ワイン名Empreinteは「指紋」という意味があり、エチケットの女性の顔がリスの指紋となっている。

畑は所有する3つのコミューンのひとつReichsfeldにあります。

2013年同様に軽やかでチャーミングなアルザスらしいピノに仕上がった2014年は、

ショウジョウバエのスズキが猛威を振るった年ですが、

幸いカトリーヌの畑は標高の高いところにあるおかげで

スズキの襲来の前に全てブドウを収穫することができました。

ワインは開けたて少し還元気味ですが、しばらくするとヴァンナチュールの素敵なピノに共通する

オレンジピールやシャンピニオンの官能的な香りが上がり、

柔らかな果実味が旨味を残しつつスッと口の中に染み入ります。

ちなみに2014年は初めて自前のカーヴで醸造した記念すべきヴィンテージ

（それまではご近所さんのカーヴを間借りしていました）で、

カトリーヌ自身が好みとするエレガントで女性的なタイプに仕上がっているとのこと。

グラス　　１２００円　（ハーフできます）

ﾚ･ｶﾌﾟﾘｱｰﾄﾞ　VdF ﾒﾄｰﾄﾞ･ｱﾝｾｽﾄﾗﾙ　ﾋﾟﾉｰｽﾞ　ﾛｾﾞ2014

「ペティアンの魔術師」の異名をとるレ・カプリアードが今回初リリースする中辛口のペティアン。

ブドウは新たな栽培者シルヴァン・リーストからで、

キュヴェ名のPynoz（ピノーズ）とは中世のピノ・ノワールの名称

（オーナーのパスカルはピノ・ノワールでワインを仕込む時は

Pynozという名前にすることを前々から決めていたそう）。

このピノーズのコンセプトは本来、白のペパン・ラ・ビュルのように

「長期熟成に耐える辛口ペティアン」なのですが、

2014年は発酵の勢いが足りず最終的に残糖が27g/Lある微発泡で

中辛口のペティアンに仕上がっています。

ワインはとても繊細でやさしく、味わい的には往年のピエージュ・ア・フィーユにも似ていますが、

ピノーズの方がより上品でフィネスを感じ、白桃のような香りとホッとする甘みが心地よいワインです。

グラス　　１０００円

①　ｺﾝﾊﾟﾆｰｱ･ﾀﾞｽ･ｷﾝﾀｽ　ﾎﾞﾙﾘｰﾄﾞ ﾌﾞﾘｭｯﾄ (ポルトガル)　

スパークリング白・辛口

■ ブドウ品種 ：マルヴァジーア・レイ３４％、ラボ・デ・オヴェーリャ３３％、セルシアル３３％

ポルトガルの地品種を使用し、シャンパーニュと同じ瓶内二次醗酵で造られるスパークリングワイン。

フレッシュな柑橘類の香りが特徴的で、トロピカルフルーツのようなニュアンスも伴う、

フレッシュ＆フルーティー、飲んでいて心地よいワイン。 

スペインのカヴァにも引けをとらないコストパフォーマンスです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

グラス　￥５００　　　ボトル￥２１００

赤・フルボディ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

■ ブドウ品種 ：メルロー８６％、カベルネ･フラン１４％

今、ボルドー右岸でもっとも注目すべき若き醸造家ジャン・フィリップ・ジャヌイクスが手掛ける

「シャトー・クロワ・ムートン」のセカンドワイン。

セカンドと言えど葡萄の平均樹齢は40年に達し、

サンテミリオンやポムロルに所有するフラッグシップワインの古樽を使用。

ブラックチェリーやブルーベリー等の黒果実を連想させる香り。

しなやかな口当たりで、タンニンと果実のバランスが素晴らしいワインです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

グラス　￥７００　　　ボトル￥３０００

③ ｼｬﾄｰ･ﾍﾟｽｷｴ　1912m　(フランス、ローヌ地方)　

赤・ミディアムボディ

■ブドウ品種 ：グルナッシュ７０％、シラー３０％

南部ローヌ地方の名峰、標高1912mのヴァントー山の中腹、

標高300mにある畑で栽培されたブドウで造るシャトー・ペスキエの新しいキュヴェ。

冷涼な気候から生まれる溌剌とした酸、繊細な果実味、優雅なタンニンが印象的で、

南部ローヌの新たな可能性を感じさせてくれる一本です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

グラス　￥５６０　　　ボトル￥２３００

④　ﾄﾞﾒｰﾇ･ｺｱﾍﾟ　ｼｬﾝ･ﾃﾞ･ｳﾞｨｰﾆｭ　ｼﾞｭﾗｿﾝ･ｾｯｸ　(フランス、南西地方)

