札幌100マイル

Keの日Hareの日

日々のあれこれ気まま投稿。yay!

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『レスラー』タグの付いた投稿

映画でブレイクタイム~ブラック・スワン~

札幌シネマフロンティアにて鑑賞。オフィシャルサイト

鑑賞するまで知らなかったのですが、レスラーの、
ダーレン・アロノフスキー監督作品だったのですね。
もともと『レスラー』と『ブラック・スワン』はひとつの企画だったそうで、
言われてみれば、主人公が肉体(と精神)を酷使して、
己の道を最後まで貫くというパターンが共通しています。

そして、物語の終盤近くに主人公が見せる、
「あ、なんだ、そうだったんだ」という安堵にも似た静かな安らぎの表情、
これが用意されている点も。

『白鳥の湖』オリジナルは、
オデット姫にかけられた白鳥の呪いが、
ジークフリート王子の愛によって解かれてハッピーエンドか、
二人とも死んでしまうかの、大きく分けて2パターンらしいのですが、
白鳥だけが死んでしまうというラストは、
この映画の為に用意されたのでしょうか?などと思いつつ
(哀しい)。

実はこの映画、これをカフェ・エキスプレスで頂いた後に、
突発的に観たくなったんでした。
生ドーナツ(ビターチョコレート)ブラックのオーガニックコーヒー


いやホントですて!

100マイル試写会『レスラー』

20090522-16.jpg
        (C) Niko Tavernise for all Wrestler photos

原題:THE WRESTLER  2008年 アメリカ・フランス
キャスト:ミッキー・ローク  マリサ・トメイ  エヴァン・レイチェル・ウッド 他
スタッフ~監督:ダーレン・アロノフスキー
      脚本:ロバート・シーゲル

      
オフィシャルサイト http://www.wrestler.jp/

ミッキー・ローク演ずる、孤独な老いたレスラーの“人生のオトシマエ”のつけ方。
まずはミッキー・ローク。
いっとき(といっても80年代)、ファンでした。・・・変わりましたねぇ。
その頃から知性が感じられたマリサ・トメイが、いい感じの熟女になっているのに。
彼は若い時から、どこかフィーリングで生きてるっぽいところはありました。
それを残酷に映し出したような肉体を使っての、セミ・ドキュメンタリー感のある映画。
今を盛りと透明度のある美しさを見せるE.R.ウッド(『ダイアナの選択』)
との対照も、やや皮肉。

生きることは、死へと向かうこと。
いつか、“死に様”を考えなくてはいけない。それが“生き様”に繋がるのだから。
そう思って観ると、主人公の生き方は寧ろ爽快。
終盤、愛する女の姿をリングから探し、「いない」とわかった時の彼の表情。
ミッキー・ロークの苦笑。
こんな表情が出来る男になっていたならば、波乱と不遇の彼の人生も、
捨てたもんじゃなかったんだろう。
そう思えるほど、格好良かった。
男前な人生を送りたい諸兄、諸姉は必見。

          

              

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