デュルフォール・ヴィヴァンは現在の所有者

「リュルトン」家が取得するまでは「CH.マルゴー」に所有され、

「CH.マルゴー」や「パヴィヨン・ルージュ」の一部として売られていたシャトー。

そのため2級格付ながら、長らくワインとして存在していませんでした。

知名度が高くないため市場での取引価格はリーズナブルですが、

マルゴーらしいエレガントなスタイルの高品質なワインを生産する素晴らしいシャトーです。

セカンドのこのワインは比較的樹齢の若いブドウを使用していますが、コ

ストパフォーマンスの高さはしっかり受け継いでいます。

プラムなどを思わせる心地良い果実香、エレガントな舌触りではじけるような果実味に溢れ、

ミネラルも感じられるワインです。

2013年から100％ビオディナミに転換（2016年に認証予定）し、

ファーストのイメージを踏襲したデザインにラベルもリニューアルしています。
グラス　　１１００円　（ハーフできます）

ｶﾞﾝｸﾞﾗﾝｼﾞｪ　ｳﾞｧﾝ･ﾑｽｰ　ﾍﾟﾄ･ﾅｯﾄ　ｼｬﾝｶﾞﾗ･ﾋﾞｭﾙ 2014　

畑仕事にはビオディナミを積極的に取り入れ、

土壌とブドウの樹にとっての最高のバランスを常に追い求めつつ、

醸造面においてもアルザスの伝統大樽「フードル」でワインを仕込み、

天然酵母、酸化防止剤も最小限に抑えた、

いわば自然派タイプのワインを造ってきたガングランジェが、

試行錯誤の末に満を持してリリースした酸化防止剤無添加の「サンスフル・シリーズ」。

こちらは2011 年が最後のクレマン・ダルザスに代わって、

今後新たにリリースしていくペティアン・ナチュレル。

デゴルジュマンをしていないため、酵母と酒石酸による濁りは激しいですが、

味わいは見た目と違い、まるで搾りたてのグレープフルーツジュースのような

柑橘系のスマートさがあります。

入荷本数が大変少なく、下のお店ではＨＰにも未掲載の隠し玉。

店頭販売は無いそうなので、是非この機会をお見逃しなく。

グラス　　９００円

①　ﾏｽ･ﾍﾞﾙﾄﾗﾝ　ﾍﾟﾃｨｱﾝ･ﾅﾁｭﾚﾙ　ｱﾝｾｽﾄﾗﾙ　(スペイン、ペネデス地方)　

スパークリング白・やや辛口　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

■ ブドウ品種 ：チャレッロ１００％

マス・ベルトランが今までプライベート用に造っていたチャレッロ100％のペティアン・ナチュレル。

軽く残糖のある中辛口ですが、ガス圧は7気圧以上あり

刺激的な炭酸で甘さがマスキングされていて飲み飽きしません。

口に含むと洋ナシや白桃のような瑞々しい果実がふわっと香り、穏やかなほろ苦いミネラルが後に続きます。

泡立ちもきめ細かく、シャンパーニュのように上品でキメ細やかです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

グラス　￥７２０　　　ボトル￥３８００

②　ﾗ･ｸﾞﾗﾝｼﾞｭ　ﾌﾟﾗ･ﾋﾞﾊﾞﾙ･ﾙｰｼﾞｭ　(フランス、ラングドック＆ルーション地方)　

赤・ミディアムボディ　　　　

■ブドウ品種 ：グルナッシュ３４％、シラー３３％、ムールヴェードル３３％

2007年の設立と新しいワイナリーながら、フラッグシップがいきなりＷＡ誌94点を獲得するなど

高得点連発の「ラ・グランジュ」が造るスタンダードクラスの赤。

グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル3分の1ずつのブレンドで、

ハーブのようなスパイシーなニュアンスと黒果実のフルーティーさがお互いを高めあい、

凝縮感とフレッシュさを兼ね備えています。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

グラス　￥６６０　　　ボトル￥２８００

③　ｸﾞﾗｰﾃｨ　ｷｱﾝﾃｨ ｳﾞｨｯﾗ･ﾃﾞｨ･ﾓﾝﾃ　(イタリア、トスカーナ地方)