白･辛口　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

■ブドウ品種 ：グロ・マンサン６０％、カマラレ４０％

フランス南西地方のジュランソンで突出した実力を持ち、

名だたるレストランでオンリストされているドメーヌ・コアペが造る辛口の白。

グロ・マンサンの収量が減った為に復活を遂げた絶滅品種カマラレを40％も使用。

アロマも味わいも清涼感に満ち溢れ、グレープフルーツや夏みかんの味わいを感じます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

グラス　￥６６０　　　ボトル￥２８００

⑤　ﾌｧﾝﾃｨｰﾆ　ﾁｪﾗｽﾞｵｰﾛ･ﾀﾞﾌﾞﾙｯﾂｫ　(イタリア、アブルッツォ地方)　

ロゼ・辛口

■ ブドウ品種 ：モンテプルチアーノ１００％

チェラズオーロとはモンテプルチアーノで造られるロゼだけに使われる特別な名前。

さくらんぼをcerasaと言い、ワインの色がさくらんぼを思わせることに由来します。

こちらのファルネーゼのものは年に数回だけボトリングされ、4月～5月の時期のみリリースされる限定商品。

鮮やかなチェリーレッドの色合いにイチゴを思わせる果実の豊かな香りが特徴です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

グラス　￥５４０　　　ボトル￥２２００

（現在は2人の姉妹、マリー・アンドレ女史とシャンタル女史によって運営されています）。

栽培は極めて有機栽培に近い隠れ自然派で、畑仕事から醸造、瓶詰め、ラベル貼りまで

全ての作業を自ら行い、その仕事には女性らしい繊細さが見られ

彼女達のスタイルとなって表れています。

―以下リアルワインガイド53号より抜粋―
いや～～、ここのACブルは折り紙つきの高品質なんだけど、

この13年はいきなりミネラル感たっぷりのツヤのある香りがすごい。

ちょっとビックリものだ。以前からのエレガンスに大地香もあって、とても充実の香りなのだ。

口に含むとこれがまたメチャ美味しい。

目がきれいに詰まり、味わいも豊かさがキチンとあり、酸が効き、そこにV・Rの風味が見事にある。

素晴らしい品質となった13年だ。未経験の方はここの筋金入りのエレガンスをとくとご堪能ください。

(今飲んで87+　ポテンシャル88)

グラス　　１０００円　（ハーフできます）

ﾃﾞｨﾙﾚ･ｶﾃﾞ　ﾐｭｽｶ2014

アルザス地方で６軒しかないパーカー5つ星（最高）評価の生産者「ディルレ・カデ」。

地元の3つ星レストランを始め、多数の星付レストランでもオンリストされ、

英国王室御用達にもなっています。

オーナー曰く「ベタベタと甘ったるいワインでなく、しっかりとした骨格を持つワイン。

フルーティな自然な香りで、ふっくらとした優しい味わいとコクを伴う心地良よい酸。

いろいろな料理に合わせてボトル１本飲んで楽しめるワイン。そんなワインを目指しています」とのこと。

こちらのミュスカもフルーティな香りが特徴の品種ですが、

綺麗でエレガントな味わいに仕上げていて飲み飽きせずお食事とも合せていただけます。

グラス　　１０００円　（ハーフできます）

①　ｵﾘｵﾙ･ﾛｯｾｰﾙ　ｷｭﾍﾞ･ｴｽﾍﾟｼｮﾈﾙ　(スペイン、ペネデス地方)　

スパークリング白・辛口　　　　　　　　　　　　　　　　　

■ ブドウ品種 ：チャレロ、マカベオ、パレリャーダ

伝統ある家族経営のワイナリーで、未だルミアージュまで全て手作業で行う数少ない醸造所。

このクラスのカヴァでは普通ありえない28ヶ月にも及ぶ長期瓶熟成、注文を受けてからのデゴルジュマンなど、

小規模なワイナリーならではのこだわりを持っていて、格上のシャンパーニュを思わせる味わいです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

グラス　￥５００　　　ボトル￥２２００

②　ｽﾀｰｸ･ｺﾝﾃﾞ　ﾎﾟｽﾄｶｰﾄﾞ･ｼﾘｰｽﾞ　ｶﾍﾞﾙﾈ･ｿｰｳﾞｨﾆｮﾝ
(南アフリカ、ウエスタン・ケープ地方)　

