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北のレストラン
Posted by vanilla on 2008年7月6日(日) 09:52
先のブログで婦人画報の特集から、レストラン バスクを紹介したのだが、
この『北のレストラン』という特集がなかなか奥深い。
地産地消の意義深さと難しさ、
それらと折り合い前進することの素晴らしさが根底にあるのであろう、この特集は、
単なる「地方の美味しいレストラン紹介」にとどまってはいない。
特集冒頭の編集部文責による文章が秀逸だ。
今でこそ地産地消が高らかに謳われているが、
地方の食材をその地で美味しくいただくことの有難さは、
昔から誰もが知っていたことだ。
利益や利便性がそれに紗をかけ、人の目をくらませていただけだ。
感性が人を、暮らしを豊かにするが、
その裏づけとなるのは、実は強固な意志である。
意思薄い感性は、根無し草のように時流に翻弄されるのみである。
意思を持つ者が感性を駆使して生み出したものを、
私たちは、意志を隠し持つ舌先で、味わわねばならない。
ミクロは、マクロに繋がる。
G8サミット開催近し。
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