札幌100マイル

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2010年04月07日 の投稿一覧

人生の荒波を渡ってきた人にこそ観て欲しい映画

  
  『17歳の肖像』(原題 AN EDUCATION)
  キャスト:ピーター・サースガード  キャリー・マリガン  アルフレッド・モリーナ
  監督:ロネ・シェルフィグ  2008年 イギリス

          http://www.17-sai.jp/
 
札幌100マイルの試写会で鑑賞させていただきました。
のっけからなんですが、邦題、いただけません。
『エデュケイション』の方が、個人的にしっくりきます。

内容は、退屈な時代、退屈な環境にある、
好奇心旺盛な、ちょっと頭のいい女の子が、
全くの未知の世界を体験し、痛みと共に世の中を知るという、
ある意味、ティピカルなストーリィ。

「若さゆえの無茶」をしてきた女性なら、
非常に身につまされる映画ではないでしょうか。
実は私もそうです。
私の場合も主人公のように、
勉強ばっかりの奥手な青春時代を過ごしたのですが、
大人になってからハシカのように、無謀なことをしまくりました。
相当、親を泣かせてきました。
無謀な性格に未知の体験が加わると、波乱万丈な人生が出来上がります。
これには年齢は関係ない。

可能性を、とにかく求めて突っ走った。
疑い深くなれば傷つくこともないけれど、
夢を見るのに、信じる事は必要だった。
若いうちなら、まだ立ち直れる。
それをどこかでわかっているから、誰を泣かせても、
「教育」を受ける必要があった。

これは、まだ経験したことのない人にはピンとこない事だし、
さなかにいる人には、「大きなお世話」的な話です。
過去の自分を投影できる、大人の女性に観ていただきたい。

無謀に突っ走ってる時って、周りが見えなくて、
大分経ってから、黙って見守ってくれた人の有り難味がわかるけど、
映画の主人公は早くに気づけたようで、良かったねと思いました
(映画だから、短縮したのかもしれないけれど)。
主役のキャリー・マリガン、演技上手のベビーフェイス!
「見た目子供でも、頭は切れるのよ」という主人公の設定にぴったり!
この女優さん、すごいしっかり者なんじゃないかしら~
頭の良さで、色んな役をこなしていけそうです。

個人的には、スタッブス先生を演じたオリヴィア・ウィリアムズが好みです。


       映画は、4月17日公開。
  ※北海道(ユナイテッド・シネマ札幌)は5月8日公開です。








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