赤・フルボディ　

■ブドウ品種 ：カベルネ・ソーヴィニョン１００％

名門スターク・コンデのバリュー・ブランド「ポストカード・シリーズ」のカベルネ・ソーヴィニョン。

ワインはカシスとベリーのアロマに微かなバニラ香、リッチで豊満な黒系の果実味が印象的。

また、円熟且つしっかりとしたタンニンが特徴ですが、ワインの半分はスレンレスタンク熟成の為、

フレッシュ感も残していて飲み飽きしません。ちなみにコンデさんの奥さんは日本人ということで日本通です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

グラス　￥６６０　　　ボトル￥２８００

③ 北条ﾜｲﾝ　ｺﾝｺｰﾄﾞ (日本、鳥取県)　

赤・ライトボディ

■ブドウ品種 ：コンコード１００％

鳥取県は北条砂丘で栽培されたコンコード種100％で造るライトボディの赤。

搾りたてのような甘い果実の香り、軽やかな酸に控えめなタンニンがバランスよく、とてもチャーミング。

フレッシュ＆フルーティで品種特有の個性ある風味が特徴。

ライトボディなので赤ですが冷やしてご提供します。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

グラス　￥５６０　　　ボトル￥２３００

④　ほいりげ　ｼｬﾙﾄﾞﾈ　(日本、山形県)　

微発泡白･やや甘口

■ 品種 ：シャルドネ１００％

自社農園で育てた完熟シャルドネのみを使用し、完全無添加にて瓶詰めした数量・取扱店共に限定のほいりげ。

シャルドネ種特有のほのかな柑橘系の香りと瓶内発酵由来の炭酸ガスによるフレッシュ感が楽しめます。

糖度の高いシャルドネ種からくる濃い色合いと自然な甘みが特徴的なワインです。

今回、実験的に数か月冷蔵庫で熟成させてみました。どんな風に変化しているかは飲んでのお楽しみ♡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

グラス　￥７２０　　　ボトル￥３１００

⑤　ｼｬﾄｰ･ﾃﾞﾚｽﾗ　ﾄｶｲ　ﾌﾙﾐﾝﾄ　ﾄﾞﾗｲ　(ハンガリー、トカイ地方)　　

白･辛口　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

■ ブドウ品種 ：フルミント９１％、シャルガ・ムシュコタイ９％

パイパー・エドシックを所有するシャンパーニュの名門「ドラン家」が復活させたシャトー・デレスラ。

葡萄はハンガリーの代表的品種「フルミント」が主体。

トカイというとデザートワインのイメージが強いですが、こちらは辛口タイプで洋梨やリンゴ、

柑橘系のフレーバーが漂うフレッシュでフルーティな味わいです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

グラス　￥５２０　　　ボトル￥２１００

①　ｻﾋﾞｱ･ﾋﾞﾊﾞ　ﾌﾞﾙｯﾄ･ﾚｾﾞﾙﾊﾞ　(スペイン、ペネデス地方)　

スパークリング白・辛口　　　　　　　　　　　　　　

■ ブドウ品種 ：マカベオ、チャレッロ、パレリャーダ

ペネデス出身の有志4人が集まり、ビオロジー栽培にこだわって造ったカバ

（オーナーのフェルナンデスは、毎日趣味の山歩きをしながら所有する畑の観察をするのが日課とのこと）。

こちらは15カ月以上熟成したレゼルバで、きりりと芯がありながら、泡はやわらかで繊細な味わいに仕上がっています。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

グラス　￥６４０　　　ボトル￥３２００

②　ｶﾋﾟｽﾄｩﾗﾆ　ﾂﾙﾆ　ｾﾚｸﾃｯﾄﾞ　(クロアチア、イロク地方)　

赤・ミディアムボディ

■ブドウ品種 ：フランコフカ７０％、カベルネ・ソーヴィニョン３０％

クロアチアで最も古くから続くワイナリーが造る赤。畑に植わるブドウは全て自根

（フィロキセラの被害もクロアチア東部では地質・気候的要因等の関係でブドウが生き残り現在に至ります）で、

収穫は全て手摘み。

発酵・熟成は3000リットルの大きさのスラヴォニアオークの大樽で12カ月行います。

野生の赤や黒の果実の凝縮感、程よい樽由来のウッディな香り、スムースでまろやかな綺麗な果実味が特徴です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

グラス　￥６６０　　　ボトル￥２８００

③ ｵｰﾄ･ﾘｰｼﾞｭ ｶﾍﾞﾙﾈ･ｿｰｳﾞｨﾆｮﾝ/ﾒﾙﾛｰ (ﾌﾗﾝｽ、ﾗﾝｸﾞﾄﾞｯｸ&ﾙｰｼｮﾝ地方)　

