札幌100マイル

~yukihana日記~

マイペースに過ごす日々のなかで、アンテナに引っかかったものを 気ままに紹介します。

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『札幌芸術の森美術館』タグの付いた投稿

札幌国際芸術祭2014 てくてく散歩~芸術の森篇~

今年の夏もイロイロなものや大切な人たちに会え、バタバタしているうちに
すっかりブログからも遠ざかり(笑)
気づけば9月、季節は秋に様替わり~朝と晩はすっかり涼しくなりました。

小学生になったムスメの夏休みは、幼稚園時代よりも短いうえに、
自由研究なんかもついてきて、思った以上にあっという間に終わりました。
学校から持ち帰ってきた朝顔の成長にムスメ以上に私が夢中になったりして(笑)

そんな今年の夏を更に色鮮やかにしてくれたのが札幌国際芸術祭2014
前回、500M美術館を紹介しましたが、資料館でのサッポロ・エホン・カイギにて
続きのお話しを作ったり、コロガル公園で遊んだりと子どもも楽しめる企画に
参加。他にも絵本作りのワークショップなどにも参加できたりと、あちこちで
様々な芸術と触れ合える機会に恵まれました。

さて、今回は芸術の森美術館での企画展示「都市と自然」を紹介。
最初は私一人で~と思っていたのですが、ムスメも一緒にみてきました。
いくつか、写真撮影OKなものを紹介。

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カラーチャートのような映像(ちょっと目がチカチカしましたが(笑))
幅16mの映像が鏡によって更に大きく見えます。


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切り株に座って眺める真駒内公園の空。鳥のさえずり、風の音、森にいる気分を
味わえました。

ムスメが気に入ったのは二つの企画展示。一つ目は~
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何カ所かの穴から覗きこむと・・・和紙でできた森に出会えました。
白一色なのですが、土や木の感じをちゃんと感じさせる不思議な世界。

そして~ダントツお気に入りだったのが、こちら。
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霧の彫刻。あっという間に辺り一面白い霧に覆われます。
水面をぼわーっと霧が包む過程をみるのが面白く、霧のなかでぴょんぴょん
跳ねながら大喜び(くれぐれも水に落ちないように注意されました)
見たことないけど、雲海テラスってこんな感じに近いのかしら~

終わったあとに、すーっと霧が消え、視界がはっきりする感覚も面白かったです。
まるで夢からさめたような~あれ、幻?みたいな。
私たちが訪れた日は、時折小雨交じりの曇りの日だったのですが、お天気によっても
見え方が違いそう。

後日訪れた野外美術館では~
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こーんなカラフルな彫刻たちに出会うことができ、更に

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こんな風に座って、六カ所から聴こえてくるカッコウにちなんだ歌に耳をすませる~

なんていう体験も。私のイチオシはここだったりします。風がそよそよいってるなかで
静かにはじまり、静かに終わり~鳥の声も一緒にコラボしていて、何だかとっても
優しいキモチになれました。

思った以上に、子連れでも一緒に楽しめた芸術の森での企画展示。
9月28日まで開催、機会があれば、ぜひ一緒に楽しむことをおススメします。

(同時開催している「Sprouting Garden-萌ゆる森-」も素敵でした。
道内ゆかりの作家さん18名の作品展示。大好きな果澄さんの作品もあります。
こちらは11月3日まで~後日紹介します)
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最後に~野外美術館にて見つけた四つ葉のクローバー。
皆さまにいいことがありますように!

 

 

ロベール・ドアノーの世界に魅せられる~札幌芸術の森にて


先週の金曜日、緑あふれる札幌芸術の森美術館へと行ってきました。
この方もレポートしていましたが、「パリに恋して 生誕100年 ロベール・ドアノー展」の
世界と出会ってきました。

パリ周辺を舞台に数多くの傑作を生み出した写真家ロベール・ドアノー
(Robert Doisneau, 1912-1994)の回顧展。40万点以上あるネガから
200点を選んで今回展示展されているようです。

恥ずかしながら、この看板の写真は見たことがあっても、ロベール・ドアノー氏の
名前すら知らず、全くの予備知識なしに訪れた私。

ですが、戦争前、戦争中、そして戦後と激動の時代背景のなかで撮り続けた
写真を見ていくうちに、すっかりその世界に惹きこまれました。
後半の一部以外はモノクロ写真なのに、私の目には全てが映画のワンシーンの
ように見えました。情景、ストーリーを感じさせるんです。
アパートの管理人さんだったり、市場のおばちゃんだったり、通行人だったり~
日常の世界が、モノクロなのに色鮮やかに情景が浮かんできます。
その観察力がスゴイんです。たとえば裸の女性の絵を見ている男の人、
無関心を装う人、顔をしかめる夫人(の横で、盗み見してる旦那さん)・・・
喜劇映画のようで、思わず笑っちゃいました。

報道、広告、ファッション雑誌の写真、様々な分野で活躍されたロベール氏。
だからこそ見る人を意識した写真を撮っているんだなぁと実感しました。
だからこそ見る人の心がこんなに動かされるんだなって。

生涯「私は芸術家ではない」と言い続けたそうです。
壁に彼の言葉がところどころに書いてあるのですが、一番しびれた文章を
学芸員さんから鉛筆を借りて、持っていたレシートの裏に書き留めてきました(笑)

「私の写真は友人への贈り物だ。
写真を見て、私が撮影した時に心の中で微笑んだのと
同じように微笑んでもらえたら嬉しいのだ。
そんな贈り物を、私は与え続けたい。」

私が一番惹かれたのは~やっぱり子どもたちの世界。

これは、ロビーにある「リヴォリ通りのスモック姿の子供たち」(こちらのみ撮影OK)

売店にて、この作品とコラボしたJun's Lightさんのキャンドルと出会ったので
ちっちゃなエッフェル塔と一緒に記念に連れて帰りました。

そして、ロビーでは、もう一つの作品展が。

STVが募集していたカメラに恋して~キッズ写真の入賞作品が。
キッズやKissをテーマにした写真が並んでいて、どれも良かったですよ。

やっぱり私も写真が好きって思いながら、会場をあとにしたら~
緑がとっても眩しかったです。


空の青も!この自然溢れる芸術の森という景色のなかで、出会えた世界に
すごく心動かされた時間でした。

そして・・・夕方、延長保育のムスメを幼稚園に迎えに行き~
今の自分が最も撮ってて 面白くて、愛しい人 と再会。

ただただ楽しくて、ひたすらジャンプする人たち・・・
写真展にて感化されたうえでの写真かどうかはおいておいて~
今の彼らのパワーが溢れてて、自分では気に入っているのでした(笑)

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