札幌100マイル

~yukihana日記~

マイペースに過ごす日々のなかで、アンテナに引っかかったものを 気ままに紹介します。

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2012年06月04日 の投稿一覧

どこまでも優しい味と、細やかな気配りに感動~野草茶房 蓬ほう にて~

お互いの予定が合わず、3月のこのとき以来のランチデート。
せっかくだから二人とも初めてのところで・・・と、雑誌で見つけた候補2つから
こども料理研究家である彼女に決めてもらいました。
予想通り、食いついたのは~店名。「野草茶房!?いいね!!」と。
野草茶房 蓬ほう」さん。

そう、野菜茶房じゃなくって、野草茶房。それって??~ちょっとドキドキ。

場所は月寒の水源地通りから、ちょっと曲がったところ。
幼稚園のクラスメイトもたくさん住んでる付近だけど、その存在は全く知らず。
OPENして1年ちょっとのお店だそうです。


ん?ここ??一見、お店と気づかずに通り過ぎてしまいそうな外見。
そう、住宅をそのまま使っています。だから、お宅に訪問するような気分に。
ガラガラーと開けながら、思わず「お邪魔します」と言いそうに(笑)

玄関に飾られた大輪の花が出迎えてくれました。

こちらのお店、火曜~金曜日までのランチ限定。そしてMENUは
日替わりのランチセットと、日替わりケーキの2種類。
選択肢はないのねーと、一瞬思った気持ちは、吹っ飛びました。

メインのお皿に並んだ品数は、なんと9品。

手前の小鉢から、ぐるーっと時計回りに1周すると
うどの酢味噌和え・うどの皮のきんぴら・わさび菜のサラダ・お芋の胡麻和え・
蕗のグルテンミート和え・お豆のオリーブオイル&塩漬け・インゲンの和え物・
おからのサラダ・真ん中はアボガドと豆乳のゼリー寄せ。
そしてグラスには、自家製の白ぶどうとプルーンで作った酵素ドリンク!
白ぶどうもお庭で採れるらしいし、お料理のなかにも、お庭のなかのものが
たくさん登場。
(これだけの品をどーして打てるかというと、彼女が先にブログUPしてくれたからです。
しかも、もっと詳しく。彼女の記憶力に脱帽&尊敬)


ごはんは、粟ときびと、緑茶と
塩で炊いたもの。

絶妙な水加減で、もちもちなのと
緑茶が入ってるからかな~
それだけで美味しく食べられる味。

お味噌汁のなかには、しいたけがたっぷり~わぁ、ごめんなさい、ムリーと
思ったんだけど、何故だか食べれました。

正直に言うと、しいたけだけでなく、うども蕗も、おからも、そんなに得意ではなく、
よって我が家の食卓にはほとんど乗らないものばかり。お肉は?お魚は?
卵は?って。そう、動物性タンパクが使われていないことってないから。
これ、うちのムスメ、手をつけないだろうなーと思ったのを、深く深く反省
しました。

どれもこれも、本当にじっくりと丁寧に作られていて、一口一口を噛み締めるごとに
体に染み入る感じがしました。うどや蕗の旬の素材の美味しさに感動。

美味しいねー、すごいねーと言い合いながら食べていると、「褒められると
嬉しくなっちゃうから、これも食べてみて!」と、つくしの酢漬けと、セロリの和え物も
登場。9品が11品に増えました。これまた、我が家の食事を思い出し、反省。
「いくらでも作れちゃうし、作りすぎちゃうのよねー」と笑うオーナーの湊さん。

もともと飲食店にいらっしゃったわけではなく、「全然普通のオバサンよ~」と
笑っていた湊さん。人がすごく好き!という空気がにじみ出ています。
自然療法を学んでいらっしゃるそう。

ラストは、ブルーベリーと桃が入ったゼリー。爽やかな味にさっぱり。
そしてお茶も美味しかったです。この内容で800円。

この日は、10名ほどの団体予約が入っていた日。もう一つの部屋には
そのセッティングがされていたのですが、お願いして写真を撮らせていただきました。
いつもの配置とは違うそうなのですが、細やかなセンスに驚き。


お母様の着物の帯や、着物そのものを再現した壁飾り、息子さんの一人が
アジアン雑貨のショップをされているそうで、和とアジア雑貨が融合した世界が
出来上がっています。
20120605-08.JPG
こちらは、どこの書道家さんのものかと思いきや、なんとお孫さんの作品。
気あい、パワー溢れる作品に、こちらも元気をいただきました。
20120605-09.JPG
玄関にもあった言葉、
「出愛い ありがとう」出会いではなく、
出愛いと、愛が使われているところが
湊さんの人柄と、このお店のコンセプトを
表しているような気がしました。

そんな湊さんのブログは
こちらです。


どのお店と出会っても素敵だな、と思うことはたくさんあるけど、
こちらのお店の料理は、今まで出会ったことのないものだったと思います。
精進料理の分野なのでしょうが、ちっとも物足りなくなかったのが驚きでした。
ゆっくりゆっくり味わいに~また行きます。

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