赤・ミディアムボディ　　　　　　　　　　　　

■ブドウ品種 ：カベルネ・ソーヴィニョン５０％、メルロー５０％

昔ながらの手法で育てられた葡萄をステンレスタンクで発酵させ、フレンチとアメリカンオークの木樽で6ヶ月間熟成。

南仏の日差し、葡萄の病害を阻む乾いた風、健全な環境で伸び伸びと育ったブドウで造られたワインは、

カシス等黒系の果実味に溢れ、甘いタンニンがワインを引き締めます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

グラス　￥５４０　　　ボトル￥２２００

④　ｱﾃﾞｰｶﾞｽ･ｶﾞﾚｰｶﾞｽ　ﾊﾞｺﾞ･ｱﾏﾚｰﾛ　ｱﾙﾊﾞﾆｰﾘｮ
(スペイン、リアス・バイシャス地方)

白･辛口　　　　　　　　　　

■ブドウ品種   ：アルバニーリョ１００％

かねてより「量より質」の方針でアルバリーニョの名品を生み出してきたアデーガス・ガレーガスが、

サブゾーン「オ・ロサル」のアルバリーニョを100％使用した新作。

この地域のアルバリーニョの顕著な特徴である「花の香り」を最大限に表現することをコンセプトとしていて、

白桃やグレープフルーツ、完熟リンゴ、マンゴーなどを思わせるふくよかなアロマに加えて、

ラベルさながら花束のような芳香が楽しめます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

グラス　￥７２０　　　ボトル￥３１００

⑤　ｲﾙ･ﾌﾟｰﾓ　ｿｰｳﾞｨﾆｮﾝ･ﾏﾙｳﾞｧｼﾞｰｱ　(イタリア、プーリア地方)　

白･辛口　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

■ブドウ品種 ：ソーヴィニョン・ブラン５０％、マルヴァジーア・ビアンカ５０％

「良いことが起こる象徴」とされる花のつぼみ型の置物「プーモ」をモチーフにしたワイナリ―のベースワインシリーズの白。

フレッシュな酸味とフルーティな果実味を得る為に収穫のタイミングを分けるこだわりで、

南イタリアでは難しいフレッシュ＆アロマティックなスタイルを実現。飲めば良い事が起こるかも？！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

グラス　￥５００　　　ボトル￥２０００

1985年からビオロジックやビオディナミの哲学に則した有機農法を開始し、

1996年からビオディナミを採用しているブルゴーニュにおける

ビオディナミ生産者の草分け「エマニュエル・ジブロ」。

ブドウは手摘みで収穫後に選果し、大部分を除梗。木製の開放樽で発酵し、

ルモンタージュと伝統的なピジﾔージュを行い、アロマ、タンニン、色合いを自然に抽出。

フリーランと一度目のプレスジュースをアッサンブラージュし、

ピュアさとミネラル感を損なわぬよう3年樽で12ヶ月間熟成。

やさしく甘やかな香り、薄くピュアな液体はどこまでも優しく、体に染み込んでゆくような味わいです。

もう本当ロゼかと見紛う程の色の薄さですが、そこに濃縮された旨味がたっぷり。

下の店長的にはドストライクとのことなので、好みの合う方は是非お試し下さい。

グラス　　１３００円　（ハーフできます）

ｻﾝﾄ･ﾊﾞﾙﾌﾞ　ｳﾞｨﾚ･ｸﾚｯｾ　ﾁｭﾘｾ2014

ドメーヌ・サント・バルブは、現当主のジャン・マリー・シャラン氏が2001年に父のドメーヌから独立する形で設立。

元々はヴィレの協同組合長を務めていた祖父がブドウ畑を所有しており、

現当主が独立した2001年から急激に品質が向上し高い注目を集めるようになりました。

本来であれば父親のドメーヌを引き継ぐはずでしたが、

有機栽培に興味があった彼は独自の考えでワイン造りをすべく自身のドメーヌを創設

（2003年にはエコセール認証を取得）。

ブルゴーニュ通から厚い信頼を寄せられる｢リアルワインガイド｣で大絶賛され、

表紙を飾った「レピネ」の上を行くドメーヌの最上級キュヴェがこの「チュリセ」で、

葡萄の平均樹齢はなんと100年！

ワインはピーチやアプリコットなどのフルーツのアロマに加え、

トースト香やミント･アニスのニュアンスも感じられます。

ブドウの力がみなぎり、ピュアな果実味と力強さを併せ持つ流石の仕上がり。

2014年は生産者曰くグレートヴィンテージになったとのこと。

RWG誌で過去最高の出来と言われた前2013年を上回る品質！？

グラス　　１３００円　（ハーフできます）