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サッポロ・ミツバチ・プロジェクト採蜜体験
Posted by vanilla on 2011年7月14日(木) 01:41
去る7/9(土)、サッポロ・ミツバチ・プロジェクトのワークショップに参加しました。
サッポロ・ミツバチ・プロジェクトは、東京・銀座で発足した、
銀座ミツバチプロジェクトの、いわば札幌版です。
今回のワークショップの内容は、某ビルの一室にて、
ミツバチと、このプロジェクトについてのスライドトークと、
別ビル屋上に移動しての、採蜜体験です。
お子さん連れのお母さんも、結構いらっしゃいましたよ。
ミツバチは環境生物で、その数で自然の豊かさをはかれるといいます。
ミツバチが飛べる札幌にすることは、
即ち、札幌を緑豊かな街にしていこう、ということにつながるのだそうです。
「札幌は緑豊かな街」というイメージが強いと思いますが
(私もそのイメージを抱いていましたが)、
実は、東京とは全く比較にならないそうです。
「これ以上、札幌から緑を減らさないようにしよう」
ということと、同義なのかもしれません。
ミツバチはまた、冬になれば寒さから逃れ、
九州などの南の地方に飛ぶのだそうです。
ミュンヘン・クリスマス市で買った蜂蜜は、
まさにそういうミツバチの、労働力の結晶だったのですね。
他、ミツバチはメスの方が圧倒的に多く、体も小さいのに働き者で
(働くのはメスなんだそうです)、
オスは子作りの為だけに、少数のみ残されるようになっているのだとか。
蜂蜜は好きなのに、ミツバチについての基礎知識が殆どありませんでした。
勉強しないと。
パーラー太陽ビルの屋上に、ミツバチの家があります。
TV局が2クルー、撮影に来ていました。
ハチへの接し方をご指導くださった、御年87歳の城島さん。
ご飯に砂糖をかけるほどの甘党で、
「それなら蜂蜜の方が体にいいだろう」と言われ、
養蜂家になられたという方。
参加者は皆、長袖・長ズボン着用でやってきて、
衣服の裾からハチが入らないように、首にタオルを巻き手袋をはめ、
靴下をズボンの上まで持ってきて、足袋スタイルに。
更にネットつき帽子を被り、万全の対策。
噴煙機でハチを大人しくさせます。
この一枚一枚の巣板が、ハチの家です。
いますいます。
「ハチの通り道を塞いじゃいけないよ」と言われました。
スミマセン(ハチに)。
夫、おそるおそる巣板を持つ。
頑張って、こんなところまで巣を拡大しているお宅もありました。
「こんなの初めて見たよ~」と関係者の方。
木枠の縁にある、大きい突起が見えますでしょうか。
“王台”といって、次の王様の控え室なんだそうです。
この間、ハチ達はぶんぶん辺りを飛び回り、
私にとまったものも数匹。
目の前で見るミツバチは、くるっと丸くて黄色くて、可愛かったです。
小さい女の子達が、全くハチを怖がっていませんでした。
むしろ、飛べなくなり足元を力なく歩く、年寄りのハチ達を、
「どうしてハチさん、こんなところにいるの~」と気遣い、
城島さんに尋ねていました。
さて次は、いよいよ採蜜作業。
こんなふうに、蜜蓋をこそげとっていきます。
突起は卵。これを傷つけないように作業するのですが、
「オスは多すぎてもしょうがないから、多少は減らしていいのよ~」と、
城島さんの娘さんの多久島さんの、ブラックジョーク。
蜂蜜の残った巣板は、分離機にかけられます。
これは体験用の手動コースで、ちゃんと効率の良い電動コースもあります。
↑こちらです。洗濯機のような音を立てて回ります。
蜂蜜が出てきました。とろり。美味しそう。
更にこれを漉します。ここでも夫、働いてます。
ハチとは違って、人間は男性も働くんです。
溜まってきました。
お土産に、ミニサイズの蜂蜜もいただきました。
6/1採取の蜂蜜と、6/23採取の蜂蜜。
色の違いがわかりますでしょうか。
ティースプーン一杯分のミツバチの一生。大事にいただきます。
楽しかったので、是非お子さんに体験して欲しいワークショップでした。