札幌100マイル

観光文化情報ステーションstaff日記

札幌市内のイベント&アート&スポーツ&観光情報などをご案内している観光文化情報ステーションのスタッフたちの日記です。不定期気ままな更新です。

『アート』カテゴリーの投稿一覧

PORTRAITS OF THE EXISTENCE「人・静物・風景の肖像」矢吹尚也 写真展



 気がつけば、
 2月も後半に差しかかりました。
 普段のんき者の私も、雪まつり
 挟んだこの何週間かは
 やっぱり忙しく…

 小休止が必要だ、とからだが判断
 したのでしょうか、
 自然と足が動いていました。

←向った先はこちら

 PORTRAITS OF THE EXISTENCE
 「人・静物・風景の肖像」

 矢吹尚也 写真展



 待っていたのは
 モノクロームの静謐な世界。



 人、静物、風景、‥
 時を刻むように連続して
 作品が並んでいきます。



 そのリズムにゆっくり
 身を任せるうち… 

 安心感にも似た
 不思議な感覚が。

 それもそのはず、
 静物や風景も、人物を撮るのに
 等しい距離感で いつのまにか
 見つめていたからです。



 矢吹さんはこう話されています。

To see a world in grain sand「一粒の砂に世界を見る」視界に入る物すべてが
「世界」とつながっている事を意味するウィリアム・ブレイクの詩の一節の様に、対象が
何であれ、 今、ここに存在するという事の不思議さ、そして、それを見ている自身も
今ここに存在しているという事。
写真を撮るという行為は自分と自分以外の存在が緩やかに「均衡」してゆくという事、
対象となる「そのもの」でなく、寧ろ、その「均衡」してゆく様子と写真の中に見えない
かたちで存在している自身を含む「世界」を撮りたい。

20120222-04.jpg

 不思議な感覚の正体、それは
 すべてのものは繋がっている
 という一体感のような気がしました。

 矢吹さんの眼を借りて、
 「世界」を見つめ直してみては
 いかがでしょうか。


 親切に説明してくださる矢吹さん(右)

 背景も、知らない人を撮る場合、
 その人祖先まで思いを巡らせる
 ことで、その人の存在感がより感じ
 られるポートレートになるのだそう


 ◎明日23日(木)までの開催です。
  是非じっくりとご覧ください。

見納めですよ!急いで~

すっかり、札幌の日常風景となりました、500m美術館
オープンから早3ヶ月、前期の展示は明日28日をもって終了します。
展示入替えがあること、皆さまご存知でしょうか??

ステーションにも、先週末あたりから500m美術館の場所をお尋ねの
お客さまが目立ちます。次の展示が待ち遠しい一方、今一度じっくり
鑑賞すると…うーん。なかなか。とっても良いものです。
柱の隙間からこの↓ライブペイントをのぞくのが好きでした。ちょっと寂しい…

その節は、ぜひ展示MAP(美術館の各所に設置)を入手してご覧くだ
さい。場所のご案内は観光文化情報ステーションにお任せを!

後期展は2月4日(土)から4月28(土)まで。

資料館をARTする。

資料館をARTする。』を見てきました。(会期は1月22日(日)まで)
歴史的建造物である札幌市資料館の、各ミニギャラリー、階段、廊下、
天井、ホール、踊り場、エントランス、外壁…すべてが展示場所です。


 とあるお部屋には
 「扉を閉めてご覧ください」
 という注意書き。

 熊澤桂子さんの作品。



 南と北の階段には
 MIN×MINさんの作品。

 階段上からと下から見る
 のとで、印象が違う。



 入り口を入ろうとすると
 最初に飛び込んでくる
 黄色がまぶしい、
 西村孝子さんのいけばな。

 よおく見ると、その奥の
 螺旋階段手すりに
 何か映っているのです。
 それは・・・・・



 天井まで映りこんだ
 無数の眼眼眼・・・

 一斉に閉じると
 不思議ワールド全開な、
 冨田哲司さんの作品。

 見られている、から
 見返すのだけど…
 数で圧倒される。

とあるお部屋は、壁にChan Hang Fengさんの作品が投影されています。
右下の影は、私の足!他にもイロイロ遊んじゃいました。面白ーい。

2階踊り場で、呉妙子さんのあでやかないけばなに目を奪われつつ、
背景とのミスマッチもグッと来ます。

部屋の真ん中にぽつんと置かれた(浮かんだ?)藤沢レオさんの作品。
ぐるっとまわって見たり、座って見たり。リアルなようで分からない形。
20120119-06.jpg
この他、石川亨信さん、Nukillizoさん、Barry Ashworthさん、
Morgan Wongさん、村元崇洋さん、川上りえさんの作品も展示。
撮影の許可をいただいてご紹介していますが、いずれも資料館で見てこそ!
の完成度ですので、ぜひ実際にご覧ください。

