかを
感じました。 トータル25分ほどのプログラム、ぜひ出会ってみてください。

また、ムックリの製作体験やトンコリの演奏体験、アイヌ文様彫刻などなど
様々な体験メニューがあるそうですよ。トンコリの音に魅了された私、
いつか習ってみたいなぁ。

その後、アイヌ民族博物館にて、改めてアイヌ民族の歴史や、文化と
じっくりと向き合いました。彼らが使用した生活用具や、狩猟用具、宝物などなど・・・

古式舞踊で知った話、音楽を重ね合わせながら、ゆっくりまわると、北海道に
住みながら、これまで知らなかった世界を改めて学びたいなと思いました。
ここから大きくなるムスメにちゃんと伝えられるように・・・

博物館を出て、再びポロト湖のほとりへいくと、夕暮れの空がうつりこんだ
夢のような美しい世界が広がっていました。


足元まで雲が広がる光景に、一瞬、自分が空と空の間にはさまれているような
不思議な感覚に。神さまの存在を感じました(笑)
それも、自然を愛するアイヌ文化を継承するポロトコタンのなかだったからでしょうか~
とても満ち足りた気持ちで、あとにすることができました。

さて、ここで白老巡りはオシマイ~ではなく、もう一つ、虎杖浜篇を次回にて
紹介させていただきます。我ながら欲張りな一日でしたが、白老堪能してきました。

※白老観光協会にてGETした「しらおいイベントクーポン」にて、こちらの
駐車場代300円が無料に&入場料100円引きに。ぜひ活用してください。

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