パリ、恋人たちの2日間
Posted by vanilla on 2008年8月1日(金) 08:03
母とキノで待ち合わせて映画を観た。
『パリ、恋人たちの2日間』。
結構 前評判が高かった映画なので期待する。
パンフの写真は小洒落ているが
内容は、「ロマンチックなパリ」の予想を裏切ること請け合い!w
フランスとアメリカの文化の違いのみならず、
男と女の考え方の違い、
果ては 個人差にまで及ぶ思想のせめぎ合いについて描かれている
(フランスが個人社会の国だから、避けては通れない点だ)。
なので 「外見より中身重視」の映画となりました、という感じ。
私は こういう映画好きだけど、
母にとっては ヘヴィーだったようで(苦笑)。
この映画で 脚本・監督・主演を兼ねたJ.デルピーを
初めてスクリーンで観たのは『汚れた血』だった。
あの色素の薄い感じの美少女が(好みのタイプではなかったけれど)、
このような奥深い映画を作るまでに成熟していたとは。
『汚れた血』で主役を張っていたJ.ビノシュも、いい女優さんになったけど
時というのは 誰にも平等なのね・・・と感無量←おやじか・・・。
私は ちゃんと成熟しただろうか・・・と我が身を振り返る。
含蓄にとんだ台詞が一杯出てくるので
「あ~そうそう。そうなのよね」と どこかで思えるだろう映画である。
中でも J.デルピーのモノローグ
「写真を撮る人は その瞬間を生きてはいない」に ズンときた。
おまけ・・・
上映待ちの時間にキノカフェで飲んだジンジャーミルクティー
サクッと撮りました(笑)。
今は 咽喉からの夏風邪が流行っているそうなので
皆様も ご自愛下さい。
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