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Keの日Hareの日

日々のあれこれ気まま投稿。yay!

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2010年11月01日 の投稿一覧

愛は残ったか?~メッセージ そして、愛が残る



キャスト:ロマン・デュリス ジョン・マルコヴィッチ エヴァンジェリン・リリー
原作:ギヨーム・ミュッソ
監督:ジル・ブルドス
脚本:ジル・ブルドス ミシェル・スピノザ
撮影:リー・ピンビン
2008年 ドイツ・フランス・カナダ


オフィシャルサイトはこちら

自分の死期を悟った時、人は何をするだろうか?
というテーマらしい、とだけ頭に入れて、業務試写会にて鑑賞しました。

しかし、それは間違いでした。
「相手の死期を知った時、自分はその人に何をしてやれるだろうか?」が正解。

たとえば、病気などで死期を告げられている身内や友人を、
どのように看取ってあげようかと考える場面は、
実際 私たちにもありますが、
突然の事故などで、その為の充分な時間が取れない場合、
「あの時ああすれば良かった」と悔やむことがあります。

誰も気づかない他人の死期に、
いち早く気づいてしまうという能力を持った人間を創り上げることで、
「悔いのないよう“その時”を迎えさせてあげよう」という『メッセージ』。
そうすることで、その人と関わった自分も浄化されたいと願うのでしょうか?

だとすれば、J.マルコヴィッチ演じるドクター・ケイが、
主人公にまず伝えなければならないのは、違うことなのではないかなぁ~
と、観ていて思いました。

やはり、「いつ死んでも悔いのないように」生きることが大事なのでしょう。
それでも残った悔いは・・・

死んで幽霊になって出ないように、あの世まで持っていく!
・・・ように、努力します。

映像と音楽は静謐です。
悩みを持つ誰かと対峙している時に、観ると良い映画かもです。


ディノスシネマズ札幌劇場にて 11/6~ 公開



一年ぶりの祥瑞札幌

祥瑞札幌で、かるく一杯・・・いや二杯^^;


一杯目は、アルザスのリースリング。

   
   お通しの味が、より繊細になった気がしました。

シェフが替わられた、というので
「今日のお勧めをハーフポーションでください」とお願いしたら、
たちのスモークが出てきました。
 


まさか、オーダーを受けてから たちを燻るとは思わなかったので、
「煙草・・・葉巻の匂いですか?」と、とぼけたことを訊いてしまった私。
「これは、出す直前にスモークしないと意味がないんだ」と店主の松岡さん。
確かに、時間が経ったらテクスチャーが変わりそうだ・・・



「日本酒でしょ?」と松岡さん(ハイ)
「お勧めのお酒を」とお願いすると、私も好きな大七の生酛が出てきました。
ん?でもスーパーで売ってるものと違い、“クラシック”と書いてある・・・
酒匠の方が、
「これは、蔵で昔ながらの造りをしているお酒のようです。
スーパーなどに流通しているものよりも、糠の香りが強いです」
と、説明してくださった。
確かに、カツンと酸が強い。

お料理はやはり、そんなお酒の個性を邪魔しない、
控えめな繊細さがあると思いました。

カウンターで、私の隣にいらした白髪のマダム。
一人でふらっとやってきて、お食事して帰られたのですが、
自然体の、とても親しみやすい方で、飲みっぷり&食べっぷりが粋でした。
「あのお客さん、いいでしょう。飲み方が綺麗なんだよ」と松岡さん。
確かに 帰り際にひとこと、
「またお会いできるといいわね」は、かっこよすぎます~。

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