赤・ミディアムボディ　　　　

■ブドウ品種 ：サンジョヴェーゼ９０％、カナイオーロ７％、コロリーノ３％

この地で5世代続く家族経営のワイナリーが造る伝統的なキアンティ。

サンジョヴェーゼ種を主体に白ブドウを一部ブレンド。

大樽で熟成させる昔ながらの製法で造られるワインは、

イチゴを思わせるチャーミングな果実味に上品な酸味が特徴的。

脇役として様々な料理に寄り添う居酒屋の為のワインです。 
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

グラス　￥５００　　　ボトル￥２０００

④ ﾄﾞﾒｰﾇ･ｳﾞｨﾈ ﾐｭｽｶﾃﾞS&M ｼｭｰﾙ･ﾘｰ ﾄﾞﾒｰﾇ･ｻﾝ･ﾏﾙﾀﾝ
(フランス、ロワール地方)　

白･辛口　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

■ ブドウ品種 ：ミュスカデ１００％

吸収したドメーヌのブランド名「サン・マルタン」を残しているためダブルネームみたいになっていますが、

「ドメーヌ・ヴィネ」では現在合計3つのブランドを所有し、その全てミュスカデというスペシャリストです。

しっかりとした酸がありながらミネラル等の要素でバランスが良く、フレッシュでまろやかな味わいです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

グラス　￥６２０　　　ボトル￥２６００

⑤ ﾌｫﾝｶﾘｭ ﾚ･ﾌｫﾝﾀﾈﾙ ﾍﾟｲ･ﾄﾞｯｸ･ｳﾞｨｵﾆｴ
(フランス、ラングドック＆ルーション地方)　

白・辛口      　　　　

■ブドウ品種 ：ヴィオニエ１００％

ラングドック128軒の生産者により、1901年フランスで初めてのワイン生産者組合として誕生したフォンカリュ。

このヴィオニエは組合に加入するレ・フォンタネルのもので、ダルオモ（樽重）な感じではなく、

品種由来の桃や洋梨、アプリコット等のアロマがストレートに出ているフレッシュなタイプです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

グラス　￥５００　　　ボトル￥２０００

ロブレ・モノでは現当主の祖父の代から、除草剤等の化学農薬を一切使用せず、

月の運行を栽培と醸造に取り入れたバイオダイナミックス農法を実践しており、

現在も土壌の持つ潜在能力を最大限に引き出すべく、この農法は続けられています。

ロブレ・モノのワインは、凝縮された果実と香辛料、ハーブ等の複雑な風味が絡み合い、

スムースなタンニン、ミネラル、そして酸がしっかりと全体を支え、調和を奏でます。

2006のサン・フランソワは一部1級畑のブドウをブレンドしていて、

よりピュアな果実味があり、シルキーなタンニンが印象的です。

―以下リアルワインガイド25号より抜粋―

ロバルデル、ピテュール、オルモーの3つの1erを格下げしたものと村名畑をブレンドしたもの。

格下げの理由は品質ではなく、収穫量が少なかったためのもの。よってお買い得な村名ワイン。

そしてやはりクラスを大きく越えた奥深いきれいな果実香。大地の風味も活き活きしている。

味は甘く、心地良い軽めの酸があり、タンニンはどこまでも滑らかでひたすら旨い。

本当にナチュラルな味わいで、ヴォルネーのエレガンスが遺憾なく発揮されている。

(今飲んで89+　ポテンシャル90+)
グラス　　１６００円　（ハーフできます）

ﾏﾙｾﾙ･ﾀﾞｲｽ　ﾍﾞﾙｹﾑ2013　

現代アルザスワインの頂点を極めるジャン・ミッシェル・ダイス。

アルザスに初めて「テロワール」の概念を持ち込んで大論争を巻き起こし、

遂にはAOC法の改正（ラベルに品種名を表記しなくてもよくなったこと等々）を成し遂げた信念の男。

現在も彼が昔から提唱する、畑の個性に基づく

「プルミエクリュ」を実現させるべく運動を続けています。

また、アルザスの土壌は太古の地殻変動に由来する極めて複雑で多様なもので、

個々の土地の強烈な個性をそのままワインに表現する為、

同じクローンばかりが植えられている現状にも異を唱えます。

こちらはそんな彼が、ベルグハイムの数か所の最良混植区画のぶどうのみを使用し造る

「アルザス・ブラン」の上級作品。

混植されている13種のアルザス系品種は、すべて一緒に収穫され、

醸造も混醸で行われています。

こうなるともう品種の味は二の次で純粋に土地の味を感じることになります。

グラス　　１５００円　（ハーフできます）