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さけもと銘酒祭inさっぽろ

昨日は、ホテルライフォートで開催された、
室蘭のさけもと商店さんの銘酒祭に初参加してきました。

        

なんでも今回で44回目だそうで。
で 今回のテーマは、 「純米吟醸を燗で!」だそうで。
おお。 私もやってます、家でw
その前日の洞爺湖一泊ツアーから参加されている方もいらっしゃったようです
(編集長が行かれましたね)。

「燗だと酔いのまわりが早くない?残らない?」と よく聞かれますが、
答えはいいえ。考えて飲めばいいのです。
冷やや冷酒は飲みやすく、すいすいいけちゃうので、
許容アルコール限度をかるく越えてしまいやすいのです。
燗だと、ゆっくり じっくり飲むので、いきなり酔いが回ることはない。
日本酒は、お酒の中でも体を冷やす要素の少ないお酒で、
燗にすることで、更に温め効果が増します(食物の陰陽説からきています)。
しかも 実は 割り水したっていいのですよ~
と ここまで言ったら頭の固い方々に驚かれるのですが、
体に無理をかけて飲むお酒ほど、馬鹿馬鹿しいものはござんせん。
百薬の長とする飲み方を、心得ようではありませんか
(と、たまに利酒師らしいことを書いてみたりもする・笑)。

問題は、割り水したり燗につけたりした途端に、ダレる造りの酒があるってことです。
酒本さんは、
「うちで扱ってるお酒にそんなのはない」とおっしゃりたかったのでしょう(想像)。
確かに、出品しているお酒は凄いラインナップでした。
一人で来ていたので、なかなか多くの種類を試飲できなかったのですが、、
途中、祥瑞の店主と一緒に回って利酒したお陰で、色々飲めました。
ありがとう松岡さん。

短時間であれもこれもと飲むのは大変でしたが、
「う~ん 竹鶴さんはやっぱり中華に合う」と、密かにマリアージュもしてました(笑)。
会場で最初に飲んだのは、数年前さけもと商店から取り寄せた事のある鷹勇
俊也(しゅんなり)というお酒、
「この切れ味はどこかで・・・」と思い、「お米はなんですか?」と訊いたところ、
「吟風です。産地が違うので名乗れないんです」とのこと。そうなんですね。
月の輪 純米「若狭屋徳市 丁稚」
なんでも原料米は食用米なのだそう。そのせいかとても飲みやすかったです。

他、個性豊かなお酒が百花繚乱でしたが、私が買い求めたのは、
独楽蔵 円熟純米吟醸 玄でした。
このお酒は、飲んだ時に「牛蒡の煮物に合いそうだ」と思いました。
椎茸や、凍み豆腐も入れた・・・あ、がめ煮なんかぴったりじゃない!
流石 福岡のお酒だ(笑)・・・は ともかくとして、
すごくシンプルな味なんだけど、決してでしゃばらない風情が、
食中酒として理想的だと個人的に思ったんです。
シンプルながら、ある程度円くまとまっている。
そこに料理が入ることによって、完全な円を描くのかもしれない・・・
という期待を込めて、買い上げました一升瓶。

独楽蔵の方からは、
「私達、同じものをもっているのかもしれませんね」と言われちゃいました。
「なんか、他の方々と雰囲気が違いますね」とも・・・これはどういう意味だろう。
この日は他に、寄せ豆腐と虎杖煮をお買い上げ。お買い物デーでした。
明日は一升瓶がご到着。日本人で良かった~。

ワインが恋人(もしくは友人)なら、日本酒は旦那。
ついていきます どこまでも。





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