札幌100マイル

Keの日Hareの日

日々のあれこれ気まま投稿。yay!

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『キューバ』タグの付いた投稿

9月8日はキューバの日、でした。

昨日一日限りのイベントでしたが、
狸小路5丁目の札幌プラザ2・5(旧札幌東宝プラザ)へ、
CUBA THE MOVIES 2011を鑑賞しに、行ってまいりました。

過去ログを見ると、二年前のCUBA映画祭にも行っていました。
Facebookで100マイルさんにリンクしていたお陰で、
今回の、この情報を得ることが出来ました。



        
        会場では、モヒートと揚げバナナをいただく。

キューバ音楽史のショートフィルムが興味深かったです。


こちらは、会場でもらったパンフレット。
10月の札幌国際短編映画祭で、
ここ札幌プラザ2・5がメイン会場になるそうです
(特別会場はシアターキノ)。
HUGマートはお隣だし、最高のロケーションだと思います^^

芸術(と食欲)の秋、ですねぇ~


地下歩行空間で、こちらの芸術にもふれてきました。
JR族の私は、酔っていてもなるべくここを歩くようにしていますw

私的ゲバラ論

ゲバラの名と、あの有名すぎるポートレイトは知っていました。
元々はフラメンコをかじっていたこともあり、
スペイン~中南米の流れで知ったのですが
(フラメンコが縁で知り合った元旦那は、
あのゲバラTシャツを新婚旅行先のパリで買っていた)。

今回、ゲバラの映画
『チェ 28歳の革命/39歳別れの手紙』が公開されるとあって、
二部ともまとめて観ちゃえ~と、第二部が日本で封切りとなったばかりの
昨日の日曜、映画館に行きました。

ら。
すごい人込み。
「この中の半分は『20世紀少年』がお目当てだよ・・・」
「それにしてもすごいよ この長蛇の列は・・・」
列の半ばで気がついた。
「あっ。今日は“映画の日”だ」
1日の日曜日だもの、そりゃ~混むわ。

間に昼食を挟んで、観ました約4時間半。

      
              英国人アーティスト C・リーチによるシルクスクリーン作品
              (映画公式HP http://che.gyao.jp/ より)


映画はドキュメンタリータッチで描かれ、ドラマチックな盛り上がりには欠けます。
長尺のせいもあり、途中睡魔に襲われる可能性も。
しかし、演出を極力排除しているおかげで、
偏見なく史実やゲバラ像に興味を持てます。
実在の人物を映画化することは、難しいもんですね。

アメリカの権威主義
それにのっかった一部の国内権力者による搾取。
「このままじゃいかん」とカストロと立ち上がったのがゲバラなのですが

あれ?
これって 今の時代とおんなじ?
しかも これからの日本とも被りそうな・・・(冷汗)。

映画第一部では
国民の支持を得て前進し、キューバ革命を成し遂げるゲバラですが、
第二部 ボリビアでは余所者扱いされ、
様々な悪条件が重なりゲリラ活動に失敗、
遂に処刑されるまでが描かれます。

ゲバラの活力の根っこにあったのは、“民衆の支持”だったのでしょう。
他人との共感性が高くなければ、
医師としてそこそこの生活を送れたであろう立場を捨てて、
貧しい人々の為に立ち上がろうなんて考えないし、
物資も兵力も不足していた中で、諦めずにいるなんて有り得ない。
ボリビアでは、救おうとしていた人々からの支援を得られなかった。
それが決定的な敗因であったように、私には思えます。

終盤 ボリビア政府軍に捕らえられ、彼はこんな言葉をぶつけられます。
「頼みもしないのに余計なことをしやがって。
お前の冒険はここで終わりだ、外国人」
おそらくこの言葉は彼にとって、致命的だったでしょう。
それでも最後まで、自暴自棄にはならなかった。
その生き様が、彼が英雄視される所以なのでしょうね。
「死に際は潔くありたいな~」と、思わせられた映画でした(理想だけど)。
この映画から、いろんなゲバラ像が紡ぎ出されると思います。

映画の後、狸小路にあるHABANAに行きましたが、ライブが入ってました。
今度友人と一緒に来て、キューバ・リブレを頼むとしよう。



HABANAのHP→http://homepage.mac.com/salsacubana/






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