静かに自分の世界に浸りつつ、考える&何にも考えないこともできるART。
雪まつりの雪像制作を横目に眺めつつ、この週末は札幌市資料館へどうぞ。

なお、外壁の映像作品は、機材の都合により20~22日の17:00~20:00頃
投射するそうです。また、この土日にはコンサートもありますよ★

☆キラキラっとアート展☆

皆さま、こんにちは☆
街中はすっかりクリスマス☆
ここ最近は雪も多く、雪国らしいホワイトクリスマスですね♪


 そんな中・・・
 私が昨年から楽しみにしていた
 原画展をご紹介します☆

第10回 キラキラっとアート展
 全国8会場で開催され、札幌は
 マルヤマクラスにて
 12月23日~25日まで開催中☆

 この原画展、
 私は昨年初めて鑑賞しまして、
 大変感激いたしました!!!



 これまでにも、いくつもの作品に
 感銘を受けましたが、
 キラキラっとアート展では、
 子どもたちの溢れる才能に触れ
 深い感動を覚えました。

 会場へ行くと、一人1作品の投票
 が出来ます。

 作者へのメッセージも書き添える
 ことが出来ます!

 メッセージは作者ご本人に渡され
 今後の創作の励みになるそうです。


 私もさっそくじーっくりと作品を
 鑑賞し、投票してきました!
 本日の道新にも掲載された本展。

 開催は明日まで。
 是非行ってみてくださいね☆⇒

 ★★★それでは皆さま。
 素敵なクリスマスをお過ごしください★★★

 Happy Merry Christmas!!

片口普及推進委員会’11-今年は片口すり鉢もあるってサ♪-


 こんにちは。事務局Kaoです。

 先ほどお仕事でうかがった
 アートスペース201さんで
こんな展示会を開催中

 お邪魔してきちゃいました!

 『片口(かたくち)』という器
 皆さまご存知でしょうか?
 とにもかくにも、“そそぎ口”
 のついている器です。

 お若い方には馴染みが薄い
 かもしれません。
 どんな器たちか、ご覧あれ。

会場には大小さまざま色とりどりの片口がズラリ。
本展は7名の陶芸家によるグループ展です。委員長の陣野原さんによりますと、
陳列は作家別にせずあえてランダムにしているとのこと。
確かに、そのほうがぜーんぶ見たくなっちゃいますし、『ビビッ』と自分の
感性にうったえてくる作品を発掘できそう。

片口といいます器は、ホント便利、そして見た目がなんとも面白かわいい。
個人的に片口という器が好きな筆者は、食器と調理器具を兼ねる器として、
ずぼらな自分にピッタリと思っています。しかし、陣野原委員長においては、
普段使う食器は片口オンリー!!卵を溶くのもおつゆを飲むのも片口という
さすがのツワモノ。片口が大大大好きな方です。花器にしても素敵だとか。

その種類も豊富。
ミルクピッチャー風、タジン鍋、ミニミニ土鍋(←作家さん曰く『お鍋の
ときの薬味入れにどうですか?』)、直火OKフォンデュ鍋…
そして、本展のタイトルにもある、『片口すり鉢』。
例えば胡麻をすってそのまま食卓に出せちゃう。
デザインもゆるきゃらにポップなテイストまで、バリエーション多彩。

皆さん、ぜひ若い方に見て知ってほしいと願っていらっしゃいます。
それぞれの作家さんとのお話も楽しく、また、『コレってアレに使えるん
じゃない?』と妄想が次々浮かんでついつい長居しそう。

そんな『片口普及推進委員会’11』は今日から12月6日(火)まで♪
★公式HPはコチラ
陣野原さん、委員の皆さま、ありがとうございました!

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