2009年09月20日 の投稿一覧
オータム電車でGO!~道産ワインとタパスのリッチな夕べ~
Posted by vanilla on 2009年9月20日(日) 23:53
9月18、19日に運行したオータム電車。
道産のワインを美味しいおつまみと共に 貸切の市電で楽しみ、
且つ グランヴァンセラーの池田氏と
ようこそさっぽろの杉山編集長の語りも聞けちゃうという、
実に贅沢な企画に、初日 参加しました。
ウェルカムドリンクは、オータムフェストオリジナルワイン
岩見沢 宝水ワイナリーのオレンジピンク
http://sapporo.100miles.jp/vanilla/article/134
クロスの色でわかりづらいかも知れませんが、オレンジがかったピンクです。
これには理由があり、黒葡萄だけではロゼが作れなかったため、
白葡萄のポートランドを、黒葡萄の1に対して5の比率で加えて作った結果、
このように特徴的な色と、白葡萄らしい香りのワインが出来たそうです。
宝水という地名の由来は、水が良い土地だから、だそう。
札幌と同じく 石狩川水系の流れに育まれたこの土地では、
色々な作物を時期を空けずに作ることが可能で、
世界的に見てもそのような土地は、北イタリアとカリフォルニアくらいとのこと。
以下、ワインについての説明は主に池田氏、
それにまつわる薀蓄は 博学な杉山編集長の、見事なコラボで運行いたします。
車内はコスモスピンク
刻々と変わる窓外の情景を見ながら、ワインなんて乙です
生演奏つきで!
一曲目は、『あなたがほしい』 あら 私の携帯の着メロだわw
タパスもついてるんですよ
2本目は 十勝ブルーム(帯広市 池田町ブドウ・ブドウ酒研究所)
しっかりとシャンパーニュ方式で作られたこのスパークリングは、ガス圧が高め、
香りが思いっきり林檎のそれで、きりっと辛口。
タパス弁当の林檎とアボカドをもぐもぐ。
「このスパークリングは、道外にばんばん出して良さをアピールすべき」
と、池田氏。
確かに、正統派の品格を感じます。
そして次は
私、歓喜の叫びを上げてしまいました。
洞爺湖農産 月浦ワイン醸造所 月浦 ミュラートゥルガウ
ほんとに透明に近いわ・・・(酔ったせいではなく、電車の揺れだと思いたいブレ)
洞爺湖サミットで注目されましたね。
この透明度は、色が濁らないように、味にえぐみが出ないように、
且つ良質な香りを引き出すために、
果汁を絞りすぎずに作られたからだそう。
私、北海道のミュラートゥルガウはちょこちょこ飲んでますが、
こんなに上質なワインは初めてです。
あの酸っぱさや、石鹸臭がない(どんなのを日頃飲んでいたのやら・・・)。
これはピーマン以外でも合いそうですw
杉山編集長曰く、「ほんのちょっとボイルした、塩だけのボタンエビと抜群に合う」とのこと。
お試しあれ。
そして4本目
反則です・・・。
まさか飲めるとは思いませんでした。
今やあちこちで在庫切れとなっている鶴沼トラミーナ2007(北海道ワイン 浦臼町)。
すみません 贅沢にもどちらもお替りしちゃいました。
左が月浦ミュラー 飲み比べです(至福)。
ゲヴェルツ好きの私にはツボでした。
私見ですが、
ゲヴェルツトラミネールは品のあるワインに仕立てるのが難しい品種だと思います。
栽培も難しいとの事ですが・・・。
このワインは、手摘みの葡萄から作られていて、生産量が少ないのだそうです。
その甲斐もあって、こんなに香気のあるワインになりました。
豚のリエットと合うことといったら・・・
トリは
ふらのワイン 羆の晩酌
エチケットのイラストは、倉本聡氏の娘さんの手によるものだそう
セイベルと山葡萄との交配種・ふらの2号という葡萄で作られました。
面白いワインです。
香りはこっくりとしているのに、酸とタンニンの切れ味が鋭い。
そのギャップが癖になりそうなワインです。
もっと面白い話が盛り沢山だったのですが、とても書ききれませんでした。
ワインのセレクトの凄さも、料理の美味しさも勿論ですが、
このようなシチュエーションだと、また趣向が変わり素敵です。
札幌市の顔として今も走り続けるこの電車、貸切に出来ます。
皆さんもばんばん利用してくださいね。
http://www.welcome.city.sapporo.jp/feature/tram/tram-reserved.html
そして彼も!有難う青柳氏。
オータムフェスト開催期間中、会場のあちこちに出没します。
見かけたら、気軽に声を掛けてあげてください。
飲み足りない酔っ払いの宴は、この後も続きます・・・。