札幌100マイル

Keの日Hareの日

日々のあれこれ気まま投稿。yay!

RSS Keの日Hareの日

日々のあれこれ気まま投稿。yay!

by vanilla

vanilla
プロフィール

画像貼りつぶやき人。札幌から100マイル以内の楽園在住。


投稿したブログ数:1061件

100マイル試写会『ダイアナの選択』

    
              
                
         原題:THE LIFE BEFORE HER EYES
         キャスト:ユマ・サーマン  エヴァン・レイチェル・ウッド
               エヴァ・ムーリ  ブレット・カレン  他
         監督:ヴァディム・ハーマン 
         脚本:エミール・スターン
         音楽:ジェームズ・ホーナー


オフィシャルサイト
http://www.cinemacafe.net/official/diana-sentaku/index_pc.html

これは・・・紹介しづらい映画です。
何故かというと、謎解き要素で出来ている映画だからです。
観ていて、アガサ・クリスティの小説を連想しました。
つまり、迂闊にストーリィを話せないのです。

なるべく地雷を踏まないように粗筋を説明するなら

ハイスクール時代の無二の親友を、学生による銃乱射事件で失った主人公。
「どちらか殺す。どっちがいい?」と犯人に問われ、
「私は死にたくない」と答えたばかりに友人の方を死なせたという、
罪の意識を引きずっている。
優しい夫や可愛い娘がいても、望み通りの仕事に就けても、
「あの日」が来れば苛まれる日々。

「あの時こうしていれば」というのがテーマの映画に『スライディング・ドア』がありますが、
あれよりもっと理不尽で重い、究極の選択。
「どっちも死にたくね~よ」と 私ならキレて自分が撃たれそうですがw
「生死の選択」はどっちを選んでも、その後色々苦しむんだなぁ・・・と思いました。

実は主人公は、このこと以外にも選び取った道への後悔の念がいっぱいで、
それらが絡まりあって、話は終盤へとシフトしていくのです。
私自身があんまり後悔しない人間なので、
「そんなに自分を追い詰めたらキツかろう・・・」と観ていて思いました。
別の言い方をすれば、
後悔を抱えて(共存して)、人は生きていかねばならないのです。
だって、完璧な生き方なんてありえないんだもの。

贖罪の意識って、西洋のものという気がなんとなくします。

主人公の名前がダイアナというのですが、ダイアナはギリシャ神話の月の女神。
タロットカードで「月」の意味するところは、
“不安。怯える。過去の出来事に影響される。家族”

主人公が心の底で拘っていたものは何かを、
垣間見る為の、キイワードです。


コメントをどうぞ

メールアドレス (必須・公開されません)
コメント本文

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

  • スパム・迷惑コメント投稿防止のため、メールアドレスの入力が必須ですが、公開はされません。何卒ご協力のほどお願いいたします。
  • 投稿いただいたコメントは管理者のチェック後掲載しておりますので、即時には反映されません。
pageTop